6月23日の①続きです。
この本は小学生以上に向けて書いてあるのにシニアのリコは大いに感動しました。
アラ7のマダムのリコの中に眠っていた幼心が目覚めてグリックと一緒に冒険に出かけます。自分ならどうするのかハラハラドキドキの連続です。
登場人物は主人公のシマリスのグリック、鳩のピッポー、ドブネズミのガンバと、メスの右足を痛めているのんのんです。
ペットショップから買われて家庭に飼われている、フラック(年上のメスのリス)とグリックです。ある日、鳩のピッポーにリス族の生まれ故郷の北の森の話しを聞いてグリックはそこへ行く事を決心し逃げ出します。途中でドブネズミのガンバの命を救ったことからガンバの仲間のねずみ達とクマネズミと縄張り争いの戦いを経験し、ガンバに送られて動物圓に着きました。ガンバはそこが北の森と勘違いしていました。
この動物園でメスの右足を痛めている「のんのん」と知り合い共に北を目指す物語です。のんのんの右足の傷には深い物語が在ります。
途中、道に迷ったり、猫、ノスリ(タカの仲間)、キツネに襲われながらも、吹雪、飢餓に堪えて旅を続けます。
あまり詳しく書くとダメですから後はご自身でお読み下さい。
動物たちの台詞が心を打ち、美しい自然、厳しい自然が巧みにつづられています。
最大の危機は乗り込んだ船に穴が開いて水が入ってきて船が沈みつつあります。
二匹ともおぼれて死ぬかもしれません。
吹雪の中、空腹と疲労で遭難しかかった二匹です。
そこへ助けの神が現れます。