全国のプロ野球ファンのみなさん、
わが北海道日本ハムファイターズは天王山を勝ち抜きました!
ありがとうございます。
宿敵・西武ライオンズとの戦い、先週末は西武球場で1勝2敗でしたが、
当初から噂されていたとおり、今週のホームでの戦い
札幌ドーム2連戦が最大の山場と目されておりました。
もういても立ってもいられない状況でしたが、
落ち着いて坊主といっしょのテレビ応援観戦でありました。
結果は、ご存知の通りの2連勝という最高の結果。
優勝マジックは2というところまでこぎ着けた次第です。
第1戦は、エースと言っても過言ではない吉川君の完封と
我慢して大きくなってきた4番、中田クンの2本のホームランという
エースと4番の活躍という最高の勝ち方で先勝。
この、今シーズンを通した「戦略的戦い」の成果が炸裂しての勝利が
翌日、きのうの第2戦にも波及して、
金縛りに遭ったようなライオンズ打線の決定力不足を導き出して
工夫を重ねた得点を重ねたこちらはプレッシャーを意識もせず
のびのびと戦いを展開して、宿敵に望外の2連勝達成です。
まだ、勝負事、下駄を履くまではわからないのですが、
残り4試合で2つ勝てば自力で優勝。
そうでなくても西武が、残り7試合で2敗すれば他力で優勝となります。
数字的には圧倒的に有利な状況になってきました。
しかし、きのうの戦いでも
ポイントになった追加点でも、若手の元気印・杉谷選手が貴重な犠牲フライを放つなど
若い伸び盛りの選手たちが12球団イチで活躍している。
エース格になった吉川投手をはじめ、
中継ぎの増井投手の成長など、投手陣も若返りが進んでいる。
野手陣では、4番の中田クン、陽選手がまさに主軸となって大車輪の活躍。
そこにキャプテン・田中賢介の代役として彗星のように飛び出してきた西川君。
かれはまだ高卒2年目なのに、すばらしい打撃センスを見せて
糸井選手欠場中には3番まで果たしていました。
さらに前述の杉谷選手や、守備のひとですが大活躍の中島選手など、
若い選手たちが臆することなくグラウンドで躍動している。
固定化した戦力で老化が進んでしまった間違ったチーム編成方針の
阪神タイガースなどの大失速とは無縁な戦い方だったと思います。
こういうように「戦いながら若い人材を育てる」というのは
まことに見ていて痛快そのもの、丸かじりであります(古いなぁ)。
今シーズンを見ていると、まさにこういう戦いの連続。
前半戦は、稲葉選手の2000本安打達成までの驚異的な好調さ。
さらに田中賢介や糸井選手の爆発的な打棒というベテラン・中堅の活躍が目立った。
それがここにきての終盤では、中田選手の大爆発のように
若手がのびのびと実力を伸ばしてきている。
年代のバランスが実に取れていて、他チームのように息切れがない。
やっぱり若い人材がノビノビやれている組織は見ていても気持ちがいい。
こういう戦い方は、わがチームの戦略的戦いそのものを表していて
そのぶれない姿勢が、一本通っていると感じられてうれしい。
やはりお金の掛からないドラフトでの新人発掘を基本にした「補強」の戦いが
強く感じらます。それを甘やかすことも腐らすこともなく大切に育てて
中堅ベテランとの協調のなかで強い戦力を構築していく。
こういう戦い方、ファンとして冥利に尽きる思いでおります。
さて、残りの数試合ですが、
その先には、ポストシーズンゲームも控えている。
最後は、最強と思われる読売巨人軍との戦いまで行けるかどうか、
頑張れ、北海道日本ハムファイターズ!