ヒョウタンの絵付けには色々な技法があるのですが、その中の一つ『墨流し』で今年収穫したヒョウタンの絵付けをしようと考えています。
数年前に油性塗料でトライしたが良い結果は出ていないし塗料の価格、後始末などテクニック以外の問題もあり今回は別の塗料(絵具)でトライしてみました。
水をはった黄色い丸バケツの中心に墨流し用絵具を落とすと円周方向にスッと広がって行く(バケツが黄色である必要はない使えるものがこれしかなかったから)。同じ様に数色の塗料をおとし割りばしの様な棒で水面を静かにかき回すと写真の様な墨流し独特の模様が出来ます(絵具を水面に落とすと大半は沈んでしまうため付属のフロート紙を使う、この絵具は比重が水とほぼ同じなのだろう)。水面の模様を転写するのですが今日のテストは紙(ペーパー)で行います。
模様が綺麗に紙に転写出来ました、紙は半紙です。水に弱いのでピンセットでつまんだ部分が切りています。
今度はコピー用紙でやってみました。ピンセットで端をつかみ水面から引き揚げた瞬間は綺麗でしたが紙表面の水分が重力で下に流れると共に鮮やかな絵具も流れ、混ざり合った絵具はくすんだ色に変化し真っ白だった紙はこんな状態に。
テスト結果としては吸水性が高く水に強い紙が必要な事、とりわけ和紙や布が良い素材のようだ。従いましたヒョウタンの様な吸水性のない物には使えないという事です。
使った絵具はこれですメーカーは墨運堂、この絵具メーカーでは専用紙を別売りしている。