さて、きのうは2日目の講演でしたが、
一昨日の講演とは打って変わって、無事にプレゼンのデータを
全部、お話しすることができました。
120枚以上のパワーポイント画像を、88枚まで絞り込んで
MCさんとの掛け合いも、人が代わっていたのですが、
経験も生きて、ポイントのところで活発に掛け合いもできました。
なによりお客様の反応がすばらしく、進行に合わせて、
さまざまに喜怒哀楽感を受け止めていただけて、
その表情が、徐々に打ち解けて納得感も持っていただけたようで、
時間がない中でしたが、会場からの質問もいただきました。
無事にミッション完了であります。
多くのブログ読者のみなさんから、励ましの声も聞かせていただき、
たいへん心強く感じさせていただきました。
本当にありがたいことだと、内心で手を合わせておりました。
で、帰って来たら、
今度は写真のようなアナウンスがHONDAから来ておりました。
わたしのクルマが、先般陥った事態については
このブログでお知らせしていましたが、
メーカーの方で、わたしの遭遇した「エンジン停止事故」なども
しっかりと受け止めてくれたようだと、
やや安心にも似た気持ちを持ちました。
先週、事前に営業の担当者の方からも電話連絡が入っていましたが、
再度、完全な形でリコールしたい旨の通知であります。
どんな大メーカーでも、完璧な商品というのはなかなか難しい。
むしろ、問題が発生したときの対応こそが
生存戦略から考えても、そのメーカーの最重要なことだと思います。
また、国レベルで考えても、天津やうち続いた各地での大爆発事故に、
情報を統制し、まるで戒厳令対応を見せている中国の事例を見るに付け、
どうも危機は徐々に進行しつつある、と思わざるを得ません。
発表されている事態推移と、真実の間には大きな乖離がありそうです。
上海の株式市場への対応とも合わせて
もっと大きな危機が、大きく歯車を回しはじめているのではないかと、
胸騒ぎする部分があります。世界の株価はそれを暗示しているのでは・・・。
第2次世界大戦は、ニューヨークの株価大暴落から始まった事実。
場合によっては、周辺国が巻き込まれていく事態に発展しはしないか、
共産党1党支配体制の13億の国家で、どんどん加速する矛盾・危機。
折しもEUでは、富める国ドイツへの難民認定希望が殺到している。
EUという壮大な実験が、ドイツの経済的ひとり勝ちという事態に
結果しつつあり、そのことが危機を生み出しつつあると思います。
結局ユーロは、ドイツの輸出競争力と経済的成功だけに働いている、
域内各国の今回の事態への対応を見ていると、
危機の根は相当に深いと思わざるを得ないと直感します。
本当の危機を発生させないためには、知性的な対応が不可欠。
いま、そういう知恵のある対応が、企業でも国家でも安全保障に於いて
本当に不可欠になって来ていると思います。