私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

シルバーグラミーなど:メコン支流にて・ガサ圧勝編

2017-09-27 06:42:43 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 4日目(2017年8月2日・水) その⑯

まとめて書かんと終わらんぞ。いつまで続く? チン捕隊。

メコン川にそそぐ枝川で隊長がガサをした。

シルバーグラミー( Trichogaster microlepis )だ。


「ワッ! シルバーじゃ!」 隊長うれしそうに撮影しとる。
初めてゲットしたのだという。
3cmにも満たない小魚を見つめながらニヤニヤしとる姿は怪しいとしか言い様がない。

知識不足の私は、熱帯魚屋さんで売るために、
スリースポットグラミーを品種改良したもんと思い込んでた。
「へえ~、野生種なのね。川に普通におるんじゃね。」といったところ。

オステオキルス属の幼魚( Osteochilus sp. )らしい。


背ビレの長さはコイに似とるね。
顔つきはかなりちがうし、大きくなっても尾ビレの黒点残るみたいだし。
ま、1種類新しいのが増えて良かった、良かった。

ラビオバルブス・サイアメンシスの幼魚( Labiobarbus siamensis )も採れたようだ。


さらに背ビレが長くなる。
この2種の違いを見極める隊長の眼力は大したものである。

デルモゲニー・サイアメンシス( Dermogenys siamensis )という小型淡水サヨリ。


この淡水サヨリたちにも何種類かいるのだが、前の日のと同じ種のようだ。
下の口の形はまるでペリカン。

クローキンググラミー( Trichopsis vittata )も、採っとられた。


アチコチで採れてしまうので、もうあまり感動もしなくなる。

それにしても隊長のガサはやさしい。
はげしくボサをけることもなく、そっと魚をタモ網へと導く。
手に入れた魚も大切に大切にあつかう。
うれしそうに観察ケースをのぞき続ける。

その間、私はただただ1種の魚を釣り続けているのであった。
なんか別のもん釣れるかもしれんし・・・・・・

ガサの圧勝に終わったポイントであった。
ちなみにナマズかなんかねらって釣りをしてた地元オッサン2人組はボウズ。
それよりも遥かに幸せもんじゃね。