仙台の街中で、面白いなぁと
いつも感心しているのが、このスポット。
仙台って、伊達家の新開地であり、
江戸の下町といえるような街は少ないと思うのですが、
そのなかで、下町風情を感じさせるのがここなんですね。
由来をインターネットで調べると・・・
柳町・大日如来 [Yanagimachi・Dainichi-nyorai]
やなぎまち・だいにちにょらい
仙台市青葉区の柳町のシンボル、大日如来。仙台朝市から柳町通りに抜けると見えてくるのが、130個の赤提灯で囲まれた大日如来です。伊達政宗公が仙台城下の町割りをした際、使った縄の一部を焼いたところだといわれています。未年と申年の守り本尊で、境内には狛犬の代わりに羊と猿。西側のビルの壁には、まるで参道が続いているかのような開府四百年記念「大日の杜」の壁画もあり、夜間もライトアップされています。
っていうようなことなんですが、
後段にあるのが、この写真の「大日の杜壁画」であります。
でも四百年続いてきた記念としての事業にしては、
となりの「ビルの壁面画」というのは、さてどうなんでしょうか(笑)。
わたし自身は、こういうキッチュな発想は大好きなんですけれど、
このとなりのビルオーナーさんは、もし建て替えるとなったら、
この壁面画、どうするつもりなんでしょうか?
鉄筋コンクリートの建物の法定耐用年数は60年。
江戸初期からのスポットの歴史性から考えると
どうも、計算が成り立たない気がします。
まぁ、わたしが心配するようなことは先刻承知で考えられてはいるのでしょうが
そういう心配を見るものにさせながら、
後先は考えず(笑)、思いっきり派手派手に、
ビルの窓まで含めて写真画面とおぼしき壁紙フィルムで覆われている様は圧倒的。
いや、しかし、こういう素材では、長期的耐候性に問題もあるハズ。
色あせとか、合わせ部分の「剥がれ」とか、いろいろ
他人事ながら、ハラハラドキドキものだと考えられます。
そういう心配は、それこそ大日如来のご加護で
「心配無用」と一喝されるのでありましょうか(笑)。
なにはともあれ、行く末を見守り続けていきたい
霊験あらたかそうな、都市の中の神域であります。
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