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あ、大変お見苦しい足湯の様子です(笑)。
温泉での無料サービスでこういうのがあると、
なにはともあれ、入ってみたくなる性格をしております。
まぁ、風呂好きの典型的日本人ということで・・・。
以前、司馬遼太郎さんの著述の中で
日本人は湯に肩まで入るような温水浴の習慣はつい最近までなかった、
っていうような書き方を見ていたことがありまして、
え、そんなこと、ホントかいな、と疑い続けていた次第です。
まぁ、よく言われているのは仏教の伝来とともに
こういった入浴風習が行われるようになり、
それは「衛生」という観念を植え付けたのではないかと
そのように言われていますね。
ただ、清水を湧かして湯として入浴するというのは
たいへんコストのかかる話で
江戸時代初期には、戸棚風呂が銭湯として使われた。戸棚風呂は浅い浴槽に膝までつかり、引き違い戸で湯気の漏れるのを防ぐもので、蒸し風呂と浴場を兼ねていた、
というようなことだったそうですね。
しかし、温泉場は火山列島日本、
どこでも素晴らしい温泉がその古さを誇示しておりまして、
司馬さんの記述、どうも腑に落ちないなぁと思い続けてています。
日本人って、入れそうな湯があったら
こんなふうにとにかく入ってみたくなる国民性なのではないでしょうか。
現代では家に肩まで入浴できる風呂が付いているのが一般的。
これって、「ユニットバス」という文化が根付いたことで広がったもの。
いまでは、どんな住宅でも当たり前のようになっていますが、
このユニットバスも、北海道で大流行して
それが全国の住宅マーケットでも広範に普及したという歴史経緯だと思います。
北海道には、ユニットバス専門のメーカーが存在していた。
寒冷地・北海道では造作で木造構造に防水技術を接ぎ木するような
いわゆる造作風呂、タイル風呂はどうしても難しかったのですね。
それを克服するために防水加工をしやすい工場生産品風呂を
現場に据え付けるという手法が流行したのですね。
ごく最近、50年もまだ経っていない
こういう事実も、そのうち、忘れ去られていくことがあるかも知れません。
時代の変化のスピードの速さに
最近、どうもしっくり来ないものも感じてきている部分がありますね(笑)。
まぁ、たまにゆっくり体を伸ばす温泉、
やっぱり日本人なら、たまりませんね。
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