大学って、
ひとの教育と言うことに特化した組織。
ビジネスとしてみたときには、その資産って、
通常の会社のように、商品があって、その流通組織とか、
生産工程とかがあるわけではない。
したがって土地とか、建物くらいしか基本的にはない。
あとは、ひたすら教育のひとに金がかかる。
情報とその質が高まっていくためには
ソフトウェアへの関心が非常に高くなっていくでしょうね。
そういう中なので、まぁ、建物には比較的に投資するでしょうね。
写真は先日、用事があって訪問した「宮城大学」です。
真ん中に階段状のオープンスペースがあって
なかなかにここちよい空間になっておりました。
先生の部屋は左側に集中しているようで
教室などが右側にあるというような構成のようです。
結構、外気が暑い日に、っていうか、
真夏日に行ったのですが、
まだコンクリート駆体は日射蓄熱していないので
比較的、自然蓄冷したような状態なのだと思われました。
まぁ詳細のことは取材もしていないのでわかりませんが、
やはりこの階段スペースが面白い装置だと思いました。
やろうとおもえば、ここで集会なんかも開けそうで、
ヨーロッパの都市には必ずと言っていいくらいにある
「広場」的な空間ですね。
なぜか、こういう空間に来ると、開放感が感じられる。
「公共」というような言葉が連想される。
こういう「誰のものでもない」空間っていう感覚が
いろいろな公共性を裏で支えている概念なのではないでしょうか。
空が見晴らせるのだけれど、
透明な屋根が掛かっている、という感覚がいい。
どうもこういうの、無条件に好きなんですけど、
おかしいかなぁ?