私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

縦の糸も・・・横の糸も・・・イトモロコ 「お魚日帰り旅」①        釣査17種目

2016-11-15 22:41:43 | 純淡水魚
 2016年11月13日

 というわけで、気のおけない友と「お魚日帰り旅」を決行した。
もちろん私の大好きな中島みゆきのアルバムを聴きながらである。
初老の二人は、最近「あれを忘れた。これを忘れた。忘れたことさえ忘れた。」という話をしつつ、
「腰が痛い。肩がこる。足がしびれる。」とギシギシ軋む体と心を癒しに出かけたのである。
もう二人ともタモ網を振り回す体力はない。
友は水中観察と動画撮影を、私はもちろん釣りである。

 過去に釣れたにせよ、できるだけこのブログと現在進行形、
つまり釣れたて採れたての新鮮な魚をリアルタイムで紹介したいのである。
今回はイトモロコ。


 この写真はイマイチ。
長いひげがよく見えない。
図鑑も最近は、生態写真を使ったものが多いけれど、
実はいくつもの標本をもとに描かれた正確なスケッチの図鑑の方が良かったりする。
淡水魚図鑑も、よ~く選んで買うといいと思うぞ。
ひどいものもあるぞ。

 ちなみに、自然分布は、大体「うどんの味が変わるライン」の西側。
意外と味覚の文化と淡水魚の分布は似ているから不思議だねえ。
似ているといえば、イトモロコとコウライモロコの見た目の違いは、
このブログで比べてもいいけれど自分で検索してみてね。
その方が洞察力がつくぞ!
おじさんたちも老眼が進んでしまった。
遠く離さないとはっきり見えない。
遠く離しちゃうと小さくて見えない。
この個体も体長3cmほどだしね。
 私の感覚から言えば、同所的(同じ生息場所)にいる場合、
コウライモロコは流れのある澄んだ場所を、
イトモロコは流れのない濁った場所を選んでいるような気がする。
私と友が、同所的にいながら異なる手段ですみわけているように・・・・・・。
まさに、中島みゆきの「糸」ですなあ。
縦の糸と横の糸で織り成す布は、いつか誰かの傷を癒すかもしれないね。

 では、釣り上げたところをお見せしておしまい。





ニホンアカガエル ~出会いは突然に~      出会った動物3種目。

2016-11-15 16:29:29 | 爬虫類・両生類
 2016年10月26日

 話は、突然過去へと遡る。

R:「おっさん! おっさん! 前回
  『翌日(11月13日)も気のおけない友と川遊びに出かけてたりする。
   そろそろ、そっちも書かないと・・・・・・』
と書いてますがな!」
私:「毎回、釣れた魚のことばかり書かれても飽きるやろ?
   読んでて飽きない紙面づくりを心がけんとプロとは言えん!」
R:「ほんま、ええ加減なヒトですなあ・・・・・・。」

というわけで、いいのである。
日々起きたことを日記みたいに書かなくてもいい、と今決めた。

写真記録はしたものの、ほったらかしてきた動物がいるのだ。
どうにも気になって気になって、夜も眠れず、昼寝してしまう日々だったのである。

その動物とは、ニホンアカガエルのことだ。
ちなみに会話の相手であるRとは、「私の心の中にほんの少し棲んでいる良心」のことである。



もう、カワイイのなんの・・・・・・
出会った途端、すぐさま私の心をわしづかみにしたのである。
そして、間髪入れず私は手で彼をわしづかみにしていたのであった。

釣りをしないと決めたドライブ中、「何やら渓」という道路標識が目に入ったのだ。
行かねばならぬ。
その「何やら渓」の入口駐車場に車を止め、私は竿を取り出した。

R「釣りはしないと決めたんちゃうですか?」
私「そこに水があれば竿を持つ。これは条件反射に過ぎん。竿を杖に渓谷を登るのかもしれんやろ?」

ま、大して面白くなさそうな渓谷だったので、少し登っただけで引き返したのである。
そのとき、突然私の足元にピョンと飛び出したのが、このニホンアカガエルなのである。


日本固有種である。日本にしかいないカエルということだ。
本州・四国・九州に分布するそうだ。
ヤマアカガエルとの違いは、みんな調べてみようじゃないか。

このカエルに限らず、多くの両生類は年を追うごとに生息環境を奪われ、窮地に追い込まれている。
ニホンカワウソのように絶滅したときに、誰が再生できるのだろう?
人間は、地球の創造主ではない、単に「ヒト」と呼ばれる動物の一種に過ぎない。