りんたろうのきときと日記

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DVD「ベティ・ペイジ」観ました♪

2008年06月11日 01時16分25秒 | 映画(DVD)
☆「ベティ・ペイジ」
監督:メアリー・ハロン
出演:グレッチェン・モル、クリス・バウアー、ジャレッド・ハリス、サラ・ポールソン、カーラ・セイモア、デヴィッド・ストラザーン、リリ・テイラー、ノーマン・リーダス、ジョナサン・ウッドワード、アン・ダウド、ケヴィン・キャロル


後世にも多大な影響を与える“ピンナップ・ガール”“ボンデージ・ガール”として知られるベティ・ペイジの輝かしくも、儚く数奇な人生を描いた伝記的映画。
監督は「アメリカン・サイコ」の女流監督メアリー・ハロン。
伝説的のピンナップガール・ベティ・ペイジ を演じるのは、「ラウンダーズ」、「ギター弾きの恋」のグレッチェン・モル。

雑誌やネット、DVDなどでヘアヌードやポルノが氾濫する現代と違い、彼女が活躍した1950年代は、SEXを語ること、ヌード写真も露骨にヘアが見えるものはタブーとされ、水着写真さえ大っぴらに見ることができなかった時代。

(ベティ・ペイジ本人)
マリリンモンロー全盛期と同時期に活躍し、「裏マリリン・モンロー」と呼ばれた伝説的のピンナップガールで、ボンデージモデルの草分け的存在。
美しい黒髪で前髪をたらしたそのルックスの彼女の写真は、多くの方は一度は目にしたことがあるかと思います。

(ベティ・ペイジ本人)
「ボンデージ・クィーン」、「ニューヨークにおいてトップのピンナップガール」と称され人気を得た彼女ですが、1955年からポルノ追放運動がさかんとなり、ベティも公聴会に呼ばれ、それから間もなくして彼女は失踪。
世界中の男性を虜にしたベティ・ペイジは、たった7年で忽然と姿を消してしまいます。

(ベティ・ペイジ本人)
1978年頃から再評価の機運が高まり、写真集や伝記が発売され、また黒髪のベティを真似たピンナップやヌードグラビアが撮影されるなど、ベティの認知度が広り、多くの歌手やスター、デザイナーなどさまざまな分野に影響を与えています。

さて、映画の方は、グレッチェン・モルの魅力全開。
彼女が惜しげもなく魅せる、見事なまでのプロポーション&脚線美のヌードは、実に美しい(>_<)♪
演技の方は、実際のベティ・ペイジの映像を観た事がないので、なんとも言えないのですが(^-^;
本編は基本的にモノクロで、表紙カバー&マイアミシーンなど1部は突然カラーになります。
どちらも色使いが美しいのですが、突然変わるのが違和感があり。
どちらかに統一すればいいのにと思うのですが、映像特典での監督のインタビューでその理由を語っていました。
う~ん、やりたい事はわかるのですが、いまいち効果的ではないような気が(^-^;
監督の趣向なのかもしれませんが、内容もあまりにもキレイ過ぎ。
ベティ・ペイジも相当美化されており、彼女の悲しみや苦悩、人間性など、暗く汚い部分は一切描かれてません。
陰と陽の陽しか描いていないので、なんか人気アイドルの嘘臭い自伝映画を観ているようで物足りなさを感じる。
人間ってそんなキレイな生き物ではないでしょう?
他の登場人物にいたっては、ほとんど添え物状態。
全体的にも薄っぺらくて軽いのね(^-^;
もっとベティ・ペイジという人物を深く掘り下げた作品なのかと期待していただけに残念(>_<)

まぁ、ボロクソに貶していますが、テンポよくサクっと観られる91分。
グレッチェン・モルのベティを観る価値はあるかも(^-^)

ちなみにベティ・ペイジ本人は存命で、現在85歳☆