ヨシムラ・サイエンス・ラボ

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サトウキビ × 圧延

2019年10月31日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日は、塑性加工の1つである「圧延加工」の歴史についてです。

圧延加工は、間隔が圧延する材料の厚みより狭くセットした回転する一対のロール間に金属を通過させて断面積を小さくし、長尺な金属を得る方法で、その歴史は、インドに始まるようです。

その昔、インドでサトウキビから砂糖を絞る方法として2本の回転する木製の丸棒にサトウキビを押し込んでいたそうです。
その作業を15世紀ごろにヨーロッパ人が見て、金属の加工に用いたのが始まりだそうです。

サトウキビと圧延。
意外な組み合わせでしたね。

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