三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

イベント準備・蓄暖移設

2009年01月31日 05時59分47秒 | Weblog



さて、本日はふたたびイベントの開催であります。
きのうはチラシを入れまして、
飛び入りでの参加がどれくらいあるのか、
反響調査という意味でも、面白そうなのですが、
やはり連続イベント開催というのはちょっと冒険的だったと思います。
建築家の登録が33事務所にも上ったので、
とりあえず、全員の参加をひとまわり早く行いたい、ということだったのですが、
さすがに動員作戦の方が、きびしい。
本日は土曜日で、集客はいいのですが、日曜日は難しい。
会場のキャパとの関係もあってのスケジュールなのですが、
やはり根付くまでには、時間を掛ける必要もあると思います。
でも、実にたくさんの方たちの会員登録や、イベント参加をいただき、
「建築家に家を頼む」ということの
具体的な方法や、ここにくれば情報が得られるセンター機能が
ユーザーのみなさんに伝わると思います。
そういう意味では、山もあり、谷もあるだろうけれど、
確実にユーザーに到達しつつあると思います。
課題は山積なのですが、
確実に顕在化させることは出来るものと思います。

っていうことですが、
昨日は1日中、会場のReplanオープンスペースの模様替え工事。
秩序正しく、暖房装置の基本のように窓下に設置されていた蓄熱暖房器の位置を変更。
暖房機の位置を変えるというのは、
FFストーブでも同じですが、素人が出来る工事ではありません。
蓄熱暖房器って、重量物で、なかには蓄熱させるレンガが内蔵されていて、
それに発熱チューブで熱を伝えるもの。
200Vの電気配線もやり替える工事になるため、
専門の電気工事屋さんに頼まなければなりません。
移設工事を前に、蓄熱は今週火曜日からストップさせていました。
幸いにして、札幌はこの時期としては大変温暖でして、
寒い思いはしなくて済みました(笑)。
とはいえ、最低外気温はマイナス5度くらいにはなっているので、
建物の断熱性能がそれだけ、助けてくれたということです。
暖房のなかった3日間経過後のきのう朝でも、
室内の温度は床面で18度、壁面で18度、天井面でも18度。
木製3重ガラス入りの窓面でも、16度~17度というレベル。
やはり建物の基本性能は、すべてにおいてきわめて決定的な部分ですね。

さてさて、会場レイアウトも大きく変更して、
イベント準備、出来ることは大体やり終えたところでございます。
なんとか、顧客のみなさんの快適性は確保できると思います。
土日とも、みなさんふるってのご参加をお願いいたします。



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日射遮蔽の大型布

2009年01月30日 05時20分07秒 | Weblog



ふたたびイベントの準備作業ネタです。
イベントでは、建築家の住宅をプロジェクターで映写します。
これは当然、周囲が暗くなればなるほど映写効果が高い。
ところが、開始時間は午後1時という日中。
わが社のオープンスペースは都合20窓の大開口に面しているので、
まぁ、開放的といえばこれ以上ない。
したがって、日射はドンドン取り込まれるのですね。
熱環境で考えると、これはパッシブエネルギーの活用ということになり、
事実、床面にはタイルを使って表面を加工したコンクリート土間。
大変熱容量が大きく、安定した温度環境は出来ています。
ただし、それは日射が室内に溢れかえっていると言うことでもある。
なので、なにかの日射遮蔽を考えなければ
映像の視認にはきわめてきびしい条件になります。

ということで、室内で布カーテンでのシェードを考えました。
思い起こしたのは、以前に造作していた大きなテーブルクロス。
これは、大きな布を縫い合わせた5m×3m近い大判のもの。
これを天井の梁周辺に、当面は鋲留めすることにいたしました。
で、巨大なスクリーン状の日射遮蔽物が出来上がった。
目にも鮮やかなオレンジカラーでして、
「目が覚めるようです」っていうことで、まぁ、派手派手なんですが、
しばらくしてくると、目が慣れてきて、けっこう落ち着けるもの。
当初は、天井から留めるだけでは、どうなんだろう。
ちょっと、みっともないか、とも思ったのですが、
なんの、なかなかイケているのですね。
設計事務所の所員の方が来てくれたのですが、
「ありゃ、もう出来ているのですね(笑)」と
感心してしまうほど、ぴったり収まってしまった。

昔から、モンゴル遊牧民族のパオとかのテント建築に興味を持っていたのですが、
こうやって、布の作り出す世界というのも、なかなかいい。
いまは、ごらんのようになにも仕掛けのない状態で、
巻き上げ方だけ、ちょっと工夫しているだけなのですが、
それでもなんとも新鮮な感じがする。
まぁ、巻き方はいまのところは研究前なので、ご容赦を(笑)。
効果の方はてきめんで、
画面表示がわかりやすく、見やすくなって、疲労感は感じないと思います。
こんな発見をして、布の世界の奥行きを感じてしまいました・・・。
ちょっと、これはこれであやしく面白そうな世界。
布と建築って、考えてみると日射遮蔽の必須なアラブ世界などが
その色合いとか素材感とかデザイン・模様などなど
ひとのくらしに潤いをもたらせ続けてきた歴史があります。
むむむ、さて、困ったなぁ。いまは忙しいんだよなぁ・・・(笑)。




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PCとマイク騒動

2009年01月29日 07時06分59秒 | Weblog



さて、手作り住宅イベント準備作業です。
今週も土日、イベントを行います。
土曜日はまずまずの出足なんですが、日曜日はいまのところきびしい。
なぜなんでしょうかね?
週休2日制の定着で、土曜日の方が心理的に外出しやすく、
日曜日は家でのんびりしたい、という人が増えているのでしょうか?
まぁ、今週は明日金曜日にチラシ宣伝作戦も入れてみるので、
その結果がどう出るものか、でないものか、
ハラハラドキドキ状態が続きそうです。
でもまぁ、一喜一憂せず、地道に取り組んでいく以外はありません。
いろいろなご意見などもいただき、運営スタイルの問題点の改善に
取り組んでおります。
若干の工事もともなうので、金曜日にまとめて行う予定。
そのほか、備品の購入など、こまごまと作業が山積であります。
で、そのなかで、指摘があった
「発表者の声が聞き取りにくい」という点。
さっそくマイクを導入したいと、ヨドバシカメラへ行ってきました。
って、先週土曜日のイベントで指摘があったので、
その日に行っていたのです。
お店のひとに、用途を伝えたのですが、どうも理解していただけない様子。
こちらとしての要望条件は、
「PCでのプレゼン・パワーポイント発表のときにマイクを使って音声を伝えたい。
そのPCにはデジタルスピーカーがUSB経由でつながっているので、
そこから拡声させたいのです・・・」というもの。
ところが、ヨドバシの店員さんにはどうも理解されない。
これは、デジタルマイクだろうと考えて売り場を見ても
どうもアジャストしない。
そこで、PC周辺機器コーナーに行くと、
どうもこちらが考えるようなスタイルに似たマイクがある。
見てみると、見慣れたメーカーからSKYPE対応、みたいな宣伝文句で
陳列されている。
「マイク」という文字を見て、ほぼこっちの利用途に合致すると判断できたので、
店のひとに、確認を求めるけれど、どうもあいまい。
不安ではあったのですが、翌日日曜日もイベントはあるし、
「まぁ、なんとかなるだろう」と考えて購入してきました。

翌日朝、PCに接続させてみた。
PCには「マイク」入力端子があるので、
素人考えでは、これで一発だろうと思える。
差し込む。案の定、アラートが出る。
「これはどういう利用を考えているのか」とWindows。
「マイクだよ、マイク」と選択してあげる。
声を出して、「テスト、テスト・・・」
さっぱり、スピーカーは反応しない。
やむなく、コントロールパネルを開いて見てみると
ドライバーソフトがないようだ。
「え」。デフォルトの入力装置しか選択肢に表示されない。
でも無理矢理、いろいろ試してみると、
デジタルマイク、というような選択項目が出てくる。
これでテストをしてみると、チョー雑音いっぱいながら、
自分の声も混じって聞こえては来る。
あと一歩かよ・・・、というところではありますが、
無念のタイムアウト。間に合わない。
で、翌日再び挑戦も、そこから前には進めない。
ELLECOMだかのメーカーサポートと運良くつながったので、
事情を説明してアドバイスを求める。
「?????」という反応。
どうやら、わたしが考えたような利用方法は初めて言われたようなのです(!)。
マイクとはいっても、もっぱらインターネット音声通話専用のようで、
拡声装置としてPC経由で利用するためには
別途、それ用のソフトが必要だと言うこと。
「それはどこにあるのですか?」と当然のように尋ねると
「さぁ~~~~~」
っておい、そりゃないだろう、というつれない対応(笑)。

こういう経緯がありまして、
きのう、ふたたびヨドバシカメラに行って、
やむなくPCを経由しない、ごくアナログな方法で
ラジカセ+アナログマイクという別途音声装置作戦に変更して購入。
夜、テストして、ラジカセ経由のわが声に感激(笑)。
「よしよし、してやったり」っていう次第。
なんですが、どうもスッキリはしない。
わたしが初めに考えた方法では本当に使う方法はないのでしょうか?
わたしが欲しがるくらいなので、そういうニーズはあるのではないかと思います。
ソフト開発の方は、こういうニーズに対応してくれないモノでしょうか?
まぁ、売れるかどうか、保証はもちろん出来かねますが・・・(笑)。



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イベント運営スタイル変更します

2009年01月28日 05時50分19秒 | Weblog


先週土日のはじめてのイベント。
運営について検討して、今週末以降、スタイルを変更いたします。

イベントの趣旨としては評価いただけたのですが、
参加された多くのみなさんから、運営方法については厳しい声をいただきました。
時間拘束が長すぎる、
自由度が足りない、
などなどのご意見が多く寄せられています。
そして、みなさん、異口同音に話はみんな面白かった、ということ。
やはり深く反省させられる次第です。
建築家と一般のみなさんの接点をつくるという
目的自体は、評価いただけるのですが、
イベントとしての運営スタイルに厳しい評価を受けたということだと受け止めました。
まことに、言われるとおりだと反省いたしております。

で、さっそく会場の設営スタイルも変更を加え、
レイアウトも変更打合せ、
今週金曜日には工事を完了させて、今週のイベントでは
反省点を活かした運営スタイルにしていきたいと考えています。
基本的に、各建築家の発表時間は短縮して
住宅1事例に絞って、発表していただき、
なるべく建築家と、一般のみなさんの
自由な懇談の時間を増やしていきたいと企画しています。
来場者のみなさんの自由度を高め、
よりフランクに建築家を知ることが出来るように
工夫していきたいと考えております。

まぁ、会場の広さには限界がありますので
できること、できないこともあるのですが、
その範囲内で、可能な限り努力してみたいと思います。
なんとか、建築家に家を頼む、ということが
より、身近に、気軽に感じられるようなものにしていきたい。
その目的に、近づけるようなイベントに育てていきたいと思います。
今後ともぜひ、多くのみなさんのご参加をお待ちしております。

なお、本日付で朝日新聞東京本社版に
「エコ住宅Q1.0・2009」の新聞広告が1面に掲載されております。
紙面の都合で中部・関西・九州地域についてはあすになる予定です。
地方ローカル出版社としては、
まさに清水の舞台から飛び降りるような思いなのですが、
みなさんの反響はいかがなものかと、ハラハラドキドキの心境です。
ぜひ、書店でお買い求めください。




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住宅の記録保管

2009年01月27日 06時08分03秒 | Weblog



最近、住宅相談を受けた方で、
鉄骨造の住宅のリフォームのご相談がありました。
聞くと、一度ある業者さんに相談した際に建築の図面を渡したのですが、
その後、その業者さんが倒産して
図面も行方不明になってしまったという、お気の毒なケース。
寒くてたまらない家、ということで、
困っていて、リフォームしたい。けれど、
相談するにも、特殊な構造なので図面がなければ、頼まれる方も困る、
というような事例でした。
何人かの建築家のみなさんと相談されて、
一定の方向性が出たようでした、が、
結構、こういうケースは多いものなんですね。
というか、経緯はどうであれ、図面保管がなされていない家は多い。
場合によっては、中古で買っても図面がないというのもある。
これまで、そういう決まりが社会的に存在していないので、
それでも中古売買が成立してきたとも言えます。

国でも、ようやく今回の超長期住宅政策で、
こういう問題の重要度を追認してきていて、
「記録の保管」方法に対して、啓蒙する方向にはなってきたようです。
こういう国の施策をリードしてきているのが北海道。
北海道では、かねてから「北方型住宅」の基準の中で、
インターネット上で記録を入力させて、北海道が責任を持って保管する、
というシステムを稼働させています。
地域自治体という、存続可能な社会組織が責任を持って記録を保持します、
ということなのです。
これに対して、国レベルのものでは、大手ハウスメーカーに
保管責任を持たせる。というような考え方になっているようです。
しかし、これでは、その会社が倒産したり、なくなった段階で
大変な社会混乱が生じてしまいます。
企業による「顧客囲い込み戦略」に国が協力するという結果しか生まない。
そういうことなので、さっぱり記録保管が進まない。
悲しいけれど、こういうのが現状なんですね。
北海道の「北方型住宅」の場合には、
建築途中の、たとえば「断熱施行」状況の確認、というものでも
写真としても証拠が保管されたりしているのです。
こうした安心感というのは、ユーザーにとって心強い。

写真は、江戸中期の住宅の記録古文書。
昔の農家住宅で大型のものは、資産価値も高く、
その記録はしっかりと「家宝」のように保管されてきて、
そういうものを「家督」相続という、責任の所在の明確化のなかに組み込んでもいた。
いわば責任感を相伝するようなシステムがあったのですね。
しっかり見ていくと、実に豊富な記録になっていて、
この時点の建築工事が「増築建て替え」であった事実がつまびらかになり、
しかも構造材の種類や材質といった基本的なことから、
誰々が、どのように支援してくれたのか、まで具体的に表記されている。
有力者は材料をプレゼントしてくれたり、
貧しい人も、労働奉仕してくれたり、工事中の職人のための食事の素材提供など、
まことに豊かな社会関係・システムが
こうした「普請」には、ぎっしり詰め込まれていた様が見て取れます。

現状と、こういう江戸期の知恵を見比べて、
さて、いまは進歩しているのかどうか、
考えさせられてなりません。う~む。



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さすがにバタンキュー

2009年01月26日 07時30分08秒 | Weblog



さて、きのうはイベント2日目であります。
お客様は、ほぼ前日並みにお集まりいただきました。
足下の悪い中、比較的街中から遠い当社まで来ていただき、感謝しています。
初日の反省も考えながら、
イベント運営に当たったのですが、さっそくいろいろの問題点も見えてきました。
好事魔多し。大いに反省してよいイベントの形を作っていきたいと思います。
まぁ、やっぱり、運営面は難しい。
知恵を絞って対処していきたいですね。

で、なんとか終わって、最小限の片付けを終えたら、
さすがに疲労はピーク。
スタッフの中には2日間通しでというスタッフもいて、
さすがに緊張感を2日間持続させるのは、これも大変ですね。
わたし自身も、さすがに終わったら気力もダウン。
家に帰って、簡単に自作ラーメンを夫婦2人で作って
「ふ~ふ~ふ~」
と熱い汁を家族3人ですすりながら、掻き込んだらそのままバタンキュー。
途中、2時くらいに一度目が覚めましたが、
ふたたび爆睡、という次第で5時半まで気絶。
まぁ、肉体的な疲労という部分でしょうね。
やはり若くはないなぁと、実感させられるところであります。

でも、爆睡のおかげで、ようやくスッキリ。
今週は、そろそろ取材の日程なども固まってくる時期になります。
年初来、ほとんど休みがない状態で推移しています。
ことしはこんな調子が続くかも知れませんが、
しかし、前向きな忙しさで過ごせる幸せも感じられます。
体調管理に努めて、なんとか切り開いていきたいものです。




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土曜日は盛りあがる

2009年01月25日 05時51分56秒 | Weblog



いや、終わってからどっと疲れが(笑)・・・。
初めての、「北のくらしデザインセンター」イベントであります。
朝から、って、夜中から降雪。
駐車場のロードヒーティング、スイッチ入れてなかったので、
早朝起きてすぐに、スイッチを入れてきまして、
案の定、セキュリティのSECOMからすぐに確認の電話。
まぁ、夜中の3時くらいだったですから、
泥棒に違いないと、誰でも考えますわね(笑)。
「いや、そうじゃなくて・・・」
っていうことで、説明しましたが「ご苦労様です」とねぎらわれて冷や汗。
まぁ、早く就寝したので、その頃に目も覚めただけなのですが。

という顛末から始まって、
細々とした作業。イベントののぼり作りから
パソコンの設定、その他準備作業があれこれ。
建築家のみなさんが集まってきたら、流れの打合せ。
始まってからは、進行のプロンプター兼、司会進行役、
会場の雰囲気の盛り上げ、活性化促進などなど、
さらに、イベント終了後も多くの方が、
建築家を取り囲んで、とか、こちらに質問とか、
いろいろな対応が、目の回るほどたくさん発生。
会場に来ていただいた人数は、24~5名だったと思いますが、
(子どもさんが5~6人)ほぼ全家族が相談をして行かれたと思います。

建築家と一般ユーザーとの仲介役、
まぁ、なんとか滑り出しはうまくいっているかなと思います。
さっそくイベントには全部来たい、という方もいて、
そういう意味では、人数云々ではなく、
イベントそれ自体には、熱気や楽しさ、具体的直接性もあったと思われます。

しかし、運営としてはいろいろ反省点も。
会場はそう広くないので、マイクまでは必要ないと考えていたのですが、
やってみると、やはりちょっと聞き取りづらいところもあったので、
終了後さっそくパソコン接続のマイクを購入に。
また、こどもさんには3時間半以上の長丁場、
ちょっと辛いので、子どもコーナーを会場に考えた方がいい。
っていうことで、本日はうちの子が小さいときに使ったレゴを持ち込みます。
あとは進行のスムーズさと、盛り上げの両立をどう考えるか、
っていうようなことが課題として見えてきました。
でも、やはり具体的な建築家の住宅説明を聞いていると、
ユーザーのみなさんにもたいへんわかりやすくて
注文住宅というものの、本質的な部分が明確になる気がいたします。

イベントは結局は、その内容で、
しかも来ていただいたみなさんの体験・口コミしか、
本当の評価は出てこないものだと思います。
とにかく楽しく、お役に立てられる家づくりイベントに
育てて行きたいと思います。
さてさて、本日もがんばらねば、っていうところです。



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いよいよ本日セミナー開催!

2009年01月24日 05時10分54秒 | Weblog



さて、本日24日午後1時半から当社2階オープンスペースで
北のくらしデザインセンター
「建築家セミナー・無料相談会」がスタートします。
まぁ、日曜日25日と連続開催です。
いろいろ準備作業に追われて、
ようやくこぎ着けられそう、というところです。
建築家のみなさんからは、ユニークで面白く興味深い
プレゼンテーション原稿が到着しています。
ちょっと確認のために覗いてみましたが、
どれもこれも、う~ん、という楽しい出来上がり。
ここから始まる楽しい「家づくり」コミュニケーション、
っていう感じが迫ってきます。

しばらく2階のオープンスペース、イベント利用していなかったので、
こうして準備を進めてお化粧を施した感じになると、
こっちのほうまで、なんか気分が盛り上がってきます。
ようするにお祭り好きな男、ということでしょうか(笑)。
楽しんでいただけるように力一杯、やれることはやろう、
というような気持ちがしてくるものなんですね。
細々としたことを打ち合わせていると、
だんだんファイトが湧いてくるというところ。

イベントの建築家のプレゼンの模様は、
動画に撮影して、早めに当社のホームページに
YOUTUBEを利用して公開していきたいと考えています。
遠隔地で、なかなか来られないというみなさんにも、
会場の雰囲気を味わっていただいて、
「建築家に家を頼む」ということの本当の姿を
大いに感じて欲しいものだと思っています。
わたし自身も、2度ほど、自宅とこの会場になる社屋と、
建築家に依頼して建てたものですから、
そのワクワク感をもっと多くにひとに味わって欲しいというのが本音。
これから家を建てたいという多くのユーザーのみなさんと
直接対話できるというのも、大変楽しみです。
以前も、こうしたイベントを仕掛けて、
実際にあの人が、こんな家を建てた、というプロセスも見知っているので、
そういうホットな関係の中で、家づくりの姿がくっきりする瞬間があります。
そういう感覚をもう一度、ふたたび、形が変わっても
きっと、味わえると信じています。
家づくりを考えているみなさんも同じ思いだと思います。
建築家に頼むかどうかは別としても、
絶対参加して損はないイベントだと思います。
だって、わたし自身がこういうイベントがもしあったら、
絶対参加したかったんですね。

そういうことで、もちろん、当日飛び入りでも結構ですので、
ちょっと覗いてみるだけで構いません。
ぜひ、足をお運びください。どうぞよろしく。



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仙台で住宅リフォームパネラー

2009年01月23日 05時40分26秒 | Weblog



年が明けて、講演が2回続きましたが、
2月にもまた仙台で、今度はパネルディスカッションのコーディネーターを頼まれました。
別段こういうの本業ではないのですが、
いろいろひととの出会いが生まれる機会ですので、
可能な限りはお引き受けしています。
ただし、先週はスケジュールがかち合って、
やむなくひとつのお申し出はお断りしました。

講演は、北海道内と東北各地で頼まれることが多く、
雑誌の宣伝にもなるのですね。
今度は2月16日月曜日、仙台で東北電力仙台営業所の主催のもの。
住宅リフォームにフォーカスしてのイベント。
ちょうどわたしは、北海道R住宅推進協議会の委員になっているので、
この制度、リフォーム市場の再構築というテーマで
ご案内し、東北での大型リフォームの盛り上げを計りたいと考えています。
とくに新築需要がことしの状況では不透明ななかで、
住宅リフォームへの期待感は、ユーザー側にも高いものがあると思います。
仙台の街並みは、古い街並み、住宅が残っているケースが多く、
「現状不適格」な建物が多い。
場合によっては、接道すらしていないような住宅も多いのです。
現状の建築基準法で言えば、建て替えはままならないばかりか、
リフォームですら、建築用の重機が敷地に入っていくことも出来ないケースもある。
古い日本の木造住宅をそのまま、野ざらしにしておくのか、
それとも再生利用可能なものに転換させていけるのか、
建築の側だけの問題ではなく、考えていかなければならない。
特区申請して、建築基準法の特例を地域として認定して貰って、
大胆な街区再構築を考えなければならない時期に、
日本の多くの都市はさしかかってきていると思うのです。

そういう時代がもう来ていると思います。
そのときに住宅リフォームの社会システムが十分に考えられているとは、
現状、とても思われません。
今回わたしが関わっている「R住宅推進協議会」は
そういう問題を、具体的にどのように改善すべきなのか、
多くの知恵と、さまざまな実証実験を繰り返してきました。
その意味で、いま全国どこでも差し迫ってきている都市問題に
一定の問題提起も出来るのではないかと思っている次第なのです。
パネルディスカッションは、建築関係のみなさん向けのものですが、
ぜひ、多くのみなさんに参加していただければと、念願しています。



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ボールペンの替え芯

2009年01月22日 05時59分23秒 | Weblog



先日、愛用しているボールペンの黒の替え芯がインク切れ。
で、このボールペンを購入した近くの大型書店に行きました。
自分で替え芯の細かい文字を見るのは辛いし、
第一、替え芯って、店頭に展示されてはいない。
店員さんに現物を渡して、
「これと同じのをください」という注文がいつものパターン。
お願いしたのは、やや若い店員さんだったので、少し不安ではありましたが、
まぁ、いつものことなので、大丈夫だろうと、待っておりました。
が、ややあって、「すいません、在庫が切れているので注文になります」
という無情の宣告。
というのも、翌日から出張になるので、ありゃりゃ、困ったなという次第。
仕方なく、もう一軒、近隣の大型書店に。
ところがここでも切れている、ということ。
替え芯って、100円くらいのものですから、
それをわざわざ発注するものか、っていう気にもなるし、
注文する気にもなれず、
別の使い捨てタイプボールペンを持っていくことにしました。
今どき、使い捨て以外のボールペンを持っている方が変わっているのでしょうか?
でもまぁ、替え芯はたくさんあったので、そうでもないでしょう。
ってことで、諦めて、それから1週間。
やっぱり、3000円くらいした愛用のボールペン、
このまま、替え芯がないということで廃棄するのは忍びない。

で、大手メーカーのホームページを検索。
替え芯の製品別一覧のようなページはありました。
ところが、その商品名が見あたらない。
というか、正確な商品名というのも、どれなのか、よくわからない。
いくつか、それらしき名前は、ようやくメガネを掛けて確認しましたが、
老眼鏡ではちょっと辛すぎる表示。
でも、いずれにせよ、そういう表示はないのです。

替え芯問題、なかなか、泥沼状況に突入であります(笑)、むむむ。
この程度と、タカをくくっていたのですが、
どうも一筋縄ではいかない。
幸いにして、その会社のHPには、
「お客様相談フリーダイヤル」が明記されているのを発見。
地獄に仏と、電話してみました。
そうすると、確認できたのは、わたしの持っているボールペンは
いくつか書いていた名前のうち、
「Rotary Action」というのは名称ではなく、
その下の方に更に小さく表示されていた「P」というのが名称だと言うこと。
「ホエ~、そうなんですか?」ということでした。
だって、比較的大きく書かれていた「Rotary Action」という名前を出したら
その担当の方も、すぐに理解されたのですが・・・。
で、その商品はもう製造中止になっていること。
そして、部品の提供は継続していること、替え芯は製品ごとにたくさん種類があることなど、
大いに勉強になりました(笑)。
しかし、インターネットや郵送での購入方法を尋ねると、
「通便切手を同封していただいて、支払い確認後、郵送します」ということ。
おいおい、であります。
たかが、替え芯を購入するのに、それでは往復また1週間程度かかる。
第一、郵送料まで負担では、本体料金(確か80円といわれた)より高額になってしまう。
このあたりまで来ると、迷宮の中で迷子になったような気分であります。
しょうがない、気に入ったボールペンだけど、諦めざるを得ないかなぁ、ですね。
さすがにこちらも
「なぜそんなに、製品ごとに替え芯を替えるの?」という
素朴な疑問を発しておりました。
あんまり部品を多くすれば、このようにユーザーが迷惑するし、
第一、メーカー側も商品管理とか、販売管理が膨大になる。
誰が考えても、流通に無駄が多すぎる、以上に、
3000円という長く使うべき価格設定にしていることに責任が取れていない。

結局、先方で在庫を大型書店に確認してくれて(!)
その書店名を教えてくれました。
って、これがわたしが最初に購入し、替え芯を購入しに行った店。
「え、あそこにあるの?」
「ええ、あるという報告です」
「あ、ありがとう」
ということになりまして、購入に行きました。・・・が、
「すいません、在庫がありません」というふたたびの返事。
さすがに絶句してしまいました。
なので、経緯を話すと、わたしが渡した替え芯は0.7mmタイプだそうなのですが、
いまはそれは在庫がなくて、0.4mmタイプはあるのだそうです(!)。
たくさんの替え芯を発売している上に、その太さもいくつか、違いがあるのだそうです。
まぁまぁ、すごいことになっているものですね。
使用者のわたしも、まったく知りませんでした。
「いや、太さに違いがあるとは知らなかったので、それはなんでもいいから、
このボールペンにはアジャストするのですよね?」
「はい、大丈夫です」
「これ、1週間前には在庫していたの?」
「ええ、確かあったと思いますよ」
というお答えでした。
わたしは、1週間、こういう問題で使い勝手のよくない環境にいたワケなのですね。
「じゃぁ、2本ください」
「はい、では210円です」ということ。
メーカーで電話で聞いた単価からは高いのですが、
さすがにもう、文句は言えなくなりました。
むむむ、という経験をさせていただいた、というのが実感。

もって他山の石。
ビジネスがこうなってはいけない見本を見せられた気がしています。
まぁ、問題点は山のようにあって、
そのすべてを、解決しなければいけないと思います。
まぁ、もともとは3000円程度のもの、
使い捨てと考えて、大事になんて使わなきゃいいのでしょうか?
みなさん、いかが思われますか。



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