ヨシムラ・サイエンス・ラボ

身近な物を材料視点で解説「サイエンスライター」
銅の良さを伝え広める「伝銅師」、金属のお悩みへの相談「メタルソムリエ」

ゲストハウスウエディングの鐘の音

2014年05月11日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近なものを材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

初夏を迎えて季節が良いこともあり、最近流行りのゲストハウスウエディング場の近くを通ると、大きく鳴り響く「カランカラン」という鐘の音と共に、鮮やかな色どりの風船が空に舞い上がる風景を見かけることがありますよね。
来月の6月はジューンブライドの時季を迎え、ますます結婚式が多くなりそうです。

ところで、このゲストハウスウエディング場で「カランカラン」と鳴り響く鐘の音。
実は、金属と深い関係があるのです!

これから数回にわたって、金属と音について紹介します。

第1回の今回は、鐘の材質について。
鐘や楽器に用いられる金属は銅に錫と鉛を添加した金属が用いられ、それを響銅「さはり」と言います。
おりんや風鈴などにも使われており、錫の含有量が高いほど澄んだ高音の音色が生まれます。

次回は、音と材質について紹介したいと思います。

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