三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

本日から関東住宅取材

2009年10月31日 06時43分10秒 | Weblog




さて、本日から関東での本格的な住宅取材であります。
全国発売の雑誌も手がけているので、何軒かは
取材しているのですが、今回はまとまった取材日程。
北海道と東北の取材が多いので、
関東のような人口密集地帯では経験値が少ないので、
最初は全部自分で、大体の土地勘も含めて体験したいと考えた次第。
東京では学生時代から就職しての数年間と住んでいた経験もあるのですが、
住宅取材のように、あちこちと住宅地域を歩く、という経験はない。
どうなるかなぁと。やや不安な面もあるのですが、
そういう取材者の体験すべてが、誌面に反映するもの。
予断を持たず、首都圏地域・関東の生活というものの現状の姿を
感受しながら、ルポルタージュ体験をしていきたいと考えています。

きのうは、札幌から移動して、
どうせ、きょうカメラマンと落ち合って移動しはじめるので、
都内のホテルでいいだろうと思いまして、
先日と同じホテルに宿泊して、周辺にあって気になった
「小石川後楽園」にぎりぎり時間が間に合って、滑り込んで見てみました。
4時過ぎに入ったのですが、そこに仕事の要件の電話も入ったので、
まぁ、ほとんど時間のない中での駆け足であります。
臨池式庭園で、基本的な構成は会津の大名庭園と似たような感じであります。
ただし、茶邸は池に面してはいない、というのが違うかなぁというところ。
歩いてみると、これは一種の音楽鑑賞に似たような世界だと感じました。
実際にも、水の音とか、動物たちの音とかも聞こえてきそうだし、
次々とシーンが移ろいゆく様は、
たいへん音楽的な体験をさせてくれるものなのだと思いました。
池の周囲を回遊させる順路構成になっていますが
転々と、深山幽谷であったり、
一転して天地水明であったり、という場面がほんの数歩の歩みで
場面転換していく世界。

で、どうしても建物があると、
ついそこに足が向いてしまう習性(笑)。
茶屋的な建物がありまして、名前は「丸八屋」というのだそうです。
「酒亭」という用途向きが案内書きに書いてありました。
茅葺き屋根の角度と、構造の間のプロポーションが
たっぷりの軒の出で、なかなか格好いい。
壁は窓枠のまわりが漆喰とおぼしき白壁で、
ガラスのない時代ながら、格子の木組みで外界の風景を室内に取り入れている。
軒の出が深いのは、その用途でできるだけ風雨の影響を和らげる仕掛けなのでしょう。
壁はツートンになっていて、その下側は木組みのように見えていました。
出入り口の足下には、竹の格子組が敷き込まれていて、
土や泥を落とす玄関マットがわりの装置なのだと思われます。
丸八、っていう、布団屋さんのようなネーミングは
「腹八分目」というような意味合いだそうで、
「昼の酒は九分、夜の酒は八分にしておきなさい」という意味合いだそうです。
って、昼間も酒を飲んでいたと言うことなのでしょうか(笑)。
昔のひと、というか、この庭園の主たちの放恣な暮らしぶりが
はかなくも浮かび上がってくるようなネーミングだと思わされます。

不思議空間、「大名庭園」探求でありますが、
さてさて、なんのためにこんなものを全国で作り続けたモノか、
いよいよ、ワケがわからなくなりますね。
端的に言って「搾取の象徴」という言葉しか浮かんできません。
どうなんでしょうか?






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建築写真家・安達治の本、出版

2009年10月30日 06時12分46秒 | Weblog




北海道が誇ってもいい写真家に、安達治さんがいます。
かれは、建築の写真家を志し、
北海道に移住して、北海道の建築写真を撮り続けてきた。
縁があって、わたしの雑誌でずっと、写真を掲載し続けてもらっています。
地方で住宅雑誌を発行し続けていく、
確かに広告収入を基礎として経営を維持し続けていくしかないのだけれど、
かれの純度の高い建築写真をその誌面に入れていくことで、
かろうじて、「文化性」の部分を持ちこたえられてきたと思っています。
わたしどものような雑誌からの依頼をこころよく引き受けてくれ続けてきたことに
深く感謝しています。
初めてかれと写真撮影を一緒に行ってみて、
建築に向き合うかれの姿から、実にさまざまな思いが伝わってきた。
雑誌を作り続けていく、その本質的な部分で、
本当に、そのバックボーンになっている面が実に大きい。

長く、そんな思いを持っていながら、
かれの名を冠した本を出版することはできなかった。
地方中小零細出版としては、あまりにもハードルが高かった。
しかし、スタッフからかれの名を冠した企画が発案され、
多くのみなさんからの賛助も得られて、
今回、ついに彼の名を冠した特別編集号を発刊できることになりました。
「建築写真家 安達 治×北海道の建築家18」
というタイトルで、11月1日に発刊されます。
以下に、その要項を。

A4版・オールカラー168p(表紙共) 定価2,000円(税込)
北海道の書店、amazon、Replanホームページにて発売!
北海道の住宅雑誌「Replan」連載、『Zoom Up住宅』でお馴染みの、写真家・安達 治さん。
建築に対するその思いを込めた写真は多くの人を魅了してきました。
同時に「Zoom Up住宅」に掲載された建築家たちの住宅は建築の可能性と魅力をより深く伝え、家を建てようと考える人たちの固定概念をくつがえし、大いなる刺激となっていきました。

この本はReplan誌面の連載企画「Zoom Up住宅」をもとにした住宅写真集であるとともに、18組の北海道の建築家たちの建築作品集であり、さらに写真家・安達 治さんや建築家たちの人間像に迫る一冊です。


というような次第であります。
Replanの本
から、直接予約購入も可能です。どうぞよろしくお願いいたします。





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ついに新型インフル感染

2009年10月29日 07時16分33秒 | Weblog



とは言っても、わたし自身ではありません。
ウチの息子でして、先日の中学校の学級閉鎖のときにも
なんとか元気にしていたのですが、
ついに罹患であります。
息子は、それほど高熱は出ず37度代後半程度で、食欲もあり、
夕食など、お肉をバリバリ平らげるほどの元気良さ。
まぁ、お医者さんの見立てでも2~3日の様子見で、
比較的に軽く済みそうな感じではあります。

ところが、わたし自身は、あすから長期1週間の予定で出張に出ます。
関東地区での取材が予定されているのですが、
そうなると、万一インフルが発症すると困る。
以前にも一度、出張中にインフルに罹患した経験がありまして、
丸丸2日近く、ホテルから一歩も出られず、辛い思いをしたことがあるのですね。
まぁ、発症は急激に出てくるモノなので、どうしようもない。
ビジネスホテルでは、なかなか食事の手配もできない。
やむなく体調をにらみながら、
近隣のコンビニに駆け込んで最低限の食糧を確保して
ひたすら、ホテルのベッドで唸っていたのです。
高熱が出て、寒気が凄かったので、本当に辛い体験でした。

で、今回は5泊6日の日程で、
概ねの行程は固まってきたのですが、
そこに降って湧いたくだんの事態なんですね。
同じお医者さんに、そのあと診察してもらいましたが、
まだ発症していない、ということでは診断を下すようなことはできない。
困った事態なのですが、
出張予定を勘案していただいて、
お薬を処方していただけることになりました。
お話しでは、今回のインフルでは家族間感染というのは
それほどではないのだと言うこと。
とくに、父子の間では、あまり心配はないということでした。
ただし、その根拠を伺うと、
「まぁ、父親は接触機会が少ないのでしょうね」
っていうこと。ふだんから食事も作っている主夫(笑)としては、
薄い根拠だなぁと、内心不安ではありましたが、
まぁ、すこしは心強いお話しでした。

世界的な大流行騒ぎから、もうだいぶになりますが、
ついにわが家、わが身にもインフル禍、降って参りました。
いまさらのように、手洗い・うがいを励行しておりますが、
さて、どうなるものでしょうか。





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江戸の都市計画

2009年10月28日 07時04分32秒 | Weblog




写真は小石川後楽園の外周です。
東京はご存知の通り、江戸を基盤にした計画都市。
街割り計画は、家康の時代までさかのぼる。
源江戸の都市計画って、痕跡としては、
旧江戸城地域や、いわゆる「大名庭園」などの計画緑地が残っている。
そういうなかでも、後楽園は都心にほど近く、
その後、日本の野球のメッカとしての場所になって
日本の文化のある意味では基盤を形成したと思う。
なぜ、初期の都市計画の時に、こういう庭園緑地を作ったのか、
自然的に、大火の時の緩衝地帯として考えたものか、
都市化するなかの、緩衝地帯として考えたものか、
いろいろ面白いと思っています。
で、こういう緑地の存在が、はるかな後世になって
貴重な中心街緑地として、大いにその存在が活かされる。

京都や札幌と違って、
東京は、王城都市としての碁盤の目のような街割りになっていない。
江戸城も、宮殿建築ではなく、区分としては「住宅」なんだそうですが(笑)
住宅を中心としているからか、
このような緑地計画はけっこう、豊かに残されていると思います。
江戸の初期に、ブームになったという大名庭園って、
しかし、なんとも面白いことが行われたものだと思いますね。
庭園を造ったとしても、どのような「効果」があったのか。
Wikkipediaをひもといてみると、

大名庭園の概要

江戸時代初期にしばしば王朝風と呼ばれる平安時代以降の伝統的な、または安土桃山時代に発達した豪華絢爛な池庭や枯山水、あるいは禅院で発達した枯淡な枯山水や露地から出発し書院造に影響を与える茶庭など多くの様式が並存する時代であり、これらの様式が集大成される回遊式庭園を誕生させる。大名庭園は江戸をはじめとする各地諸藩の大名の邸宅や別荘に設けられた庭園の総称であり、様式名ではない。様式としてみるなら大名庭園は上記の様式いずれかに分類される。
各藩は大名庭園を遊興や、日本武術の馬術用馬場や弓術用の的場、回遊形式を取り入れた庭園の構造から散歩・散策などを楽しむ空間として利用していた。また造園技術に関して各藩間で技術交流が行なわれ、園芸学や博物学などもそれに伴って発達した。池のまわりを回遊して観賞するように造られ、庭園内の景観として自分の好む名勝地をモチーフとしたものが配された。それらはいずれも庶民の遊観所で、こういう景観をひきしめるためにも、また利用上からも、休憩所としての茶屋や御堂を建て、これらの建物と庭景観とで局所局所をまとめ、順路にそって回遊するようにできている。時間とともにつぎつぎと展開されていく変化の多い景観は音楽に比較される。広々した池面に出る前に必ずうっそうと茂った木立を通り、山々を通りぬけるときも変化にとんだ建物や橋で飽かせることがない。
当時の江戸は、面積の約50パーセントがこのような大名庭園と大名屋敷で占められていたとされる。これらの庭園は明治期にいったんは存亡の危機に瀕したが、当時の上流層の大邸宅に蘇る。現在東京都心に残り、名称史跡に指定される日本庭園や新宿御苑や戸山公園、水戸徳川家下屋敷であった墨田公園内日本庭園や鍋島松涛公園などの公園のいくつかは、これら江戸期の大名庭園跡地が利用されているほか、明治期に称された三大公園(日本三名園)はいずれも地方都市に残る大名庭園跡である。

っていうような解説。
なんと、江戸の敷地の半分がこれらで占められていた(!)。
まぁ、しかし、これを読んでも、「なぜ作ったのか」という疑問には
明確な答がないと思います。
考えられるのは、このような「公共事業」を積極的に起こすことで、
経済面での活性化を図った、というようなことでしょうか?
日光の造営などは、たぶん、
そのような目的が大きかったのではないかと思っているのですが、
こうした大名庭園も、似たような目的で、各大名の経済力を
軍事に向かわせないための公共事業として、振興が図られたものでしょうか。
まぁ、このような都市計画の結果、
なんとか、21世紀の今日でも都市機能として使える街になっている。
そういうものとして、子孫に知恵を残していると思います。






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女性建築家イベント~MaMCaNフェスタから

2009年10月27日 07時29分28秒 | Weblog



女性建築家って、
住宅を依頼する側からすると、頼みやすい存在でしょうか。
まぁ、わたしは男性なので、よくわからない部分がありますが、
同性の奥さんたちにとっては、
女性ならではの気付きポイントがあって、
たぶん、いろいろと相談しやすい部分があるのではと思います。
日曜のイベントの写真なのですが、
短い時間ながら、お話しはどれも楽しく大変参考になるものでした。
以前も、わたしどもの会社2階のイベント会場で行いましたが、
そのときは、集まったみなさんも女性が多く、
途中からは、ワイワイがやがやと、ほとんど井戸端会議状態に突入して、
「そうよね~」
「やっぱ、ですよね~」
みたいな、歓声に近い盛り上がりぶりで、ちょっと太刀打ちできませんでした(笑)。
つくづく女性の感受性の細やかさに感心いたしました。

で、ある女性建築家の住宅で、
大変興味深い事例がありました。
還暦手前くらいのご夫婦の建て替えの住まいなんですが、
間取り的には平屋で、しかも、平面計画では
夫婦それぞれ別々の寝室になっていて、それが左右に一番遠く離されているのです。
夫婦別寝室プラン、というのが流行なんですね。
面積利用で考えれば、寝室は1室の方が合理的ではありますが、
そういう風には考えないのですね。
そういう、「ぜひ夫婦寝室を別々にしたい」
っていうような奥さんの希望を話し合い、相談するのに、
女性建築家って、やっぱり凄く頼りになるだろうと思いました。
たぶん、施主さんの希望は明確だったと思いますが、
男性建築家であれば、そこまでストレートに話せるものかどうか、
いかにも札幌の女性たちの感覚は直接的だと思いました。
暮らし方を明確に表現するって、
やっぱり、なかなか思い切りもいる作業だと思います。
女性らしさ、って案外こういう部分に、
女性としての生き方への最大の共感者という意味合いが強いのではないか、
そんな思いがしてきますね。

追記
きのうは大変多くのみなさんがこのブログ、見ていただけました。
ちょっと、びっくりしています。
とくにyahooでは、ちょっと気がついたらアクセスが
なんと、1300近い。タイトルの「出前イベント」が人目を惹いたのかなぁ(笑)。
これからもよろしくお願いします。




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出前イベント

2009年10月26日 06時37分05秒 | Weblog



きのうは、写真のようなイベントで
「北のくらしデザインセンター」の宣伝を出前で行ってきました。
MaM-CaNという、主婦のネットワークの5周年というお祝いを兼ねたイベントと言うこと。
代表の竹本アイラさんは、地元FM局でDJをされていて、
その後、結婚・子育てを経験して、
そういう主婦体験をアピールしていく中で、企業側に
子育て真っ盛り世代の感覚を伝えていく役割りを果たしています。
主婦になって子育てが始まると、
それまでとは、生活が一変することを
主婦側からの目線でとらえ返して、
さまざまな情報サービスやらへの提案活動をしている。
わたしのようなビジネスマンからは出てきにくい発想で仕事している。

会場は札幌市内の中心部のホテルイベント会場。
ワイワイがやがやと、まことに生活色の強いイベントだなぁと感心しておりました。
やはり子育て世代ということで、当然ながら、
子ども連れのみなさんばっかり、大集合であります。
まぁ、わたしどものような住宅の、それも建築家に依頼するっていう
そういう志向と、どのようにマッチングするのか、
予測はなかなか難しいと思いますが、
やってみなければ、わからない部分が多い。
そんなことで、いろいろな情報も得られて、面白い試みでした。

イベントでは、カミさんが女性建築家のみなさんとトーク。
わたしは、プロジェクター+PC操作の裏方を務めておりました。
自分がやるのとは違いますが、
やはりいろいろと気遣いもしますので、気が気ではありません。
少人数ではありましたが、イベントが始まると
みなさん熱心に聞き入ってくださいました。
住宅って、そう大きい部分ではないけれど、
奥行きと深さは深い、というような領域なのだと、再確認した次第。
いろいろと勉強になったイベント出展でございました。
さて、今週末からは関東地区での取材活動が始まります。
その準備その他、今週も多忙であります。がんばるぞ、っと。





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日ハム、ダル抜きで勝利

2009年10月25日 06時43分13秒 | Weblog




セパ両リーグとも、
日本シリーズ出場チームが決定しました。
終わってみれば、結局どちらもリーグ戦優勝チームの出場。
なんですが、パリーグの方では、
よく、わがチーム、勝ち上がれたなぁと感心しています。
きのうは、というかパリーグのCSは、プロ野球らしい話題も多い一戦でしたね。
野村監督の最後の戦いかも、という裏側で進行するドラマも
絶妙な色合いとして、いいスパイスになっていたと思います。
中盤までは、ほんとうに意地がぶつかり合ってのいい試合。
早めに継投に切り替えた野村さんの執念が
徐々に日ハムを追い詰めていた感じがありました。
でも、7回の2点追加で、ほぼ見えたかなと思われた展開の中で、
それでも8回にはエースの岩隈選手がマウンドに立った。
このあたり、できる手はすべて打ってきた、と思いました。
しかし、そこで完膚無きまでに直球をとらえたスレッジの一発。
GAORAの中継で見ていましたが、
その瞬間、岩隈にも、野村さんにも、
なんともいえない、清々しい笑顔がありましたね。

その後、セレモニーに粛々と待っていて付き合ってくれた楽天ナイン。
終わって、応援団前に整列しての挨拶のあと、
日ハムの吉井コーチが野村さんのところに走り込んでいった。
きっと、おつかれさんでした、って声を掛けていたのでしょうね。
それにつられたか、ヤクルト時代の教え子、稲葉が駆け寄って
自然と、胴上げのシーンにつながっていきました。
いままで戦いあった両チーム選手による、敗戦監督の胴上げなんて、
まぁ、なかなか見ることのできない光景でした。
そのあとの、両チーム選手同士の、戦い終わってノーサイドの交歓交流って、
日ハムでは、2年前のCSの終了後にもロッテとの間でありましたが、
今回も、対楽天で、再び行われましたね。
ダルビッシュも岩隈選手と健闘を称えていた。
それぞれが、意気に感じていた選手にあいさつしていました。
こういう野球スタイルも、あっていいのでしょう。
札幌ドームらしいというか、北海道の野球ファンらしくて、
いいムード、伝統が、形作られつつあるなぁと思います。

さて、本当に日ハム、強かったです。
まさか、ダルビッシュ離脱しての戦いで、
ここまでの戦い方ができるとは思いませんでした。
やや非力な投手陣ながら、
打つ方が一丸の姿勢を見せて、全員野球で勝利を掴みました。
たぶん、日本シリーズでもダルビッシュは投げられないでしょう。
というか、ことしは無理して出場しないで欲しい。
残った選手全員の頑張りで、セリーグ制覇の巨人に堂々と
挑んで欲しいと思います。
けっして絶対不利とは思えません。
ほかのパリーグ全チームのファンの分も背負って、
頑張れ、北海道日本ハムファイターズ!
<写真は楽天本拠地・仙台ケヤキ並木>






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男の朝カレーづくり

2009年10月24日 07時20分00秒 | Weblog



出張から帰ってくると、
ホテル暮らしからの反動からなのか、
無心に料理を作るのが楽しい。
まぁ、作る元気もないほどに疲れ切っているときは、
「ごめん」ということで、カミさんに頼むのですが、
結構、あさごはんを頑張っております。
っていうか、最近は晩ご飯も作ることが多いでしょうか。
わが家では、「ラムしゃぶ」が定番料理なんです。
大体1食分ずつのラム肉をラッピングしておいて、
「きょうはこれ」っていうことで、冷凍庫から冷蔵庫に移動させておく。
そうすれば、あとは鍋に適当な野菜を入れて煮立てれば、
早い晩ご飯が出来上がる。
昨日も、家に戻って坊主と食卓を囲むまでに20分くらいだったでしょうか。
ラム肉って、庶民の味方っていうくらい低廉価格。
と思っていたのですが、最近はどうも様子が違うようで、
豚と比べても、それほど安くはないのですね、びっくりです。
まぁ、しかし、食べ盛りの坊主の旺盛な食欲を見ているのは楽しい。
野菜はたっぷり食べられるので、
まぁ、バランスもいい。
ごはんと一緒に平らげていくのですが、
締めには、どうしてもラーメンを入れて食します。
炭水化物が多いかも知れませんね(笑)。

写真左上が、その残骸であります。
こうなった状態から、ラーメンスープを入れてひと煮立ちさせると
これもおいしいスープで、実に体が温まる。
っていうところですが、休日になると、
やっぱり朝カレーづくりであります。
イチロー選手の大好物ということで、ポピュラーになってきた朝カレー。
わが家では、20年以上前から、っていうか、結婚当座から、
朝カレーが定番中の定番。
トマトを結構使うのが、わが家流でして、
適度な酸味もたのしい味わいであります。

こうやって、料理を作っている間は、
台所を片付けたり、食器を洗ったり、収納したりと、
こまごまと、無心な作業が続くので、
まぁ、頭のなかは空っぽになりますね。
こういう時間が楽しいのではないかと思います。
生活の句読点になっている、休日のカレー作りであります。
写真は、料理プロセスです。






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皇室の名宝展

2009年10月23日 06時24分11秒 | Weblog



東京上野の国立博物館で、現在、
皇室の名宝展が開かれています。
時間を縫って、行って参りました。
さすがに国の華、そろいも揃って大作ばかりがこれでもかとあります。
なんでも10万人を突破したと言うことで、
展示会としては大成功のようですね。
展示の中では、伊藤若冲の一連の連作が一挙公開されていたのが壮観。
このひとは、江戸中期の京都のひとで、
芸術の中心地であった京都の気風のなかで、
富裕な家に生まれ育ち、絵を志して家業を早くに引退してから
多くの作品を残したひとです。
この国立博物館の展示では、何回か取り上げられていましたが、
これまでは、知る人ぞ知る、という存在だったと聞いています。
日本の画家でありながら、忠実な写生リアリズムを感じさせ、
同時にシュールレアリスティックな画風の作品を残しています。
細密な描写と、克明で詳細な色彩に対する感覚、
それらが、一目で目に鮮やかに飛び込んできて、
幻想的な世界に引き込んでくる感じがする作品です。
ちょっと、日本的な絵画感覚からは異色の作家ですね。
ただし、あまり知られてはいなかったのに、
やはり、皇室では、しっかり大作をコレクションしていたのですね。
ワンコーナーを独占して展示されていたのですが、
最近、伊藤若冲さんって、ブームなんだろうと思います。

でもやっぱり、一番最初のコーナーで真っ正面で迎えてくれるのが
狩野永徳法印の名画、唐獅子図であります。
なんでも、由緒では秀吉が天下統一事業の時期に描かせた、ということ。
日本の歴史が生んだ、もっとも強烈な個性である秀吉の、
その最盛期の権力志向を端的に表現するような
雄渾な画題と、描かれ方で、見るものに圧倒的な存在感を魅せてくれます。
安土桃山は、やはりものすごくわかりやすく、
日本の芸術表現も、自信とオリジナリティにあふれた闊達さがありますね。
日本の歴史にこういう時期を持っているというのは
誇らしくもあり、という思いをいつも抱きます。
この時期の京都の街の自由闊達な雰囲気の春爛漫の中で
その空気を胸一杯に吸ってみたものだ、という思いですね。

時間のない中での駆け足参観でしたが、
でもたっぷりと、日本の名華を堪能できたな、と思いました。
11月12日には、天皇即位20年ということで、入場無料なのだそうであります。
あ、でも、今回展示のものは総入れ替えで、
11月12日からは全部、展示が替わるのだそうです。






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東京は広い・・・

2009年10月22日 06時29分46秒 | Weblog



さて、一昨日に続いて、
きのうも一日、東京都内を歩き回りました。
本当に東京に来ると、日頃の運動不足を痛感いたします。
東京って、交通機関が異常に発達していて、
便利さは究極まで達しているので、
どうしても活動的になり、多くのひとがそれになれて、
動き回ることに、まったく抵抗感がなくなっている社会なのかも知れません。
札幌で、車を使わないで、こんなにも動き回ることは、
考えることもないだろうと思います。
それと、東京の面積って、実際よりも相当に広く感じる・・・。
地面の面積のほかに、それを複数として使っている
高層ビルとかの大型ビルの床面積を含めた
いわば「使用可能床面積」って、どこかで調査データはないのでしょうか?
駅なんかにしても、何層にもなっているので、
フロア面積は、地図で見るよりも相当に広大だと思いますね。
ちょっと、都心から離れるとわたしたち田舎人と同じ面積感覚が感じられるけれど、
たとえば、中央区や千代田区、港区などは、
こういうデータで見たら、実態的面積って、相当に広いのではないだろうか?

きのうは大手町で、あやうく迷子になるところでした(笑)。
「経団連ビル」というところに行こうと思ったのですが、
どうやら、建て替えて間もないということで、
なんと、地図表示はどこにもない。
かろうじて、地下鉄出入り口ナンバーを頼りにするくらいしか方法がない。
道路脇にある地図標識にも、住所表示がされていないのです(!)。
っておい、というところですが、来訪者にはホント、わかりにくい。
で、そこにたどりついても、ビルに看板ひとつない。
目の前のビルに入っている郵便局で確認して、
それでも不安になってしまうほど、案内がないし、不親切きわまりない。
そのうえ、セキュリティチェックはすごい。
入居されている方から「申しわけありません」と言われてしまいました。
どうやら評判の不親切さ、なのだそうですね。
で、用事が終わって、そこから浜松町に移動するのに、
まぁ、いろいろ面倒になってきて、
結局、大手町から東京駅まで歩くことにしちゃいました(笑)。
地下鉄移動で考えたら、どうやっても乗り換えが面倒そうなんです。
大手町と東京って、丸ノ内線の隣り駅ですが、
地下街もつながっている。
まぁ、いいや、っていうみたいなことだったんですが、
遠いこと、遠いこと・・・。
考えてみたら、札幌で隣駅まで歩くなんて、考えられないのに、ね。
ようやく着いた東京駅にしたって、上下で複数の顔があって、
面積は、まさに広大に確保されている。
実面積にだまされるのですが、実際の東京都内はすごく広い。
狭そうに表示されているけれど、歩き回ると、実に距離は長い。

で、さらに、地上を歩くと、
気温表示以上に、太陽光輻射熱が強い(笑)。
北海道人は、この手の暑さにからっきし、ダメなんですね。
10月半ば過ぎで、背広ネクタイで汗だく、というのは想定外。
実に機能的に、動きやすい環境ではあるけれど、
それにだまされて、過密日程を組むと必ず、疲れが複層倍してくる街ですね。
いやはや、またまた、反省の次第です。
<写真は、小石川後楽園の東京ドーム側出入り口。
旧跡だけれど、日中昼間しか開放されていないんですよね。不親切。>






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