三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

オール電化住宅ブーム

2006年10月08日 06時32分13秒 | Weblog

先日、北海道電力札幌支店管内でのオール電化住宅が
トータルで30,000戸を突破したというお祝いがありました。
ここにきての石油先行き不安から、電化を選択する建て主さんが増えているようです。
石油は一時期の高値がやや落ち着いてきたところで、
アメリカでは石油に投資していたヘッジファンドが倒産したりして、
その分の行き場を失ったマネーが株高を支えているという説もあります。
ま、しかし、そういう短期的な変動要因は繰り返されるにせよ、
長期的に見てみれば、さまざまなエネルギー源に分散的に依拠する
電気エネルギーの優位性は高いものがあると思われます。
電気は基本的に深夜には利用が落ちるものであり、
それにもかかわらず、電力は供給され続けねばならないなかで、
無駄にならないように、深夜電力を活用するオール電化は
社会全体のエネルギー活用で考えれば、意味は深いものだと思います。

とくに北海道で一番最初に取り組みはじめたことであり、
他の地域よりも、いわゆる暖房用の熱源としての部分がポイントだったわけです。
いまは電気による温水セントラルヒーティングに流れが行っていますが、
蓄熱暖房器が基本的な暖房装置。
一日の暖房用エネルギーを、蓄熱するということで、
必然的に、建物それ自体の住宅性能というものに、より関心が強まらざるを得ない、
という熱源システムでもあるわけですね。
その結果、オール電化と、住宅性能向上はいわば一体的に
捉えられるべきものとして、認識が深まってきた側面があります。
住宅性能の向上というものを、電力会社という地域のインフラ的な
企業が、先頭に立って推進してきたということ。
このことの意味合いは、決して小さくはないのではないかと思います。

さて、ことしは北海道もまだまだ暖かくて、
石油の出荷が全然なのだそうです。以前は10月の声を聞くと
朝晩の冷え込みが来て、あわただしく冬装備したものなのですが、
ことしは、まだまだ、と思っていたら、きのうもきょうも、長雨で、日射しがなくなって
暖房が恋しくなってきました。
ということで、わが家では昨晩から蓄熱暖房器に通電させていまして、
本日から、暖房を入れてみました。
あぁ、いよいよ、また冬になるんですね。季節変化が早い、はやい。
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2 コメント

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自家発電 (石原)
2006-10-08 07:39:14
本当にオール電化の時代が来ると思いますね。

しかも、自家発電。10k/h位の発電機で充分

でしょう。冬場のロードヒーテング。来年ぐらい

には 北海道にお目にかかれるかも。10k迄は

電機管理者必要無いようで。

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Unknown (電化)
2010-01-12 13:17:29
オール電化住宅ならファースの家です。絶対自信があります。
返信する

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