私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

キュウセン♂(青ギザミ):2ヶ月半かけて・・・の巻

2017-09-25 06:43:05 | 海水魚
2017年9月23日(土)の釣りの続き

キュウセンの大きなオスである。


メスを釣り上げた日から約80日。
なかなか出会えぬままだったのだ。(おれば見えるけんね)

カワハギの一昼干し作りという作戦が功を奏し、
一日中、ずっと漁港にいることができたおかげなのである。
もちろん新しい種類ではない(99種目として記録済み)ので、
とりたてていうこともないハズなのだが、
タナゴ竿がへし折られそうなヤリトリを味わい
両手に余るほどの姿を見るにつけ、


幸せを数えたら片手でさえ余るSACHIKOさん(ばんばひろふみの歌)が浮かぶのである。

つくづく幸せもんじゃね。

繁殖に十分なサイズのため、特に大切に扱ってそっと放流。
ぜひ、いい子たちを育んでいただきたいものである。
「私魚人さんが逃がしてくれたおかげだよ」と、生まれた子たちに語っていただきたいものである。

この日は、さらにオドロキの新種類を釣り上げるのだが・・・・・・
書くべきか書かずにおくべきか目下思案中なのである。

カワハギの一昼干し:濡れ手に肴じゃ!の巻

2017-09-24 07:52:39 | 魚を食らう
2017年9月23日(土)

(タイのメコン川付近での魚捕獲帯隊はトピックニュースのため後日に変更します。ご了承ください)

ふと思いついたことがあって、いきつけの漁港へ。
「よく釣れる小さなカワハギをどうしたもんか?」の解決策ができたのである。

4mmほどの小さなソデ針を飲み込んでしまうのである。
はずすのに弱ってしまい、逃がすこともできず煮物にしてたのである。
食うところも少ない割に手間がかかる。

「そうだ! 釣りながら干せばいいやんか!」なのである。

手のひらにのる「カワハギの一昼干し」作戦開始。


ハサミで第1背ビレの硬い棘を切り、手で皮をはぐ。
腹ビレの棘を落とし、内蔵を洗う。
持参した食塩で10%食塩水を作り、しばしつけておく。
代用干物かごに干す。

思ってたよりはるかに楽勝である。

途中、キイロスズメバチが幼虫のエサにする肉ダンゴ作りにやってきた。
「ワシのエサとんなあ~!」 タナゴ竿を振り回してたたかう。

ある程度、乾くまで帰れんのがかみさんには難点のようだが、こっちはウレシイ。

久しぶりのタケノコメバル。


「根魚たちはどこへ行ったんやろ?」と思ってたケド、そのままおったりしたんやね。

かくして、カワハギ一昼干しの完成である。


これが美味いの美味くないの・・・・・・
「どっちなんや!」
「あっ! 美味いんです。」 というド定番をかましておいて・・・・・・


いつかミリン干しにもチャレンジせんといけん。

スワンプ・バーブ?:メコン支流にて・忘我編   釣査124種目

2017-09-23 07:33:05 | タイの魚たち
「タイのチンマイ魚捕獲隊」 4日目(2017年8月2日・水) その⑮

メコン川で、望外のメコンコナマズを釣り上げた我々は興奮冷めやらぬまま。
すっかり我を忘れてしまった状態でウロウロ移動。

「どっかメコンに直につながる支流へ寄ろうや。」
「そうしよ! おもろいわ。」
と、釣りもガサもできそうな枝川を探すのであった。

あった!


オッサン2人がナマズねらいなのか大きなハリで釣りもしとる。

隊長はウェーダーに着替え、ガサ開始。
私は当然釣りである。

では、ここでの釣りの成果発表。

通称スワンプ・バーブ( Swamp barb )、学名プンティウス・ブレビス( Puntius brevis )なのかなあ?


私よりはるかに知識と観察力を持つ隊長は、そう判断したのである。
正直、メコン川へたどり着く前に池で釣ったプール・バーブ?と区別がつかない。
数匹同じのばかり釣れたケド、「一緒じゃ」思うて、釣り上げた写真はゼロ。
これだからプンティウスたちはヤッカイきわまる。

ま、師と仰ぐ隊長に従うのである。
「三歩さがって四の五の言わず」と言うではないか! (言わんわ!)
しかも、1種増えるし。

一応並べてみとくので比べてみてね。
スワンプ・バーブ


プール・バーブ


次回、ガサ成果紹介の予定。

私魚人釣魚図鑑⑥  定年親父の魚三昧:~タナゴ仕掛けで釣った生き物120種達成記念号!~

2017-09-21 22:00:00 | 私魚人釣魚図鑑


2017年9月21日 木曜日

私魚人釣魚図鑑⑥ 
~タナゴ仕掛けで釣った生き物120種達成記念号!~

あらたに20種釣ったので101~120種までをまとめてみた。


今回は、ほとんどがタイで釣った淡水魚と最近しょっちゅう行ってる漁港の海水魚。

自分にとって新鮮なオドロキだったことは2つ。
(正しいかどうかはさておいて)

1.タイの秘境に行けるのだ! と思ってたのは大マチガイ。

北部国境付近でも整備された広い道路、広がる田園風景。
こりゃあ、わしらが普段ガサなんてしとる日本の方がよほど厳しいかも?
と思った次第である。
ラクな割に「なんじゃ? コイツ?」と思わずつぶやいた連中が釣れたことに大満足。

そのタイの旅行記はまだまだ続くけんね。

2.漁港は、稚魚育成場の1つになってるのでは?

海岸線が整備され、どんどん直線状になってる日本。
昔のままの入江や湾はもう姿を見る機会もなくなってしまった。
そんな中、潮流によって分布を広げ、沿岸で成長していくタイプの海水魚にとって
漁港は大変ありがたい場所なんだなあ、と思ったのである。

毎回のようにちがう種類の幼魚たちと出会えたのである。
ホンマ、楽しいわ。
また、行きたい、と毎週思ってしまうのである。
1年間続けてみてやっと分かることも多いのだろうケドね。
漁港によって、まったく生息する種類が違ってくるのも面白くてたまらない。

産卵・稚魚育成の場の1つとして、
河川だと氾濫原がある。
その氾濫原の代用品が「田んぼ」だった。
今では、水路が遮断されてる場合がほとんどで、うまく活用されてはいないケド。
また、汽水域の干潟もそんな場所だ。

そして、初めて単に人が利用する船着き場だけではない「漁港の生物有効性」を思うのであった。


タカハヤ:広島西支局誕生なるか!・・・の巻  釣査123種目

2017-09-20 18:23:28 | 純淡水魚
2017年9月20日(水)

タカハヤ(ドロバエ)である。


9月18日(月) 敬老の日。
アニキ夫妻と待ち合わせ。
介護関連の用事もあり月1のペースで会ってるのである。

3連休の最終日である。
高速道路の混雑を想定していたため、30分も早く着いてしまいそうだ。

「実家近くの小川にカワムツがおる。時間つぶしになるわな。」
ワハハハハ・・・寸暇を惜しんで釣りをするのだ。 (そのエネルギーをもっと良い事に使えんもんかねえ)
コンビニで肉まんを購入。
生地の部分をネリネリしながら到着した。

アニキら、まだ着いとらんし・・・・・・想定通りだ!
台風がもたらした雨で、いつもは澄んだ清流があふれんばかりの濁流になっとる。

1投目。小さなカワムツ・・・・・・想定通りだ! 変わらんねえ、この川も。

数投目。このタカハヤが釣れた・・・・・・想定外じゃわ!
何度も釣りやガサをしてきた場所なのに・・・・・・なんで、また・・・・・・

あわてて車に戻り、撮影セットを持ち出して・・・・・・
「なんしょ~ん?」 ビックリしたがっ! 後ろから義姉(以下姉)さんのおだやかな声。
愚弟の扱いに慣れておられる。

「ワシ、初めて見たわ。この魚。」 アニキのたまう。

ということで、時間をヤリクリして30分ほど3人で釣りをしたのである。

アニキが次々に釣った。(私のコンデジの電池切れのため アニキのスマホの画像で)


こんなチンケな釣りは小学生以来だろうが、さすがに慣れておられる。

姉さんも何匹かポットンポットンしたのち、一番の大物を釣った。


バケツに入れといたタカハヤたちは、
たまたまバアチャンを連れてきてた年少さんにプレゼント。


「あ~っ! 久々にスッキリしたわあ!」 アニキの晴れやかな言葉がうれしい。
いつもいつもイロイロと負担ばかり、気苦労ばかりをかけているのである。
アニキも姉さんも少しは楽しんでくれただろうか?

と、ここまではうわべの表現なのである。

私は「西支局開設」をもくろんでいるのだ。ワハハハハ・・・・・・

「よかったら竿としかけ渡すけん、今度はハゼ釣りでもやろや。」
「なんか変わったの釣れたら写真送って、自慢してな。」
ワハハハハハ・・・・・・自ら行かずしてデータだけゲットできるのだ!


さておき、このタカハヤ。
体色が変だぞ? と思った人は、かなりなプロフェッショナル(魚バカ)である。
どうも大出水で濁流になったとき、体色がうすくなる淡水魚は多いように思う。

そこで、私の住んでる町で1年ちょっと前に釣ったのを見てみると、こんな感じ。


ドロダンゴの風合いを醸し出してる。

かなり大きいのんはこんな感じ。


とある県で、山からすぐ海へと流れ込む小河川で採ったのがこんな感じ。


この場合は、過酷な環境で生きてる純淡水魚なのである。
日照りが続けば、川が枯れ、死んでしまう。
大雨が降れば、海へと流され、死んでしまう。
つまり小河川であってもコイツがいれば川は枯れたことがない証になるのである。
生活するための水に困らず、気候もおだやかな地域であると断言してもよいくらいなのである。

少し縦帯がはっきり見えてるタイプかな。

東日本に生息するよく似たアブラハヤも一度じっくり見てみたいなあ。