2019年7月6日(土)
クロホシイシモチ
6月25日、南紀U漁港での釣りはまだ続く。
「赤いの私も釣ったよ~っ!」と、かみさん。
「どれ、見せて。ああ、ネンブツダイじゃん」と、ロクに見ずに私。
念のため、オオスジイシモチとともに撮影しながら
「あれっ? ネンブツダイ?クロホシイシモチ?・・・」
混乱してしまったぞ。
ネンブツダイなら昨年7月に島根県ですでに釣ってる。
クロホシイシモチならば初物、225種目になる。
「ネンブツダイじゃん」とかみさんに断言してしまってるしなあ。
そのまんま逃がしとこ。
その夜、一人、宿に設置してるPCで確かめることに。
「あ~っ! クロホシイシモチじゃった~っ!」
頭の後ろに黒い点がポツンとあるではないか。
何度も書くが、180cmタナゴ竿で海釣りを始めてまだ3年もたたないビギナーなのだ。
海の魚は調べ調べ楽しんでる最中なのだ。
どうしよう? かみさん怒るぞ?
「あれ、クロホシイシモチじゃったわ」言うと
「そうじゃろ? 私は違うと思うとった」言うてふんぞり返るぞ?
釣りなおすしかないのである。
かくして翌日もU漁港へと向かうのであった。
かみさんの言う通り、確かに底の方に1匹赤いのが見える。
ニシキベラに気付かれんように、そっと仕掛けを沈めてく。
「食った~っ!」
今度は丁寧に時間をかけて撮影をして
その後、かみさんに正直に事情を打ち明けた。
だって、自分以外の人が釣った初物だものね。
とりわけ、いつも付き合ってくれてるかみさんだものね。
何とか汚名返上、事なきを得たのであった。
みなさんもこういうことにならんよに(普通ならんわな)
よく釣れるスジイシモチ属3兄弟を紹介しとく。
5本の縦線がくっきりはっきりした男前の長男。
背中側に1本の黒い縦線がはしる次男。
頭の後方(背側)に黒い点がある三男。
ね?
次男と三男よく似てるでしょ?
間違えても仕方ないくらいだよね?
私ら3兄弟だって
弟と私、よく間違えられたもん。
しかも、いつも私が弟だと思われたもん。
「そんな言い訳でいいわけ?」なんてさらに怒られそうだが
間違いなくかみさんが釣った225種類目の魚なのである。