2019年7月7日(日)
手のひらに余るチョウチョウウオ

6月25日、南紀U漁港での釣りのフィナーレは兄貴が飾った。
船を釣って若い優しい漁師さんにはずしてもらったり
カサゴばかりを連発したり

小メジナだったり

ヒガンフグやクサフグだったりと

釣れこそすれ、もひとつパッとしない兄貴が帰る間際に見事に釣っちゃった。
代打逆転サヨナラ満塁ホームラン!
私らがワイワイキャイキャイはしゃいでると漁師のじいちゃんがフラッとやってきた。
「あんたら楽しそうやな。どっから来たんな?」
「広島からです。広島で見たことや釣ったことのない魚を釣りたくて」
「おもろいことしとる」
「迷惑かけるような釣りはしたくないし、小さい道具だとどんな魚も大物になります」
「ワハハハハハ、そりゃええわ」
こういうとき、かみさんや姉貴の女性陣が場を和ませてくれる。
と、姉貴の前にフラッと1匹のチョウチョウウオもやってきた。
エサの食い逃げ。
続いて私も食い逃げされて
「兄貴! すぐエサ垂らしてつなぎとめといて!」
フラッとすぐに去ってしまう前に、摂餌スイッチをONにしてやらないと。
「任しとけ! つないどく!」
丁々発止の見事なやりとりやないの!
あらまっ! 兄貴のんにスッポリ食いついた!
姉貴に釣ってもらうんとちゃうんかいっ!
ゴボウ抜きの荒技で、すぐバケツ行き。

「よっしゃ~っ!」と興奮で顔真っ赤にした兄貴へ
漁師のじいちゃんから大きな拍手と笑い声。
「あんたら遠くから来て水族館ごっこしとるみたいや。ワハハハハハ・・・」
ついついみんなも笑い声。
とっても嬉しい賛辞だ!
ケドね。撮影ケースに入らない。

仕方なく手のひらで冒頭の1枚となったわけ。
帰路の兄貴、足取り軽く、ルンルン気分!
島根でも「見といてな!」と言ってたサビハゼを
さらに釣りの準備にワラワラしてた横でクツワハゼを釣ったもんな!
チョウチョウウオだって、いくら太平洋では普通種といえど
瀬戸内あたりでおいそれと出会えるわけじゃない。
たった一度の出会い『一魚一会』なのである。
さて、同じサイズのブルーギルで考えてみた。
もし、姉貴にかかってたら一気に深みへと逃げられプツン!
もし、私にかかってたら0.3号のハリスがプツン!
老眼のより進む兄貴にはエサがつけやすくなるよう
軸がより長いサヨリ3号針・0.6号ハリスを使ってもらってた。
水面近くで食ったコイツが暴れる前のゴボウ抜きは兄貴にしかできなかった。
いろんな必然と幸運が重なってたんだなあ。
時はあれから2週間近く過ぎ
昨日、兄貴から「こんなん作りました」と、創作パスタの画像が送られてきた。

『南紀白浜釣り三昧 梅の香のパスタ』

この旅を企画した私へ「楽しかったよ」という優しい気遣いももちろんあるだろう。
それ以上にチョウチョウウオのことが忘れられない思い出になったんだろうね。
タナボタで釣った兄貴のチョウチョウウオの話をタナバタの日に。
手のひらに余るチョウチョウウオ

6月25日、南紀U漁港での釣りのフィナーレは兄貴が飾った。
船を釣って若い優しい漁師さんにはずしてもらったり
カサゴばかりを連発したり

小メジナだったり

ヒガンフグやクサフグだったりと

釣れこそすれ、もひとつパッとしない兄貴が帰る間際に見事に釣っちゃった。
代打逆転サヨナラ満塁ホームラン!
私らがワイワイキャイキャイはしゃいでると漁師のじいちゃんがフラッとやってきた。
「あんたら楽しそうやな。どっから来たんな?」
「広島からです。広島で見たことや釣ったことのない魚を釣りたくて」
「おもろいことしとる」
「迷惑かけるような釣りはしたくないし、小さい道具だとどんな魚も大物になります」
「ワハハハハハ、そりゃええわ」
こういうとき、かみさんや姉貴の女性陣が場を和ませてくれる。
と、姉貴の前にフラッと1匹のチョウチョウウオもやってきた。
エサの食い逃げ。
続いて私も食い逃げされて
「兄貴! すぐエサ垂らしてつなぎとめといて!」
フラッとすぐに去ってしまう前に、摂餌スイッチをONにしてやらないと。
「任しとけ! つないどく!」
丁々発止の見事なやりとりやないの!
あらまっ! 兄貴のんにスッポリ食いついた!
姉貴に釣ってもらうんとちゃうんかいっ!
ゴボウ抜きの荒技で、すぐバケツ行き。

「よっしゃ~っ!」と興奮で顔真っ赤にした兄貴へ
漁師のじいちゃんから大きな拍手と笑い声。
「あんたら遠くから来て水族館ごっこしとるみたいや。ワハハハハハ・・・」
ついついみんなも笑い声。
とっても嬉しい賛辞だ!
ケドね。撮影ケースに入らない。

仕方なく手のひらで冒頭の1枚となったわけ。
帰路の兄貴、足取り軽く、ルンルン気分!
島根でも「見といてな!」と言ってたサビハゼを
さらに釣りの準備にワラワラしてた横でクツワハゼを釣ったもんな!
チョウチョウウオだって、いくら太平洋では普通種といえど
瀬戸内あたりでおいそれと出会えるわけじゃない。
たった一度の出会い『一魚一会』なのである。
さて、同じサイズのブルーギルで考えてみた。
もし、姉貴にかかってたら一気に深みへと逃げられプツン!
もし、私にかかってたら0.3号のハリスがプツン!
老眼のより進む兄貴にはエサがつけやすくなるよう
軸がより長いサヨリ3号針・0.6号ハリスを使ってもらってた。
水面近くで食ったコイツが暴れる前のゴボウ抜きは兄貴にしかできなかった。
いろんな必然と幸運が重なってたんだなあ。
時はあれから2週間近く過ぎ
昨日、兄貴から「こんなん作りました」と、創作パスタの画像が送られてきた。

『南紀白浜釣り三昧 梅の香のパスタ』

この旅を企画した私へ「楽しかったよ」という優しい気遣いももちろんあるだろう。
それ以上にチョウチョウウオのことが忘れられない思い出になったんだろうね。
タナボタで釣った兄貴のチョウチョウウオの話をタナバタの日に。