三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

Replan北海道版92号、発売!

2011年03月31日 05時56分21秒 | Weblog





雑誌発売のお知らせです。

Replan北海道版vol.92 2011年2月26日 発売
2011年3月29日発売・2011年春夏号・A4版・定価480円(税込)
北海道の書店、Replanホームページにて発売!

【特集】もっと快適に 水まわりPLAN
トイレはもう不浄のスペースではないしお風呂も単にからだを洗う場所ではなくなった。
かつて一つの場所に納められていた洗面台と洗濯機もいまや別々となり洗濯室という新しい部屋を設けることがスタンダードになりつつある。
水まわりに対する人々の意識が変わり、多用となった今、いくら素敵なリビングがあっても、いくらカッコいい外観でも本当に心地よく過ごせる住まいかどうかは水まわりのプランで決まると言ったら、言いすぎだろうかーーー

Contents
●特集/もっと快適に 水まわりPLAN
●エコでお得。しかも快適 ヒートポンプな暮らし
●interview
 倉本聰氏に聞く「建てながら見つけてきたこと」
●リフォーム特集
●建築写真家・安達 治 ZOOM UP 住宅60
 「手稲の家」弘田 亨一
●北の建築家
 「HOUSE YI」日野 桂子
 「house@kb」山下 一寛

っていうような記事ラインアップで、
北海道の書店店頭で発売されます。
どうぞよろしくお願いいたします。
なお、Replan通販コーナー
でも、直接販売しておりますので、北海道以外の方もご一読ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地震の被害、津波の被害、・・・

2011年03月30日 06時45分14秒 | Weblog





写真は、当社で運営している東北の住まい再生 情報広場に掲載している
当社スタッフのルポからの写真です。
今回の大震災は、大きく分けて3つのことが同時に進行していると思います。
ひとつは、初動的な「大地震」。
そしてそれに引き続いて起こった「大津波」
さらに追い打ちをかけて、収束の見えない「原発クライシス」

現在の状況では、
政府は、3番目の原発危機の危機進行に手一杯、
というか、それもまったくコントロールできているのかどうか、
っていうような状況なのではないかと思います。
このあたりは、明確に仕分けをして、
混乱しないように考えていかなければならないと思います。
まず初動的な地震被害についての、きのう現在の全国の
「応急危険度判定」結果では、最悪の「危険」判定が8,643件になりました。
阪神大震災6,476件を、はるかに越えました。
日を追って更に増えてきているので、
どこまでの数に上るのか、まだ終着点は見えにくい状況。
で、そのなかでもまだ、岩手県では
この判定に全県的には取り組めてもいない。

そういう「地震被害」への対応も、まだまだ、初動調査の段階ですね。
続いて、大津波被害ですが、こちらも
ようやく被災地への交通が良くなってきて、
惨状が多くの人々に情報共有されて来つつある段階。
こちらの被害については、まず人命救助と、被災者への食料支援の段階。
被災から2週間以上経過して、先進国日本で、こういう状況。
わが社のスタッフの写真ルポでも、
瓦礫のすさまじさには、目を覆うばかりです。
この津波被害では、まるごとコミュニティが消えてしまったような状況の中、
どのように「地域計画」を策定するのか、
その論議すら、まだ大きな声にはなっていない段階。
法務省から、いわゆる「赤杭」保全のことと思われる通達が出されたような
そういったレベルの対応になっている。
日本の官僚機構システムが、各地域自治体~各県~中央政府機関
というような序列システムになっていて
政府の決定が、各自治体からの書類申請を前提としているからか、
現場での対応が、日々の食料配布などに忙殺される中、
自治体職員さんの調査業務すら、まったく進んでいないのではないでしょうか?
もう発生から20日近いのですから、
いくら広域災害で未曾有とはいえ、政府の側の動きの遅さは
目に余りはじめているとも感じます。
どうも官僚システムの「書類主義」のような実態が、
現場を著しく遅延させているのではないかと思うのです。
テレビで、津波で社屋を流された社長さんが、
なんとか社員の雇用を守りたいと考えて、
自治体の窓口を訪れた様子がありました。
そういうことに使える資金はあるようだけれど、
それを申請するためには、膨大な書類を書き込まねばならず、
社屋が流されている中では、
必要な書類整備にどれほどの時間が掛かるか、わからないと
途方に暮れている様が放送されていました。
「でも頑張ります・・!」
なんともやりきれない。
こういう事態がごく一部的なことであることを願うのですが、
わたしの身の回りでも、どうも事態は同様ですね。
中央政府官僚システム、なんとかなりませんか?

さらに3番目の原発クライシス・・・。
もうここまで来ると、想像力が消えかかってくる。

しかし、いまは批判や非難ばかりしていても始まらない。
まずできることから取り組まないと、いまを打開できない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地震保険の案内

2011年03月29日 06時39分49秒 | Weblog






地震保険、どうだったかなぁと思っていたら、
タイミング良く、というか、
保険会社の商魂がたくましいと言うことなのか、
現在のご契約内容のご案内、という通信に同封されて
写真のような案内が送られてきておりました。
さてどうするかなぁ、というところであります。

地震保険は1966年(昭和41年)に創設された保険ですが、
火災保険に加入しなければ契約できず、
また保険料が他の保険に比べて割高に設定されているので
加入率は伸び悩んでいたけれど、
1995年(平成7年)の「阪神淡路大震災」以降、
急激に加入率が増加し、契約件数は1,000万件超、
火災保険に対する付帯率は40%を超えている。
地震保険加入率
2005年度現在の地震保険の加入率等は以下の通り。
・世帯加入率:「約20%(全国平均)」
・加入件数:「約1,000万件(全国約5,000万件のうち)」
・火災保険に対する付帯率:「約40%」

っていうことですね。
今回の震災では、いまのところ大地震、大津波、原発クライシスっていう
なかでは、地震という部分では、そうたいしたことなかったのでは?
っていう意見も聞かれますが、
応急危険度判定の結果では、
地震による建物被害でも、危険判定の建物も阪神大震災を越えたようです。

応急危険度判定で危険と判断された家屋、阪神淡路大震災を超える
東日本大地震や長野、静岡で起きた強い地震で被害を受けた家屋について、
応急危険度判定で危険と判断された家屋が、
阪神淡路大震災を超えたことがわかった。
応急危険度判定は余震による倒壊など2次災害を防ぐため、
損壊した建物を危険、要注意、使用可能の3段階で判定するもの。
国土交通省によると、危険と判断された家屋は24日午後2時段階で、
宮城県2,271棟、福島県1,672棟など、13都県であわせて6,596棟にのぼり、
阪神淡路大震災の6,476棟を超えた。
一方、被災した各県が要請した仮設住宅は、24日までに3万3,215戸となった。
国土交通省は今後、需要が増えおよそ4万8,000戸を建設した
阪神淡路大震災を超えるのは確実とみているが、
仮設住宅は2カ月間でおよそ3万戸しか供給できない見通しであるため、
完成までに被災者が身を寄せる場所の確保を検討している。

実際に、宮城県での応急危険度判定の写真報告を見ると
息をのむような建物被害が見られます。
阪神の時は、主に建物への地震被害だけだったのに、
今回はそれを遙かに超えるクライシスが、
津波と、原発で引き起こされているので、
そっちのほうにまだ、意識が集中している感じがします。
地震被害だけでも、阪神を優に超えているのです。
ちなみに、きのう現在の最新データでは、
応急危険度「危険」判定の戸数は7,921。阪神では6,476。
しかも、この判定はまだ、岩手県ではほとんど進んでいません。
場合によっては、2倍以上に達する可能性もありますね。

さて、きのう、わが社から東北に向けて
スタッフが、企画準備を整えて出発いたしました。
とりあえず、東北一円を巡回してまわり、仙台で事務所復興に取り組みます。
仙台のスタッフも、徐々に出勤可能になると思います。
いまは、通勤の足が確保できない状況なんですね。
仙石線がまったく開通の見通しがないようで、
通常の仕事環境復活にとってなかなか困難がともないますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石巻の小学校卒業式・贈る言葉

2011年03月28日 11時14分12秒 | Weblog






「東北の住まい再生 情報広場」に
当社スタッフの震災ルポを掲載しています。
地震発生時には仙台駅から2kmほどの事務所にいたのですが、
現在は石巻の自宅で、無事だった家族全員で
生活の再建に取り組んでいます。

そういうなか、送られてきた写真に
目が止まってしまいました。
スタッフのお子さんは、この春卒業だったのですが
式日程は大幅にずれたのですが、
24日になんとか卒業式を行ったのだそうです。
体育館がこういう状況で使えない中で、
「多目的室」という部屋で卒業証書授与式を行ったと言うこと。
その教室黒板に書かれていた言葉です。
「今を生きているということ」
まことに端的な言葉で、まさに迫ってくるものを感じます。
こういう状況の中でも、なんとか
子どもたちに卒業式を贈りたいと考えて努力された先生たちの
そして、大人の社会からのメッセージが
端的に表現されていて、目が離せなくなった次第です。

今回の震災を機会にして
わたし自身も、息子と話す機会が増えていると感じます。
かれら、彼女らの生きていく時代は限りなく厳しいと思わざるを得ません。
これから日本という国はどうなっていくのか、
よく見通せない部分もあります。
これまでのように、経済成長至上的な考え方で社会が営まれていくのか
そうすれば、エネルギーはそのためにも絶対不可欠だ、
という考え方になっていく社会が続いていくでしょう。
しかし、すでにドイツでは原発反対のデモが25万人規模で行われたとか。
そういう方向に世界、社会が進んでいくのだとすれば、
では、経済や生産活動はどのようなものとして展望していくのか
根源的な問いかけが、いま、されていると思います。
計画停電のことが話題になっていますが、
現在の状況では、大きく東西で日本の潜在力、エネルギー能力が変化してしまった。
早く社会全体が、こういう状況の中で
進みうる方向性を照らし出す必要がある。
はやく政治が本来果たすべき機能を回復して欲しいと切に希望します。
もう、民主党も自民党も、この事態の前では
どういう党派的な違いがあるというのでしょうか?
また、取るに足らない資金の問題で東北に強い影響力のある
特定政治家の政治力を無力化させる
どういった大義名分があるというのでしょうか?
いま、国の進路や、子どもたちの未来にとって
どういう決断を下せるかは、かなり決定的だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪を踏むクルマ、避けるクルマ

2011年03月27日 10時40分53秒 | Weblog







きょうは、仕事をこなしながら、久しぶりに少し家のことを、
と思っております。
そうです、北国の春まだし、というところですが、
やはり光の春はとっくに来ていて
日射しは暖かく柔らかくなってきている。
ご近所のみなさんは、一生懸命に雪割りをやっている。
なのに、忙しさにかまけて、わが家はまったく冬を一進一退しております(笑)。
雪かきは、やれるときには、やる、という主義なので
当然やれないときにはやらない。
そうすると、春の訪れがお隣さんに比べて遅くなる道理。
わが家は北入りなんで、こういう風に固い雪が積層しやすいのもあるのです。

で、このままというわけにはいかないと、
ツルハシとスコップで雪割りして、前面道路上に置いておくと、
通行するクルマが割ってくれる、というのが雪国のこの時期の風情。
・・・なんですが、どうも様子を見ていると、
クルマにも2種類あると気付きました。
ひとつは、北海道人らしいおおらかさで、積極的にかどうかは不明だけれど、
固い雪をバリバリとふんづけて粉砕してくれるクルマ。
で、もう一方は、慎重に雪を避けて通ろうとするクルマ。
なかには、もう少しでクルマを止めて
こちら側になにか言いたげだ、というのもありそうなんです。
まぁ、わたしは根っからの北海道札幌育ちなので、
こういうことには無頓着なのですが、
雪割りの雪を道路に出すのは、公衆の迷惑だと感じている人も多いのでしょうか?
まったく考えたこともなかったので、
はたと、考え込んだ次第であります。
ということで、雪割りは写真のように途中でいったん休止。
う~~~ん、どうなんだろうか?


っていうことで、しばらく考えてやはり、これは迷惑と感じる方が多いと
気付きました。
確かに、クルマの下部には微妙な装置類が多いと思うので、
ヘタをすると、それで破損という場合も考えられますね。
大いに反省させられた次第であります。
う~~む、牧歌的な時代に育ったわたしと言うことか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復興と都市計画

2011年03月26日 09時09分11秒 | Weblog





ついにこういった議論が始まりそうな気運が出てきた。
宮城県知事さんから、とくに沿岸地域の再生について、
都市計画レベルの論議が提起されたと言うこと。
これまでも多くの建築関係者からの声として、
津波被害の頻発する地域では、住み手の安全に配慮して
居住区域制限と、都市計画の再計画が必要ではないかという論議。
確かにその通りであって、
誰が考えてもそういう結論にはなるのだと思うけれど、
それを誰が言い出して、論議を巻き起こすか、
という社会的な合意形成の方が難しい問題だったのだろう。
津波によって跡形もなく建築が流失してしまった地域では
その土地を国が一括して買い上げて
生産と生業再生のための都市計画を作り上げ、
万が一の被害の時には、なるべく早く安全な場所に避難する体制を作り、
一方で、津波被害から安全と目される地域の中の高台などに
基本的な住宅地を持っていくという考え方。

しかしこれでは一方で、長い歴史年代を通して
その地域が成立してきた、民俗の部分は大きく変わらざるを得ない。
その地域が、その地域であり続けてきた
いわば、アイデンティティの根幹に関わってくる。
これまでの被災からの復興でも、結局はそれらの中間的な合意点として、
防潮堤をより高くして、そういう地域アイデンティティを存続させる
というように「地域の民意」は、そういう方向を選択してきたのだろう。
このような二律背反的な選択肢に於いて、
そういう選択には、大いに理解できる部分がある。
そのことを、外部的な立場から口出しは出来にくい。
しかし、今回は、世界的に見ても
「海の万里の長城」といわれ、世界中から見学者が来ていたという
防潮堤すら、その高さの2倍以上(現地目撃情報)の
大津波にひとたまりもなかったのだという。

そこでふたたび、この二律背反の中で
これから地域社会は、選択を迫られていくことになる。
とりあえず、仮設住宅は、残った避難所などの
立地条件に合致した地域に建てられることになるだろう。
応急的には、新たな都市計画的な考えに準拠した方向で
事態は進んでいくだろうと思われる。
そういったなかで、この問題が、どのような考え方に収斂していくのか、
津波被災地では、延期された地方選挙がやがてある。
そのとき、この問題が鋭く問い直されざるを得ないと思う。
はたして、民意はどのように示されていくのか、
注視していかなければならない。

しかし、そうではあるけれど、
その民意を表すべき主権者が、半数以上行方不明という地域すらある。
いまは、そういった現実の中でもあるのだと、深く思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

震災後の通信

2011年03月25日 06時39分53秒 | Weblog







きのうもいろいろな動きがあって、
Replan東北版の4月21日発行号を順延して、
7月21日に発行を目指すことを正式にアナウンスしていきます。

震災からきょうで、2週間経ったわけですね。
実にさまざまなことが起こり、
そしてその間、人間同士のさまざまなやりとり、通信がありました。
あらためて考えてみると、
こういうやり取りに、これまで以上に、
ある想像力が働きつつあるのではないかと、思い始めています。
ごく普通に、抑制的に書かれているなかに
本当の普通の感覚がそこにあって、
そういう感覚が、大震災に向き合って、いま、言葉を交わしあっている。
そういった実感を深く感じております。

石巻に在住するスタッフから
連絡をもらいました。
きのう、札幌のスタッフ一同から見舞いの品を贈ったのが
届いた、その返信お礼だったのです。
石巻は、いまでも行方不明者がたいへん多く、
スタッフの家も、ごく近くまで津波が押し寄せて、
ほんの少しの差で建物的な被災を免れたのです。
娘さんが、この春、めでたく小学校を卒業したのですが、
きのうようやくその卒業式が行われたそうです。
その様子の写真が送られてきて、
本当に目頭が熱くなってしまった。
校舎は当然、避難所になっていて、体育館は卒業式に使えなくて
「多目的ホール」という代替の場所で行ったそうです。
で、贈られた段ボールの品々を娘さんの「卒業祝い」だといって
彼女に開けさせている写真もありました・・・。

どういう状況の中でも、
ひとが生きていくことで、ひとが解決していくしかないのだと
ごく当たり前のことに、今更ながら気付かされております。

<写真は、「東北の住まい再生情報広場」への北上小菅工務店さんの通信より>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北の住まい再生 情報広場

2011年03月24日 10時11分23秒 | Weblog







東北の住まい再生 情報広場
いま、わたしたちに可能なことはなんだろう、
と考えて、表題のようなホームページを立ち上げました。
Replan東北版を、もう8年にわたって発行しています。
今回の大震災によって、取材予定もすべて吹き飛んで、
すべての進行がストップせざるを得ず、
やむなく、4月21日に予定していた号は、
発行延期とさせていただくことになった次第です。
すでに多くの取材も終えていたのですが、
ちょうど佳境を迎えるところでの被災ということで、
まさに直撃を受けた状況です。

震災から1週間以上が過ぎた段階で、
「ではいまできることは、なにか」と取り組みはじめたのが、
このWEBサイトの構築です。
いまは、沿岸地域ばかりでなく、宮城県・福島県・岩手県を中心に
自社のWEBサイトの更新もままならないケースもある。
また、「応急危険度判定」の進捗などで
地震被害の実態なども、相当明瞭に出てきている。
こういうなかで、ユーザーのみなさんへの「地域住宅雑誌」としての
役割として、こういった情報提供に取り組んでいこうと考えた次第です。
まだまだ、情報内容は煮つめながらの作業ですが、
とりあえず、地域の工務店やビルダー、建築家の現在の状況を
お伝えすることからはじめています。
東北全域、約300社以上への情報提供依頼を行いながら、
いま、その会社の状況、住宅の相談対応の可否など、
有益な情報提供に努めていきたいと考えています。

いろいろなみなさんから
ボランティア的に記事をいただいたりしています。
とくに、NPO住宅110番のアドバイザーもお願いしている
三井住友海上きらめき生命保険 株式会社
ファイナンシャルプランナー 佐々木茂樹さんからは
「生活再生における各種の資金について」
と題された投稿記事をいただきました。
これは、着の身着のまま被災されたみなさんにとって、
今後の「お金」の問題を整理してまとめていただいたものですので、
冷静な判断資料になるものと考えます。
準備ができ次第、ニュースのページにアップしますので、
ぜひ、ご覧ください。
東北の住まい再生 情報広場


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自転車購入とTSマーク

2011年03月23日 06時12分00秒 | Weblog






息子の入学する高校では、自転車通学が認められています。
通学の距離はインターネットで調べてみたら、ジャスト8km。
バスの定期を調べたら、8600円以上と高額。
これって、片道200円で往復400円、月に月~土で通って25日程度と考えると
それでようやく10,000円ですから、
10,000円で、1500円分の割増しサービスのある「バスカード」購入と比較しても
そうは違いがない。
通学定期というの、こんなに割高だったかなぁと
びっくりさせられました。

まぁそんなことから、息子は自転車通学を希望することになった次第。
とはいっても、雪が降る季節は無理だし、
その時期にはバス通学にはなります。
4月15日からは自転車が使えると言うことで
まぁいいだろうと言うことにいたしました。
ただし、高校の入学説明資料では「TSマーク付き」自転車にしてください、とある。
現在使っていた自転車は老朽化もしているし、
そういうマークもついていないので、新規購入することに。
で、近くの量販店◎ーマックに向かいまして、
大量に販売展示されている中から、適当なのを選んで
店員さんに、お願いいたしました。
実直そうな店員さん、やや緊張気味でTSマークのことを
あれこれ、あちこち、連絡している様子。
で、ようやく15分くらい経過してから、やや焦り気味の表情で
「ウチではマークを発行できない、ウチの店舗で出来るのは
ここから40km離れている岩見沢店だけなんです・・・」
と、申し訳なさそうに話すではありませんか。(それも聞き取れないほどの小声)
「え、なにそれ、岩見沢って、あんた、(絶句)」
実は、2日前にこの店でTSマークのことも確認していたのですが・・・。
「えぇ、そうなんです」
「・・・、そうですか、間違いはないのですね」
と再度聞き返しましたが、間違いはないそうです。あの下調べはなんだったのか。
で、やむなく、別の自転車店を探すことに。
この時点で、ある推測は湧いて参りましたね。
「はは~ん、これは、官僚組織と町場の自転車販売店業界の結託によるものか」
っていうような、ひとを疑って掛かるような発想。
子どもの前なので、そういう言葉は不用意には言えないけれど・・・。
で、近くの自転車販売店に行ってみたら、そこは定休日。
やむなく、息子が知っていた塾の近くの販売店に行ってみることに。
そこは、量販店とは違って、自転車の展示数も少なく、
値段も高めだろうかなぁ、という印象です。
入ってみたら、これも口べたで実直そうな高齢の店主さん。
「あのぉ、TSマーク付きの自転車が欲しいのですが、どうなんでしょうか」
「・・・・・・、あ、あるよ。あれはね、ちょっと説明が難しいんだけど・・・」
と、TSマークについて説明をはじめそうだったので、
まぁおおむねは想像できるし、このお父さんの話を聞いていたら、
相当の時間を覚悟しなければならないと思われたので、丁重に辞退して、
「あぁ、そうですか、で、量販店から来たんだけれど、値段はぐっと高くなるの?」
「・・・ああいう店で売っているのとは違うから、・・・」
「あんまり品揃えもないみたいだけれど、2万円程度のものはありますか」
「・・・あぁ、あるよ」
っていうような展開。なんでも、もうすぐ息子が別にやっている店に
統合させて、かれは引退するのだそうで、それで品揃えも縮小させているそうです。
で、わが息子に自転車を見せて、乗せてみたら、
「いいよ、俺、これで」
という、まぁ乗れりゃぁ、なんでもこだわりはない、という判断。
親からすると、実直そうなオヤジさんでもあり、値段も量販店と変わらないのであれば
問題はない、ということで購入。
ただし現金をそれほど持ち合わせていなかったので、
「おじさん、カードでもいいかなぁ?」
って聞いてみたのですが、聞いてすぐに申し訳なくなって
「ちょっと銀行で現金おろしてくるから」と行ってきました。
自転車の目利きや、整備については長年の経験がありそうですが、
カードの処理やらは、どうにも手間が掛かりそうだったのですね(笑)。
しかし、そういう店主さんにさらに苦労をかけるように
このTSマークの伝票処理、マーク発行が手間が掛かる。
かれにしてみたら、自転車1台売るのに手間の掛かること、掛かること・・・。
こっちは、やや諦めから時間がかかるのに覚悟は決めたので
微笑みを持って接しておりました(笑)。
整備の済んだ自転車に息子を乗らせて先に帰らせたのですが、
オヤジさん、ていねいにブレーキの掛け方とか、
扱い方を教えてくれておりました。ありがたいです。
で、その後、オヤジさんの手際のいい(笑)、事務仕事に付き合って
ようやく、自転車購入完了であります。

制度としては、TSマークというのはたいへんいい。
以下の損害保険や損害賠償保険に加入したこととなり、
大変有用な制度です。
入院加療15日以上で1万円
死亡または重度障害(1~4級)で30万円
死亡または重度障害(1~7級)で限度額1,000万円
というもので、これが500円で加入できた。
で、年に1回、整備資格者に点検してもらって1000円を払えば継続できる。
って言う次第。
悪くはないけれど、消費者にはややわかりにくさがありますね。
で、わたしの直感は半分は当たっていたけれど、
たいへんいい制度だと言うことで、直感の半分は思い過ごしと、反省しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

めった打ち、佑君

2011年03月22日 15時06分36秒 | Weblog






野球を巡って、開幕の時期の是非が話題になっていますね。
セ・リーグ側は29日から開幕の予定とか。
どうなっていくのか、状況はまだ不明と言った方がいいのか。

そんななか、きのうは斉藤佑樹君、札幌で先発投手。
テレビででしたが、見ておりました。
いやぁ、打たれましたね(笑)。
3回には、こりゃぁ、回が終わらないかも、とも思えた。
専門的なことはまったくわからないけれど、
素人目で見ていて、まったく打たれない気がしない。
たまに打ち損じてくれるのを待つような状態。
で、表情を見ていたのですが、
案外内心の動揺をそうは感じさせないような表情でいましたね。
たぶん、心の中では、何が何だかわからない状態だったと思うのですが、
試合後のコメントで
「ずっと無失点というようなのは、怖かった」
っていうように語っていて、まぁふつうの投手としてのふるまいに
近づいてきたと思います。
見ていて、長嶋選手がプロでの緒戦で、当時国鉄スワローズの
金田正一投手と対戦して、4打数4三振というデビューだったのと
すこし重ね合わせて見ておりました。
こちらの側も、覚悟を決めてみていたというか、
そういった心理で見ていたように思います。
まぁ、実戦が始まる前に、徹底的に打ちのめされるというのは
あってしかるべきだと思います。
で、そこから這い上がれなければそれまでの選手だし、
そこから闘争心を掻き立てて、
今度は返り討ちにしてやるぞと、立ち向かえるかどうかだと思います。
幸い、変に気を使って途中交代させるような監督の采配もなく、
自分で最後までアウトを取らせていた姿勢はいいなぁと思ってみていました。
というより、まぁオープン戦だから、当たり前だし、
流れ的に、ああいう状態のときにあとを投げさせられる方の選手は
たぶん、たまらないのでしょうね。

さて、こういうことになって、
俄然、次の登板がたいへん楽しみになってきました。
軌道修正を果たせるのかどうか、
なんとか、リベンジに立ち上がって欲しいなぁと思っております。
がんばれ、斉藤佑樹! 北海道日本ハムファイターズ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする