7月5日に京都の北野天満宮で神仏霊場の総会がありました。神仏霊場会とは平成20年3月に設立した大阪府、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県、兵庫県(近畿2府4県)の平安神宮、春日大社などの神社60社、東大寺、清水寺などの90寺と伊勢神宮の内宮、外宮の計152社寺を参拝して朱印を頂く霊場会の事です。
10周年記念の当日は折悪しく豪雨の警報がひっきりなしに届く程の荒天でした。後日、西日本豪雨と名付けられて大変な数の死者・行方不明者が出て、山河・家屋の被害も歴代初めての大災害になりました。
通常は本殿から境内を見ることはあまりありませんが、本殿での祈願祭のあと廊下から境内を写してみました。
〇七月の五日の豪雨止む間なく鴨川あふる逆巻く水に
〇降りしきる雨の参道そこここに案内係りの神官の立つ
〇満願者や神職僧侶百名の安泰祈願す北野の宮に
〇本殿に侍る参列者に神官の妙に響けり柏手の音
〇梅園や社殿の散策なしたきに雨に阻まる講演までを
〇花街の歴史を語る梅嘉さんの所作凛たるに思はず見惚る
〇会場にひつきり無しに鳴り渡る避難警報見知らぬ土地に
〇天満宮に賜びし撤饌の梅干しのご飯と食めば何やら美味し
※撤饌(てつせん)の梅干しの袋(神殿の供物のおさがりです。)
平成30年 10月に奈良29番・丹生川上神社下社、奈良30番・元興寺が参加して 154社寺に成りました。