KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

D40

2012-05-30 | KOFUKU日記



《マイcamera*相方さんからの贈り物 NikonのD40》


月曜日、久方ぶりに病院の診療に行くことが出来ました。
今回は自分の核となる部分を超否定、いや、
先生は、そういうのは受付ねぇぞ、って意思表示を受け、
まあ、アタシって人様から見たら駄目なのねぇ、
と感じるに至っただけでしたけど(^_^;)
まあ、行けたって事が、大きい事でありました。

なんてったって、ここに越してきてから
特に年を越してから、ぜえったい会わなくてはならなかった人以外に
自分から行って会って話をした、貴重な人なのですもの。

そう、私は何を隠そう(隠してないけど)「ヒッキ―」であります。
好きで引きこもっているわけじゃないけど、嫌いでもない(^_^;)
今は外界を全くと言っていいほど求めない心があるのです。
というか、直接に会いたくないし、話したくない。
決して人が嫌いとか会いたくない訳じゃないけど、
今は安心できるところに一人、犬とじーっといるのがイイのです。
なんていうか、自宅にいる、っていうこの感覚が一番安心する。
自然があって、住むところがあって、犬と家族が居たらなんもいらんわ…
そんな感じ?(^_^;)



《家はいい、のどかだし…》



《軒にはこいのぼりも泳いでるし…》

 

《実家の庭には作物も実ってるし…》



《野の草も咲きまする》


そんなわたくし目は相方さんの帰天からあと半年で
もう2年にもなろうとしているのに、出来ないことだらけです(-_-;)
いろんな事に適応するのがすごく難しいノダ、、、。
ため息ついても、どうにもならず、、、、。

先日、知り合いの俳優さんが「思い出のあるものを捨てられない」
ってツイートしてらっしゃったのですが、解るなぁ。
私もそうで、越してくるまでに片づけろと言われたものを
整理することが身を切るようにとっても辛かったのを思い出します。
それでも半分以上、それこそ清水から飛び降りる様にして整理して、
残りを持ってきたんですが、全部で8トンだったもんね(・。・;

2人の人を見送って、そしてこういう風に遺品を持つ身になって思うのは
自分に別れの時が来たとき、人に託せないものは、
難しくても整理しておいた方がいいなって事。

だから少しずつ整理もしなくちゃと思うけれども、
やっぱりこれだけたっても見られないもの、触れないものが多くて…。

だってねぇ、相方さんは魂で生きる人だったから
写真じゃなくて。生きてるみたいなんだもん。


帰天した相方さんは写真が大好きでした。
高校に合格した時に買ってもらったNikonのF2と言う
一眼レフを大事にしていましたが、それを始めに、
足しげくカメラ店に通ったり、ネットに張り付いて
F3、D2Hs、それに付随する備品や三脚と、少しずつ集めて行き、
そして、ほんっとにただひたすらに「ぴーちゃん」を写してました(笑)
そんなに好きかい!と突っ込みたくなるくらい(^_^;)
毎日毎日ぴーちゃんを写してましたね~。
出来上がった写真を嬉しそうに見ては丁寧にアルバムに貼る姿を思い出します。
(本当に毎日か!と言うくらい現像だしてました・笑)

そんな彼は不思議なことに亡くなる一年前くらいから、
家の中や、自分の車なんかも一緒に撮るようになりました。
亡くなる数か月前には滅多に贈り物なんてしない彼が
突然、私にもこのD40と言うカメラを買ってくれまして。
毎日何度も病院であっていたのだから、教えればいいことなのに、
今は売っていないD40専用の解説書もネットで必死に探してくれて
カメラと一緒に渡してくれたのです。

D40は他のデジタル一眼レフより、ずっと小さくて
私でも片手でつかめるサイズのカメラです。
今、この小さなカメラを見る度に、
このカメラは彼が私を思って選んでくれたのだなぁ
と思うのです

病身だったにも関わらず、一緒に写真を撮りに行こうと言い
一時退院の度に自分の車を運転し、私とぴーちゃんを乗せて、
あちこちに写真撮りに行きました。
そして最後の日々にはぴーちゃんだけでなく、
私の写真も結構写していったのでした。

いま思えば、彼がフレームに収めた風景はフイルムでなく、
彼の魂に写していったものだとわかります。
今も向こうでその風景を愛おしそうに眺めている気がします。

亡くなってから、彼が整理しきれていなかった写真とか
代わりにきちんとしておいてあげなくちゃと思い、
早々にアルバムとか購入したのでしたが、
当の写真が見られないんですよねー(^_^;)
なんだかねー、寂しーくなっちゃってねー
・・・・・・
で、今も見れないままなのデスわ。

だから、カメラもずっと触れないまま、箱に入れて、
時々、湿気取り替えて、埃払ってが精いっぱいでした。
ご家族は使わないなら売ったりすればいいよ、
とも言ってくれたけど、それは無理。

でも、カメラが語りかけてくるんですよね。
カメラがって言うより、相方さんが、だなー。
「せっかくなのに撮りなよー」って。
で、時々、出して写してみたりもしたんだけど難しかったですね。
それで、すぐしまっちゃうの繰り返しで。

でも、このところ、ちびちびさんたちがお生まれになって
写メを頻繁に撮るようになったのですが、
彼らは動きが早いし、しかも、うちの子、お顔が黒いので、
写メではうまく表情が写らないんです。

一眼レフなら写せるかもと思いましてね、
それがきっかけで、一年半たって、やっとのこと、
カメラを出して自分の傍に置けるようになりましたのデス(^^)

最初の頃はやっぱり切なくなることが多かったのですが、
写メ(ちなみにケータイも形見を使っています)と同じく、
自分の写したものが天国にそのまま届くような気がして、
手紙の代わりのような気持ちでシャッターを押せるようになりました。
今はもっぱらこのD40を活躍させています。

 

《眠るちびさんたちを写したり~》

 

《大好きピーちゃんを写したり~》



《ちびさんの成長記録を残したり~》

オートなので押せばきれいに映ってくれるカメラなんですが
最近は、画家でもあった相方さんが良く言っていた
フレームに収める時の写り方が気になるようになって
相方さんの買ってくれた本を取り出したりして、
マニュアルとかやぼかしたりして撮れる様に
少しやり方を読んだりもできるようになってきました。
なんとなく相方さんも喜んでくれている気がしています。



《こんなぼけ写真も撮れる様に~、これは水栽培のバジルのお花》


私は手が小さいので、今は買ってもらったD40だけを使っているのですが、
メンテナンスや湿気とりだけはしっかりとしておいて
ゆくゆくはF3やD2Hsも使えるようになったらいいなぁと思っています。
でも、今は思ってるだけで、いじってもいないんですけどね(^_^;)

長い付き合いの中で彼が私に買ってくれたものは、
自分が幼い頃、一番読んでいたお気に入りの絵本と、
仕事が成功するようにとお守りのぴーちゃんにそっくりのキツネのストラップと
婚約指輪代わりの銀のブレスレットと、このカメラと、
二人が仕事帰りにいつも寄ったラーメン屋さんのどんぶり
(病院から内緒でワザワザ取り寄せてくれた・笑)
そして、最後の最後の贈り物がぴぴちゃん。

彼の買ってくれたものと手元に残された彼の絵だけは
二人の思い出の中に深く深く在るものなので
どこでもなくワタシとぴーちゃんたちの傍に置いてある事が、
相方さんも一番喜んでくれる気がするのでありました。


ところで最後の日々に相方さんの残した写真の中の私は、
殆どがぴーちゃんと一緒に居るところと、
車で彼の隣に隣に乗っている私と、
このD40で何かを写している姿なのでした。
多分、それが相方さんが一番目にして、
一番ココロに残しておきたい姿だったのだろうな、と。

せっかくの贈り物、D40。
相方さんが写していたようなココロで撮れたらいいなぁ。
日々の記憶を切り取るように。


まだまだ、こんな感じで、見たり聞いたり、
したりすることが出来ないことも多いのですが、
時間が経って出来るようになることもあれば、
何か対策がとれるようになることもあると思うし。
焦っても、どうしようもない事をあがいても仕方ないし。
明日はあるのかなんて誰にもわからないし、
何が起こるかなんて、殆ど読めないし。

それならば、D40を抱えて、ちびさんたちと一緒に、
記憶を切り取りながら、今は今の精一杯で歩いてみようと思う、
そんな今日この頃の私なのでした。

大きくても、小さくても

2012-05-30 | KOFUKU日記


《“くまたん”じゃないでちよ!“ろまたん”でちよ!》

先日、メリダとおそろしの森のPVを観てたら、
うちのジャンボちゃんたち(笑)にソックリな
三つ子のクマが出てきて家族一同で大うけでした。

コレです(笑)



《イラストじゃなくて本物は動きとかももっと似ています(笑)》


えー、先日、国内で初めてお生まれになったトキのお子様方も
あっという間に成長され、本日、無事に飛び立たれたとか~。
うちのちっさくないパピー(一応)たちもトキちゃんに負けず、
これでもかぁ!と言うくらいにまだまだまだまだ成長中。
既に「デカチー」ならぬ「ジャンボ」いや、「メガチー」です(^_^;)

 

《メガ級のジャンボチワワのお子様方》
《写真の写りにによってはどれがお母さんかもうわかんないじゃん、ねぇ?(^_^;)》


だって、まだ2か月たたないのに3匹そろって1キロ越えだもの(笑)
成犬で800グラムの子もいますのにね(笑)
もしかしたらチワワとは名ばかり、柴犬とか、
シベリアンとか、サモエドとかの子なんじゃないかと…(笑)
まあ、親が自分ちの子ですから、それはないんですけどね(^_^;)

しかしながら、ピーちゃんの5,6か月の時より断然大きく
(ピーちゃんはかなり小さかったので比較にならないけど)
大きめ子チワワだったピピさんの同じ頃よりも全然でっかいです。
しかも既に2か月とは思えない動き&食欲!圧倒されますよぉ(笑)

 

《でもまだ中身は赤ちゃん(^_^;)かーたんのおっぱいに飛びつきます》
《でもデカいので、身体能力ありすぎて、
こんなアクロバティックな飲みっぷりもOK!(笑)》
《でもまだまだ甘えん坊、とーたんとねんね~~~》


とにかく今までの経験にないほど、あまりにもでっかいので、
うーん、これは大丈夫かぁ?と心配に思っていたら、
お医者さん曰く、チワワのわんこちゃんは2か月で
生まれたときの15倍くらいになるのが健康的だそうな。
それでいけば、2キロは超えても大丈夫だろう、って話しなのかしらん?(笑)
(生まれたときも大きくて200グラム前後だったので。
すでにここから普通の2倍であった…笑)


チワワ飼いの友人にも聞いたら、うちの子は2か月ちょうどで
既に2・3キロ位あった子もいるから大丈夫よ~普通よ~って(笑)
その子は現在りっぱなデカチーに成長(笑)
でも4キロで止まったそうです。
大きな赤子は皆、デカチーになるのかと思いきや
2か月で1・5キロだったけど、大きくなったら
2・3㌔で止まった子もいるそうでございます。

まあ、成長した際の大きさは今ではあまりわかんないって事でしょうけど、
うちの子はパパもママも大きめ(とーたん3・6キロ、かーたん3キロ
しかし、じいちゃん、ばぁちゃんは2・5~2キロ以下なんだけどね…)
手足、耳も大きめなので、もしかしたら親以上に大きく育つかもなぁ(^_^;)

 

《とーたん*まろくんとかーたん*ぴぴさん》
《とーたんはいつでもかーたんにラブラブなの(笑)》


でも、これはピーちゃんとピピちゃんを比べて思う事ですが
ちょっと大きい方が体調が安定してて断然病気とか怪我はしないですね。
やっぱり、大きくても小さくても健康が一番ですね。

今、ピーちゃんは年齢的にもちょっとぽっちゃり3・1キロなのですが
自宅で育って、2歳超えるまでは2キロありませんでした。
骨格も細くて、折れそうな感じで。
小さいとき、極小というくらい小さかったので
(2か月で400グラム、今のちびたちの3分の一でした)
成長時に小さすぎて未発達だったので内臓のトラブルが多く、
一度は不治の病に侵され、本当に死にかけたし、
やはり今でも、腸や気管が弱いのですよ。
お医者さんにも小さすぎるのもねぇーと言われてました。

でも10年前にソウルメイトだったパートナーを失って
一緒に鹿児島や北海道に渡ってから、外で走ったり、
お日様に当たるようになり、骨格が育ち始めました。
一昨年なくなった相方さんとアウトドアするようになってから
更に骨が大きくなって、今のしっかり体型になったのですが、
思えば2・5キロを超えたあたりから、あまり病気をしなくなりました。

今ちっさくてひ弱ちゃんでも、成長過程で沢山のお日様を浴びて
適度に運動などをしていれば、自然と身体が元気になるのかもですよ~。
経験から、やっぱりお日様の下でノビノビってのはいいんだと思います。



《北海道に渡った日のピグ姫2歳、ちょうど2キロになった頃》

↓(そして10年近くの歳月が流れ…)



《現在、りっぱに成長されたピグ姫さま。完成されたお姿に。》


ピピちゃんは2か月ワクチン時で650グラム、普通でした。
多分、今のちびさんたちと同じくらいの大きさになったのは4か月くらいかな?
うちのメガチー3匹ちゃんは現在ピピさんの4か月の時と同じくらいの大きさデス。

ぴぴさんもお迎え時には骨や筋肉系の疾患など、
あちこちに結構なトラブルが在りました。
でも彼女は食欲が旺盛で、運動も大好きだったため、
お迎えしてからはドンドン育ち、骨格がしっかりと発達して、
(特に4か月目から9か月目くらいまでに1キロ位から
3キロまでに成長と、すごい成長ぶりで御座いました)
骨や筋肉で問題だった部分は骨や筋肉の成長により
現在は完全に問題がなくなりました(^^)
今は健康体なので腸や気管も強く、病気もまずしないです。
貧乏な乳母(笑)には、それはそれはありがたい事なのですわ~。


でも何よりもですね、可愛さに大きさ関係ないですね!
小さくても、大きくても、元気でシアワセでいてくれたらそれが一番!
もし病気やトラブルがあっても、愛情を注いで面倒を観ればいいだけです。

彼らは自分で出来ない事がいっぱいあります。
その彼らの代わりをしてあげる為に、人間の心や手はあるのですもんね。




《大きいけど、まだまだベビーちゃん(笑)》
《洗濯もの入れ用のバッグの中で熟睡のふうたん》

「こうして抱っこされるために、愛されるために、この命に生まれてきたのよ」

これはうちのちびに心友がかけてくれた名言です(^^)
で、あれば~、愛するために私たちはいるんだぜぃ!(笑)

でも、これ大事ですね~。
犬や猫を見た目だけで判断するようになったら悲劇が増えますから。
我が家は昔から、すごい数の動物の保護と言うか同居をしてきましたが
そういう悲劇にあった子を今まで何匹も会いました。
大きくて可愛くなくなったからと捨てられちゃったレトリバーとか
ご飯をたくさん食べるからと引っ越しで置いて行かれたセントバーナードとか。
兄弟げんかで目がつぶれちゃったからと保健所送りにされそうになったマルチーズとか。
猫たちもそういう子がいっぱいいました。みんな可愛い子ばっかりでした。


愛玩動物…
人間がこだわりを持ったり美しさを競うのが悪いとは言わないけど、
だからって、見た目で個体を差別したり、イノチを粗末にしていいわけがない。
そんなのは絶対にダメだ。私はそう言い切りたいと思います。

イノチと向き合い、一緒に暮らす家族でなく、
ファッションの一つとして扱われるのは悲しいものです。
そういう扱いを受けるちびさんたちが、
この世からいなくなるといいなと思います。

大体ねえ、そんなことしてると、人間もね、
宇宙や地球からおんなじことされるんだよ。
私はそう思う。

小さいものの歩みに足を合わせるのは、大きなものの務めです。
動物たちだけじゃなく、すべてのイノチにこれは当てはまりますね。

せっかく出会えたイノチだから、これは本当にエライ事だから、
今ある危険から出来るだけ守ってあげたいと思う。
それは人に対しても、自然に対しても、そうでありたいと思うのです。

こんどチワワ(並びに動物ちゃんたち)と暮らしたいと思ってる皆様。
小さくても大きくても、病気があってもなくても、
精一杯の愛情を持って一緒に歩いてくださいませね!



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