リコの文芸サロン

文化、芸術、手芸など人生を豊かにする情報発信ブログを始めました。より良いブログに育てるためにコメントなどお寄せください。

日本三大霊山、白山

2023-07-31 | 奇貨譚
7月28日.朝、7時頃にラインがピロンと鳴った。
朝早く何だろうと思ったら、キキさんからの白山登山、

ネットから、白山の説明。




キキさんからのラインの写真、

2702mの白山のご来光。
山の峰々を越えて光の筋が何本も見える。神々しいとはこのことね。


山小屋の朝食、
ヒエ~、
「こんなに少ないんだ」と私が言うと、
主人が「たくさん食べると身体が重くなるから、これぐらいで良い」と。主人は登山を登したことがないのに良く知ってます。


イワギキョウ


クルマ百合

これが凄い写真です。

神主さんのお話の後に皆で、万歳三唱でご来光を拝むなんて、素敵ね。


キキさんご夫妻と私は同じ年なのに、この爽やかな立ち姿。
白山室堂、いまから下山です。


豪雨と雷にたたられて、寒かったから、やっとこさ、まいうーのビールでなく、飲みました。


抜けるような青空、下りのキキさんが余りに厚着なので聞いたら、




〇キキさんのご主人が素晴らしい紀行文を書いてくださいました。
  
  白山登山「畏怖の念と畏敬の念」
    (2023年7月27日・28日)



 私たち夫婦恒例の「夏山登山」、今年は高山植物が咲き誇る「霊峰白山」へ向かう。
初日、お昼前,快晴の中、別当出合登山口を出発。山頂方角の上空に広がり出した灰色の雲を少々気にしながら・・・、
 行程の中ほどを過ぎたあたりから雨が降ってきそうで、「その先の避難小屋で休憩を」と休んだ途端大粒の雨、更には雷鳴が轟きいかずち様もご出陣。
20分ほどで少し遠ざかったようであり、登山に雨はつきものと出発。しかし、雨は強くなり、なんと「いかづち様」が来訪。そのお怒りは凄まじく、先を歩く妻の前方でものすごい稲光と雷鳴、恐怖で本当に「どうかお助けください、静まってください」と祈るのみ。1時間ほどのお叱りを受け、大自然の現象を甘く見ていたことを猛省し「畏怖の念」を強く抱く。
 翌日、まずは白山主峰の「御前峰」からのご来光を拝するため朝3時半に起床し4時に出発。40分ほどかけて向かう中、ほのかに明るくなっていく山道の先を行く皆さんの「カンテラ」がゆらゆらととても美しい。
4時55分神々しい素晴らしい日の出を拝し、神職の先導で万斉三唱、世界平和や日々の安寧を祈る。また、御前峰からの大汝峰・剣ヶ峰・別山の白山の峰々が感動的な美しさ。
室堂からの下山はゆっくりと高山植物の宝庫を楽しむ。なんと素晴らしい!
さすが300種の高山植物が咲く山、オトギリソウ・シモツケソウ•ハクサンフウロ・ニッコウキズゲなどが迎えてくれる。美しいお花畑に囲まれ、とても優しい気持ちが湧き出るようで嬉しさと幸せを感じながらの下山。、
 昨日の厳しい大自然から、今日は穏やかで美しい大自然、そのとてつもない神秘的な力に「畏怖の念」をもって山を見上げ、ご褒美をいただいたような気持ちで帰路につく。

 🔷  🔷  🔷  

妻の身を案ずる気持ち、「畏怖と畏敬」とは凄い名文ね。
キキさんご夫妻は70代なのに昨年は3000m級の山に登られた。
Eaglesの歌に「限界まで挑戦して」という歌がありますが、正にご夫妻は現在進行中ね。

追加のライン写真。

頂上の奥宮前のキキさん。
右上はご来光の時の神主さん。今回は体調不良の方もおられて、携帯で連絡を取られている神主さん。
ヘリコプターが救助に来ました。




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最後の時はどこで

2023-07-29 | 奇貨譚
人が最終段階に入り亡くなるときにどこで亡くなるかで、事件性の有無を問われます。 


病人を入院させることは、自分が逃げたように思われるし、自分でも罪悪感を持つ場合が多いです。

亡くなった時の3例を書きます。
プライベートな事なのであまり詳しくは書けません。

①私の母(享年85).
最後の1ヶ月は意識はありませんでしたから、自宅で看取りました。私は大阪から行き、実家に泊まり込みました。
下血が酷いのでオムツがグチョグチョになる程でした。
1日一回、家庭医の看護師さんかみえてました。
家政婦派遣所から家政婦さんを10時から4時まで雇い、お昼には介護保険のヘルパーさんに来ていただきました。
ちょうど、ヘルパーさんがお昼ご飯の支度で台所におられたときに母は亡くなりましたので、
「母の呼吸がとまりました」とヘルパーさんに言いました。
家庭医にも電話をしました。
「息が止まりました」


②知人は仕事で日本のホテルに泊まっている時に亡くなりました。
日本人ですが、国籍は米国です。密室のホテルの部屋ですし、外国人ですから事件性ありと、ご遺体は警察に運ばれ、葬式ができるまで1週間程かかりました。

③友人はお母さんを10年間、自宅で看護しました。享年83。
朝起きて、見たら亡くなっていた。まだ体は暖かかった。

事件性を疑われ、警察が来て、調査、友人は警察に呼ばれ事情聴取されました。
すぐに事件性はないと成りました。

第三者が居ないところでの亡くなりは「事件性」を疑われることがあります。



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人生の不思議と愛おしさ

2023-07-26 | 日々彩彩
私が編集を担当している、月刊短歌誌のあけび誌の8月号にとても良い、自歌自註の随想がありますので、紹介します。

おさな日の思い出
       M.Kさん
 おさな日のわが家の居間にいつの日も母の姿(かげ)なし見た記憶なし

小学校低学年時の我が家の情景である。自分の境遇がまともなのか、そうでは無いのかが分かっていない頃である。此の頃、父は既に三十六歳で他界しており私が二歳半の時である。少年時代が苦しかった、惨めだったと言う思いは無いのだが、私の幼い頃の思いはと言うと、共に生きていたはずの母までもが我が家に居なかった寂しい事実なのです。看護科を卒業した母は大阪の病院勤務を経て結婚を機に長崎へ。原爆や終戦の復興の中、再び看護師として昼夜を働いたのです。更に妹は父の死の四カ月後に生まれ、父親に抱かれる事無く生きてきたのです。「吾と妹(いも)黒き表紙のアルバムの黄ばんだ父を父だと思う」も父母と私達姉弟の戦争と原爆への遺恨でもある。

一首にこれだけ人生の深い内容が含まれていることは,「自歌自注」で取り上げないと判らないことでした。

★7月25日の午前1時、主人の脇のベットに寝ていたミー姫が突然、飛び起きて、畳の上でバタバタしてる。
 昼間、主人が捕らえ損なった。ゴキブリを、捕まえているだろうと。主人は眠たかったので、朝まで放っといた。

朝起きて、畳の上を探しても、何もない。
玄関におりたら、
ミー姫の水の器の中に黒いものが浮いている。
良く見たら、ゴキブリでした。

ゴキブリのイメージ図
 玄関に置いてある、ミー姫の食事と水。この水にゴキブリが浮いていた。

猫は夜目が聞くのですね。暗い中でゴキブリと対戦して、ミー姫がやっつけた。

ここまでだったら、まあ、普通の話、
ここからが、主人の面白いところ。

起きて来た私に上記のミー姫の格闘の話し。
「それで、リョンちゃん(私のことです)にそのゴキブリを見てもらおうと取ってある」と言う。

朝からゴキブリの、死骸なんて見たくないと、捨てて貰いました。

「何事も2人で」の主人の生き様です。

ミー姫が今まで食べていた餌が製造中止に成ったので、新旧の餌を混ぜて、切り替えの最中です。
新しい餌は今の倍の値段なので美味しいからか、良く食べます。


★26日は年に一回の大学病院の健診。予約は9:30ですが、血液検査、尿検査があるので、1時間前に行きます。

主人は近くのかかりつけ病院に内科、外科、泌尿器科とかかっています。歯科大の検診は3ヶ月毎に行っています。
 だから、1日に朝晩で10錠の薬を飲んでいます。

私は持病がないので病院に行ってませんので薬は全く飲んでいません。
私は主人のお伴で毎月、5つの病院検診に付いていきます。

私は持病がないので自身では病院に罹ることはありませんが、
両親、姉、義父母、主人と病院のお供ばかりです。




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見てみないふり

2023-07-23 | 日々彩彩
7月16日に歌会がありました。
私の詠草は、
不機嫌な時なき夫は楽しげに
今日の話題は猫の寝姿 涼風

3句以下は再推敲します。
皆さんの感想は、
いいご主人ね。奥さんがそう立ち回っているからと、好意的なものでした。
 違いますよ、
主人の嫌な面は私のして欲しくない言動の範囲では有りませんから。
つまり、主人の言動で私の気に触ることは余り気に止めないで暮らしています。
 老人力、お互いに見てみないふりです。

主人は私の無作法や至らない所を見てみないふりをしてくれてます。片目をつぶって、くれています。
81歳の主人の年代は亭主関白が多いですが、主人は私が短歌やお参りに時間が取れるように実に良く協力してくれます。

主人は昨年の10月に大腸の手術をして、退院してきた時は体重が61.5kgでしたが、7月22日には67.7kgに回復してました。
主人は身長からすると、65kgが理想的でしょうね。

★2年前にご近所さんに木槿の枝を頂いて、一晩、水につけてから植えたら根が出て、ここまで大きくなりました。

7月18日、我が家でも2輪咲きました。

樹高は、30cm位、


昨日の下の花が19日、巻き終いの花姿になっていました。


2時頃にみたら、落下してました。

散る時は巻きじまい、ポトンと散ります。
綺麗に巻いてから散ります。
木槿は身仕舞いの良い花です。
私はとてもその所作が好きです。

ご近所の母木は2m以上の木ですから、花の勢いが良いですね。もう何度も咲いて30個以上が散りました。

7月22日はもう一輪、大輪が咲きました。


★12日に祇園祭の鉾を始めて直に見て大感激。8月の短歌の会の準備も順調に進んでいました。
ハイテンションだったのに、18日に大きく育ったアジアンハイビスカが猫の(たぶん
、ミー姫)、親指大の3個の〇〇コで台無しになり、落ち込んでいます。
花壇に入って、ミー姫が〇〇コをすることはなかったのに、なんでだろう。
野良猫が入りこんだのだろうか。


手前に有った五cm程の苗は踏まれて潰れてました。



緑の棒で支えています。
19日朝には、少し元気になっていました。

17日まではこんなに生き生きとしてたのに、


ピンクの矢印の苗は踏まれて枯れました。

19日の朝にはもう少し元気になっていました。
猫が入らないように右に柵、左に鉢を置いて防御してます。
猫に荒らされたアジハイの21日の回復の様子。

今朝、23日の様子。


ピンクの丸印の苗は2本枯れました。
猫が入り込んだのと、糞尿のせいでしょう。
緑の棒(黄色の矢印)で支えて、姿勢を保っています。

ミー姫を見ると、壊された茎を思い出し、猫と言えど今だにこだわりがあります。

人間関係も気をつけないと、トラブった人に嫌な思いを持ち続けられますね。

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職人の心意気

2023-07-20 | 日々彩彩


二鶴工芸さんのブログに載ってる、ショルダーバッグを買いました。

6月2日にお邪魔した京都の「うさぎフェスタ」でこのバッグは展示してあったそうですが、私は下のオレンジの皿を買うつもりで行ったので、気が付きませんでした。



フェスタの写真を見直したら、確かにバッグが床の間に展示してありました。

二鶴工芸さんのショップのバッグの説明をお借りしました。

バッグを作る職人さんが亡くなられたので、このバッグは最後の一点だそうです

被せ蓋の裏はこんなにゴージャスです。唐獅子牡丹みたいですね。


牡丹柄かな、鶴も書いて有ります。




被せ蓋は梅の花柄でクラッシックですよ。


ファスナーの引手が竹とは、アイデアですね。


ショルダーの肩紐の作りが丁寧で綺麗です。





ニ鶴工芸の商標の「をかし」を私はとても良いと思いました。




「をかし」の商標に付いて上仲昭浩さんにお聞きしましたら、返信がきましたので、

上仲さんのメールをコピーしました。
「無事にお届けできて良かったです。
またサイズが合って良かったです。
「をかし」というのは「いと をかし」から名付けたものです。
約20年ほど前にバッグ類や和装小物を事業として本格的にやろうと思った時に自社のブランド名が必要だと思い名付けました。
語呂が良かったのと、京都らしいイメージを持たせたかったので。
当時、専門家にアドバイスもいただき、商標登録も申請しました。
現在は全国の伝統工芸や産業に従事する職人・工房など、業界が右肩下がりですので、技術を生かした商品開発をするのはもう普通になっていますが、
私は修行時代の頃から独立した時には本業と商品開発とを平行してやろうと考えていました。
当時は色々とバカにされたり、嫌味なことを言われましたが、今は続けてきて正解だと感じています。
時代は変わっていくものですね。
今はすっかり、私も落ちこぼれになるくらい活躍する者が出てきています。
良い時代になりましたし、逆に私の商品もパクられるくらい競争率が高くなりました。」 


職人さんも試行錯誤で淘汰される時代になりましたね。




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