☆「消えた天使」
監督:アンドリュー・ラウ
出演:リチャード・ギア、クレア・デインズ、アヴリル・ラヴィーン、ケイディー・ストリックランド、レイ・ワイズ、ラッセル・サムズ、マット・シュルツ、クリスティーナ・シスコ、ドウェイン・バーンズ、エド・アッカーマン、フレンチ・スチュワート
「インファナル・アフェア」シリーズのアンドリュー・ラウ監督がハリウッド・デビューを果たした社会派サスペンス・ドラマ。
引退間近の公共安全局監察官のエロル・バベッジを演じるのはリチャード・ギア。
バベッジは、警察官ではなく、あくまで監察官であるため、捜査や逮捕の権限などはありません。
しかし彼は、性犯罪者を憎み、必要以上に付き纏い、容赦なく暴力を振るう。
「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。」という言葉通り、バベッジ自信も怪物に取り込まれて行きます。
後任となる女性監察官アリスン・ラウリーにはクレア・デインズ。
「ロミオ&ジュリエット」のキュートなジュリエットのイメージが強い彼女も、現在29歳、もうすっかり大人です。
恋人からのDVに怯えるベアトリス・ベルにはアヴリル・ラヴィーン。
話題となったわりには、出番もセリフも少なく、悲惨な結末に。
公開時、不評だったこの作品。
全く期待せずに観たのですが、意外と楽しめました(^-^)
全編、独特な空気と緊迫感に包まれ、「羊たちの沈黙」や「セブン」を彷彿。
観ていて痛くなる残酷なシーンやグロも多く、ラストへの期待も高まります。
しかし惜しいかな、やっぱり「羊たちの沈黙」や「セブン」のインパクトと面白さには敵わない。
ラストは案外まともで、いまいちヒネリに欠ける。
どうせなら「セブン」のように、とことん悲惨で救われないラストにして欲しかったなぁ(^-^;
アメリカで登録されている性犯罪者は50万人。
それに対して、1人の監察官は1000人もの登録者を監視しなければならない現状。
それを考えると、一人一人を監視することなど、どだい無理な話です。
1994年に成立したミーガン法(Megan's Law)により、性犯罪で有罪になった者が刑期を終えた後もその情報を登録し、一般に公開する制度を規定されています。
アメリカのみならず、世界各国で性犯罪の発生件数は年々増える一方で、加害者も低年齢化し、お隣の国・韓国では、性犯罪を繰り返す人間に対してGPS(衛星利用測位システム)を内蔵した「足輪」を最大10年装着させることを盛り込んだ法案が可決されたそうです。
日本でも導入が必要だとする意見が出されていますが、性犯罪だけでなくさまざまな犯罪者の再犯率が多いにもかかわらず、「人権侵害」「プライバシーの保護」と反対の意見が多く、可決にはいたらない。
なかなか難しいでのでしょうね。
それでいて、再犯など、大きな事件になってから大騒ぎ。
日本という国は、ホント犯罪者に甘い国だ。
監督:アンドリュー・ラウ
出演:リチャード・ギア、クレア・デインズ、アヴリル・ラヴィーン、ケイディー・ストリックランド、レイ・ワイズ、ラッセル・サムズ、マット・シュルツ、クリスティーナ・シスコ、ドウェイン・バーンズ、エド・アッカーマン、フレンチ・スチュワート
「インファナル・アフェア」シリーズのアンドリュー・ラウ監督がハリウッド・デビューを果たした社会派サスペンス・ドラマ。
引退間近の公共安全局監察官のエロル・バベッジを演じるのはリチャード・ギア。
バベッジは、警察官ではなく、あくまで監察官であるため、捜査や逮捕の権限などはありません。
しかし彼は、性犯罪者を憎み、必要以上に付き纏い、容赦なく暴力を振るう。
「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。」という言葉通り、バベッジ自信も怪物に取り込まれて行きます。
後任となる女性監察官アリスン・ラウリーにはクレア・デインズ。
「ロミオ&ジュリエット」のキュートなジュリエットのイメージが強い彼女も、現在29歳、もうすっかり大人です。
恋人からのDVに怯えるベアトリス・ベルにはアヴリル・ラヴィーン。
話題となったわりには、出番もセリフも少なく、悲惨な結末に。
公開時、不評だったこの作品。
全く期待せずに観たのですが、意外と楽しめました(^-^)
全編、独特な空気と緊迫感に包まれ、「羊たちの沈黙」や「セブン」を彷彿。
観ていて痛くなる残酷なシーンやグロも多く、ラストへの期待も高まります。
しかし惜しいかな、やっぱり「羊たちの沈黙」や「セブン」のインパクトと面白さには敵わない。
ラストは案外まともで、いまいちヒネリに欠ける。
どうせなら「セブン」のように、とことん悲惨で救われないラストにして欲しかったなぁ(^-^;
アメリカで登録されている性犯罪者は50万人。
それに対して、1人の監察官は1000人もの登録者を監視しなければならない現状。
それを考えると、一人一人を監視することなど、どだい無理な話です。
1994年に成立したミーガン法(Megan's Law)により、性犯罪で有罪になった者が刑期を終えた後もその情報を登録し、一般に公開する制度を規定されています。
アメリカのみならず、世界各国で性犯罪の発生件数は年々増える一方で、加害者も低年齢化し、お隣の国・韓国では、性犯罪を繰り返す人間に対してGPS(衛星利用測位システム)を内蔵した「足輪」を最大10年装着させることを盛り込んだ法案が可決されたそうです。
日本でも導入が必要だとする意見が出されていますが、性犯罪だけでなくさまざまな犯罪者の再犯率が多いにもかかわらず、「人権侵害」「プライバシーの保護」と反対の意見が多く、可決にはいたらない。
なかなか難しいでのでしょうね。
それでいて、再犯など、大きな事件になってから大騒ぎ。
日本という国は、ホント犯罪者に甘い国だ。