☆「告発のとき」
監督:ポール・ハギス
出演:トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン、スーザン・サランドン、ジョナサン・タッカー、ジェームズ・フランコ、フランシス・フィッシャー、
ジョシュ・ブローリン、ジェイソン・パトリック、ジェイク・マクラフリン、メカッド・ブルックス、ヴィクター・ウルフ、バリー・コービン 、ウェイン・デュヴァル
2003年に実際に起きた事件を基に、謎の死を遂げたイラク帰還兵の息子を捜索する父親と、その事件を捜査する女刑事、そして戦争という悲劇がアメリカにもたらした深い傷を描いたサスペンス・ドラマ。
監督はクリント・イーストウッド監督作品「ミリオンダラー・ベイビー」、「父親たちの星条旗」の脚本家ポール・ハギス。
僕はTVドラマ「L.A. LAW/7人の弁護士」好きでした☆
失踪した息子を探す元軍人警官の父親ハンク・ディアフィールドを演じるのはトミー・リー・ジョーンズ。
朴訥とした軍人気質の父親ハンクの息子の死の真相を必死に追う姿は鬼気迫るものがあり、真実を知り、息子の苦悩と悲しみを受け入れた時の演技は目を瞠るものがあります。
ハンクとともに真実に迫る女刑事エミリー・サンダースにはシャーリーズ・セロン。
本作ではすっぴんに近いメイクにもかかわらず、相変わらず美しい(^-^)
ハンクの妻ジョアンにはスーザン・サランドン。
死体安置所で息子と対面した時のシーンは母親としての悲しみが痛いほど伝わってくる。
ハンクの息子マイクには「テキサス・チェーンソー」、「ホステージ」のジョナサン・タッカー。
カーネリー大佐には「スパイダーマン」シリーズのジェームズ・フランコ。
ブシュワルド所長には「プラネット・テラー in グラインドハウス」、「グーニズ」のブランドンお兄ちゃん、 ジョシュ・ブローリン。
カークランダー警部補にはお久しぶり♪「ロスト・ボーイ」、「スリーパーズ」のジェイソン・パトリック。
中でも、一番印象に残ったのが、ハンクが訪れるレストランのトップレスのウェイトレス・(マダム)エヴィを演じた「タイタニック」、「キングダム/見えざる敵」、クリント・イーストウッド夫人のフランシス・フィッシャー。
出番は少ないのですが、演技がリアルで素晴らしい!
物語は、この手の作品でありがちな「国家的陰謀」や「テロ組織壊滅」という壮大なスケールではなく、地味。
これといって派手な銃撃戦や盛り上がりのどもなく静かに進みます。
しかし、この地味で静かなストーリーが作品にリアリティを持たせ、重厚な仕上がりとなっています。
多くのベトナム帰還兵を蝕んだPTSD(心的外傷ストレス障害)。
それはイラク戦争でも、兵士たちを蝕むことに。
戦争というのは人間の倫理観や感情、心を狂わせ麻痺させてしまう。
劇中、況実を二転三転と覆す帰還兵たち。
帰還兵が淡々と語る「真実」は始めはそれほど衝撃はないものの、その怖さと悲惨さがボディブローのようにジワジワと効いてくる。
鑑賞後、ちょっぴり凹み、改めて戦争の「怖さ、悲惨さ、悲しさ」を考えさせられる作品でした。
ただ少し残念だったのは、ラスト。
なんだかやっぱり「Born in the U.S.A.!アメリカ万歳!」って臭いが漂ってくる(^-^;
監督:ポール・ハギス
出演:トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン、スーザン・サランドン、ジョナサン・タッカー、ジェームズ・フランコ、フランシス・フィッシャー、
ジョシュ・ブローリン、ジェイソン・パトリック、ジェイク・マクラフリン、メカッド・ブルックス、ヴィクター・ウルフ、バリー・コービン 、ウェイン・デュヴァル
2003年に実際に起きた事件を基に、謎の死を遂げたイラク帰還兵の息子を捜索する父親と、その事件を捜査する女刑事、そして戦争という悲劇がアメリカにもたらした深い傷を描いたサスペンス・ドラマ。
監督はクリント・イーストウッド監督作品「ミリオンダラー・ベイビー」、「父親たちの星条旗」の脚本家ポール・ハギス。
僕はTVドラマ「L.A. LAW/7人の弁護士」好きでした☆
失踪した息子を探す元軍人警官の父親ハンク・ディアフィールドを演じるのはトミー・リー・ジョーンズ。
朴訥とした軍人気質の父親ハンクの息子の死の真相を必死に追う姿は鬼気迫るものがあり、真実を知り、息子の苦悩と悲しみを受け入れた時の演技は目を瞠るものがあります。
ハンクとともに真実に迫る女刑事エミリー・サンダースにはシャーリーズ・セロン。
本作ではすっぴんに近いメイクにもかかわらず、相変わらず美しい(^-^)
ハンクの妻ジョアンにはスーザン・サランドン。
死体安置所で息子と対面した時のシーンは母親としての悲しみが痛いほど伝わってくる。
ハンクの息子マイクには「テキサス・チェーンソー」、「ホステージ」のジョナサン・タッカー。
カーネリー大佐には「スパイダーマン」シリーズのジェームズ・フランコ。
ブシュワルド所長には「プラネット・テラー in グラインドハウス」、「グーニズ」のブランドンお兄ちゃん、 ジョシュ・ブローリン。
カークランダー警部補にはお久しぶり♪「ロスト・ボーイ」、「スリーパーズ」のジェイソン・パトリック。
中でも、一番印象に残ったのが、ハンクが訪れるレストランのトップレスのウェイトレス・(マダム)エヴィを演じた「タイタニック」、「キングダム/見えざる敵」、クリント・イーストウッド夫人のフランシス・フィッシャー。
出番は少ないのですが、演技がリアルで素晴らしい!
物語は、この手の作品でありがちな「国家的陰謀」や「テロ組織壊滅」という壮大なスケールではなく、地味。
これといって派手な銃撃戦や盛り上がりのどもなく静かに進みます。
しかし、この地味で静かなストーリーが作品にリアリティを持たせ、重厚な仕上がりとなっています。
多くのベトナム帰還兵を蝕んだPTSD(心的外傷ストレス障害)。
それはイラク戦争でも、兵士たちを蝕むことに。
戦争というのは人間の倫理観や感情、心を狂わせ麻痺させてしまう。
劇中、況実を二転三転と覆す帰還兵たち。
帰還兵が淡々と語る「真実」は始めはそれほど衝撃はないものの、その怖さと悲惨さがボディブローのようにジワジワと効いてくる。
鑑賞後、ちょっぴり凹み、改めて戦争の「怖さ、悲惨さ、悲しさ」を考えさせられる作品でした。
ただ少し残念だったのは、ラスト。
なんだかやっぱり「Born in the U.S.A.!アメリカ万歳!」って臭いが漂ってくる(^-^;