私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

『卒業』 俳句ポスト365:年度末4連続の『人』にて括る!

2021-03-26 18:32:46 | 俳句
2021年3月26日(金)

今日は、新年6回目の夏井いつき選「俳句ポスト365」の結果発表の日。

この俳句ポスト365。
愛媛県松山市主催。
ほぼ二週間に一度提示された兼題をもとに気楽にネット投句。
夏井いつきさんに『天・地・人・並・没』に選句してもらえ、無料。
あ、書き落としてることがある。
没句の中からなのだろうか?
事情はよく知らないが、まず最初に松山市公式ゆるきゃら『よしあきくん』が選句したベスト10句もある。

そもそも一昨年の秋、俳句でたまたま賞をもらったかみさんに歯向かうつもりで
ふざけ半分・勝つ気半分ではじめたんだよね。(俳句を始めるにはあまりに動機が不埒だわ)

今回の兼題は『卒業』
投句人数2027名:投句数11642句(これまでのMaxちゃうか?)

今回も投句は4句。
あまり多いのは失礼なので最大4句と決めてる。

では、結果発表!

今回もありがたいことに『人』に入選!
しかも、今回は2句! 
どちらも選んでほしかった句だったし!
これで4回連続の『人』入選だから、少しはかみさんに近づけたかもしれんな。

靴紐をきりり卒業まで六日

靴は申し訳ない!山歩き用に買った安全靴だ!

この句は、月曜の朝、週末にある卒業式に向けて家を出る生徒または先生の立場にたった句。
卒業式への合唱練習やリハーサルやなんやかやが佳境になる週初めの朝。

靴紐をきりりと結んでるから、この人物は卒業へ前向きに臨んでるね、きっと!


卒業す以下同文の音連ね

写真は、昨日も登場したトサミズキ

この句をその他大勢の生徒の立場で詠んたと思った人は、かなり古い時代か半端な中規模校になるな。
たぶん、今は卒業証書を渡すときに『以下同文』を一人一人にいちいち言わない。
部活動とか無遅刻無欠席で表彰されるグループの代表以外に『以下同文』は使われたりはするけど。

私は『以下同文』を言い続ける側、つまり校長とかの立場で詠んだつもりなのです。
校長といえば、言いたいことを言う全校朝礼とかはダラダラ長いことしゃべるのが通例だ。
けど、卒業式なんかで『以下同文』なんていう時は大儀だろうなあと・・・

類想類句とかいって、人と発想が近くなるのをやたら気にする方も多いみたいだけど
夏井いつきさんもおっしゃってるように
『文法と兼題の本意だけ気をつけたら、自分の表したいことをそのまま素直に詠む』のでいいんじゃないのかなあ?
『自分が気に入った俳句であれば十分!』なんじゃないのかなあ?
自分の発想が平凡かどうかなんてのは、あまりに人の目を意識しすぎか認められたい願望が強すぎな気がする。
気に入った句が読めれば単純にそれでいいし、選ばれればそれはたまたまのオマケ。

私は並でも人でも十分満足。
地や天なんて雲上人のなすことだもん。


ま、この俳句ポスト365も4月からリニューアル。
年度末でもあるし、1年半遊ばせてもらった夏井いつきさんへの感謝も込めて
俳句ポスト365入選句をまとめてみた。




おかげさまで、一度も全没することなく締めくくれました。

最初の頃は遊び半分が強いから、3回ほど投句をサボったり
「二本でももつれるのになあタラバガニ」なんてふざけてたら『人』に選ばれ驚いちゃったり・・・

とりあえず、夏井いつきさんありがとうございました。
お疲れ様でした。

どんな荒れ地にも必ず根をはり、葉を広げ、花を咲かせるタチツボスミレを貴方に贈ります。


4月からの新たな『俳句ポスト365』では少し選句作業が楽になられるといいですね。

トサミズキも満開だよねっ!

2021-03-25 18:04:09 | 植物
2021年3月25日(木)

トサミズキの花


満開だ!

とある森のハイキングコース入り口。
たくさんのソメイヨシノの横に数本、そっと植えられてる。


優しい黄色が散りばめられてて、それなりにきれいじゃないかなあ?

世の中、お花見お花見、さくらさくらと、この時期さわがしくなる。
なるけど、トサミズキだって満開で、それはそれで趣もあるのでは?と思う。

「花を愛でる」のに何もソメイヨシノである必要はないと毎年思うんだよなあ。
満開のソメイヨシノにどうしても集まりたい人たちの中には
「花より団子」的なお方とか、人の集まる所自体が大好きな「烏合の衆」的なお方とか・・・
そんなお方も多いような気がして・・・
ソメイヨシノは江戸時代にお江戸で生まれた改良桜の一品種にすぎないのに。



ただ、このトサミズキだって、元々は四国、主に高知に生息してる植物。
古くは、江戸時代から園芸種として親しまれ、公園などに植えられてきたから国内移入種。

最近では、国外移入種である北米原産のアメリカハナミズキに、そのポジションを奪われてる気もする。

それにしても、動物の世界では国内外移入種のこと、けっこう大きな問題として定着しつつあるのに
植物の世界では、むしろ自然公園やキャンプ場周辺とか、自治体なんかが積極的に植栽してるのは何故なんだろうね?

このトサミズキだって、故郷土佐の流紋岩大地が恋しかろうになあ・・・

その後、そして再び現地へ:広島県のニホンリス顛末記②

2021-03-24 18:46:19 | 哺乳類
2021年3月24日(水)

昨日書いた👇の続き
森のエビフライだっ!?:広島県でのニホンリス顛末記①

まず、何十年も絶滅とされていた広島県におけるニホンリスのその後について

2020年4月、下記の論文で生息していることが正式に発表されたのであった👇
広島県におけるニホンリスの記録

かいつまんで私なりの言葉で表すと
・数年前から目撃例はあった。
・2020年になって、食痕も何例か報告され、実際に確認もした。
・生息してる様子の撮影もできた。
・したがって、広島県にもニホンリスが生息していると明らかとなった。
・ただし、アカマツの利用が減りスギの植林が進んだことや、松枯れ病による松林そのものの衰退や、もちろん開発によって移動が妨げられていることが、ニホンリスの生息を極めて厳しいものにしていること。

私の解釈あてにならんからね。
ホントのところは、ちゃんとリンクさせてる論文読んでみてね。

さらに、2020年9月、ニホンリスの交通事故死体が県内で見つかったのであった。
その新聞記事は、ニホンリスである確認や標本づくりのことも含め、時間を経た今年1月に👇
ニホンリス、庄原で確認

確からしい情報は以上なのだが・・・
ひと様が見たり聞いたり調べたりしたことだけを自分のブログにあげるのは性に合わない。

「どこそこで、こんなすごい料理食べたよ!」とか書かれても、そりゃ料理した人がえらい!
「とってもステキな音楽をアップするね!」とか「いい映画だよ!」とか書かれても、そりゃ歌った人作った人が見事だ!
なんて思う、おへそが少々ゆがんだ人なのである。
拙いまでも間違えてても自分が行動したことを書いていきたいのである。
評論家や解説者ではなく、選手でいたいのである。

なので、昨年12月再び現地を訪ねた。
スナヤツメとナガレカマツカの生息調査のために出かけたついでに。
「ニホンリスの食べかす見てもしょうもないわ~!」
「9ヶ月たっとんで!もうそんなもんありゃせんわいっ!」と
無理矢理同行してもらった友とTくん、嫌がる嫌がる!
水の中じゃないと生き生きせん連中なのである。
きっとエラ呼吸しとるにちがいない!

現地到着!

あった!


しかも、新しい食痕とおそらく、おそらく3月のときの古い食痕(

今回は、きちんと食痕の範囲を確かめながら拾い集め


新しい食痕どころか、古い食痕に誰っちゃ関心も持たれないまま何本も。

そして、このアカマツ周辺に限られることをしっかり確かめて帰ったのであった。


もちろん、このことも研究者さんに連絡したよ。

で、お調子者の私に丁寧に応えてくださった研究者さんによれば

やはり、食痕だけでは『何かリスらしき動物が食べた痕』としか言いようがないみたい。
そして、それではあまりに不憫に思われたのだろう。

『もうほんの少し発見が早ければ、広島県での大発見!になってましたよ』と
自分たちが撮影し、論文にも使用したニホンリスの画像も添付してくださってた。



もちろんブログ掲載の許可もいただいた。

心底優しい研究者さんだった。
「これからも何かあったら連絡ください」って丁寧なメールのやりとり。

何であれ、地域の生き物への気付きは、図太い神経をもって『地方自治体ごとのレッドテータブック』関連の方へ連絡しつつ行動すると楽しみが何倍も増幅するとあらためて思ったなあ。
すごくワクワクしたわ!
お世辞と後から気付くのではあるが『惜しい!あとちょっとで大発見!』なんて言われたら舞い上がるわ~!

んで、1年たってこうして書いてるのは、広島県下でのニホンリスの生息が確かだと確信もてる情報がそろうまで待ってたから。
不確かなまま調子こいて「見つけたっ!見つけたっ!」と書く内容ではないからね。

ましてや『森のエビフライ10本1000円』なんて、ネットで売る人たちなんかとは距離をとりたいからね。

その辺の分別も一応、たまにはあるんぞ、私だって!(たまにかいっ!)

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森のエビフライだっ!?:広島県でのニホンリス顛末記①

2021-03-23 18:47:20 | 哺乳類
2021年3月23日(火)

今日は1年間あたためてた情報記録から1つ

俗に『森のエビフライ』と呼ばれてるアカマツの実の食痕


あれは、忘れもしないちょうど1年と何日か前のことだっただろうか・・・
(忘れとるやないの! お約束のパターンですわ)

釣り竿をいったん置くと決め、ひと気のない山間の散策を日課にして
ついでに止水域でみられる両生類でも調べてまわろうとしてた頃のこと。
例えば、こんな感じで👇
ニホンアカガエルのおたまなど:砂留周り

広いスペースに車を停め、一歩踏み出したとたん見つけたのであった。

ちょうど隣県の地方番組で『森のエビフライ』を取り上げてて
その正体はおそらく『ニホンリスのお食事』によるものだとたまたま知ってたから

「お~い! 森のエビフライ発見じゃあ~っ!」とかみさんに威張って
「ほんまじゃ! でも、そんなんいっぱい落ちとるよ」と反撃くらって


確かにそこらかしこに落ちとるわ~。


帰宅後、ネット検索。
ネズミやムササビなどの食痕とは違う。
「やっぱりニホンリスの食痕みたいじゃね~」と
友に確認と報告をちょっぴり自慢気にメールで送ったら・・・

「確か広島県ではニホンリスは絶滅しとるんじゃなかったか?」
「でも確かにニホンリスの食痕っぽいなあ」との返事。

確かに「レッドデータブックひろしま2011」の哺乳類の絶滅リストに
ニホンオオカミ、ニホンカワウソと並んでニホンリスが掲載されてるのである。

絶滅である証明は難しい。
定期的な調査はもちろん、何十年にもわたって目撃例も痕跡もないことが積み重ねられての「絶滅」宣言。

ならば、私が拾った「森のエビフライ」は何なんだ?
タイワンリスでも誰か逃がしたのだろうか?

この食痕の犯人を見たわけではないし、でも、正体も知りたいし・・・
思い切って、何人かの県の野生生物の研究者さんにメールを送ったのであった。

わずか数日後、一人の研究者さんから実に実に丁寧な返事が戻ってきてた。

しかも、研究者さんが撮影したであろうニホンリスの画像が添付されてて・・・

「明らかになった頃に、どうぞご自由に使ってください」との許可までくださってて・・・

いずれにしても食痕の正体は不明であり、『絶滅』なのか『生息』なのか微妙または重要な状況証拠にすぎない。

門外漢のど素人の私が「大騒ぎ」をして、万が一でもニホンリスや絶滅を提唱した研究者さんたち
そして最新の調査を続けてる研究者さんにご迷惑なんぞかけられぬわ。

んなわけで、ある程度明らかになった1年と数日後にこうして書いているのであった。
何が明らかになったのか?
研究者さんからのメールに何と書いてあったのか?

リスさんの1年祝うかエビフライ
これは単に私の駄句だ。

続きは、また次回。
お楽しみに・・・せんわなあ!

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アオバトはいたっ!:状況証拠だけど・・・

2021-03-22 18:34:41 | 鳥類
2021年3月22日(月)

アオバトの羽根でほぼ間違いないでしょ?




この小さい羽根もそうだよね?



以前、遠くからぼんやりとしか撮影できなかった話を書いたけど👇
アオバト?のぼけぼけ画像

その後、その道から山頂へと向かう神社境内で
ワシ・タカ・フクロウ類に食われた跡であろうアオバトの残骸を友が見つけ
私を含め仲間内から「なんで羽根を拾ってこなかったんだ!」となじられてて

私は、その後2度訪ね探し回ったものの、見つからないまま時が過ぎ・・・

今日、外回りの仕事を適当にさぼってた友とたまたま現地でバッタリ出くわして・・・
(ホンマ、マジメに仕事せいよっ!)

「どこにあったんな!ちゃんと案内してみ!」と

もっとも、その地点にアオバトの形跡は皆無・・・
私らは神社の下に棒をつっ込んで探ってみたら、この2枚の羽根が出てきた!

アオバトがこの辺にいたかもしれない状況証拠なのである。

もちろん、換羽中のアオバトが上空飛んでて落ちた物のかもしれんし
風とか人間とかが運んできただけかもしれんしな。

とはいえ、生息を裏付けるものにはなったよね?

ついでに、近くで拾ったキジバトらしい鳥の尾羽


これはこれでキレイだな。