リコの文芸サロン

文化、芸術、手芸など人生を豊かにする情報発信ブログを始めました。より良いブログに育てるためにコメントなどお寄せください。

眼福の近江八幡(了)

2019-12-28 | 日々彩彩


眼福③で紹介しました妙法寺のご住職のお話を紹介します。
脳に悪い刺激を与えると脳が疲れて病気に成りますので脳に良い刺激を与える様に日々を過ごして、その為には以下の事に留意するように話された。
①物、人をよくよく観察して良い所を見つける。

②折り節に自分を見つめる習慣をつける。
自分は今、怒ってる、笑ってる、意地悪してる、泣きそう、体調不良だなどに気づく。

③良い言葉を使う。ぞんざい、相手を責めるような言葉使いをしない。

リコは③が特に心に迫りました。会社勤めから離れて35年経っているので今は家族や友人との日々なのでついついぞんざいな言葉使いに成っています。猛反省です。
「愛語よく回天の力あることを学すべきなり」 道元

昼食の仕出し二段弁当がとても美味しく包装もセンスが良く、お茶はアナ雪バージョンでした。


リコはお腹が空いていたので写真を取る前に食べてしまいましたら、講座のR先生がインスタに上げて下さいましたので、写真を拝借しました。豪華でしょう。これで2000円位です。
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眼福の近江八幡③

2019-12-08 | 日々彩彩
11月20日に瑞龍寺の次に訪れたのは黄檗宗・妙法寺です。


西暦847年に最澄の弟子の慈覚大師(円仁)が遣唐使から帰国の時に嵐に遭遇して観音呪を唱えると忽ち観音様が現われて船を守り嵐は静まって無事に帰国できたそうです。その時のお姿を船木を使い尊像を作った。船に乗り舵を持った珍しい観音様だそうです。
最近まで100年に一度の御開帳でしたが、今の住職から1年に数回の御開帳があり、幸いにも私達一行はまじかで拝観できました。


けいす(お寺用の大きい鈴)




引きん(大小がある)  
        
法会の際に黄檗宗は梵唄(ぼんばい)と言う音楽入りのお経を唱えます。大きい引きん、小さい引きん、木魚、けいす、太鼓、鉦で音楽を奏でながらお経を読みます。ご住職は太鼓と鉦(かね)、私は大きい引きんを担当し仲間も参加して五人で、何とか演奏しました。とても楽しかったのでまた演奏してみたいです。




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色に寄する

2019-12-03 | 短歌

今、リコの家の庭に1番元気な花のランタン。七変化と言われるように花の色が変わります。


山茶花など色とりどりの花が12月に咲きます。

リコの落ち入りやす詠草のミスを読売新聞の歌壇に添削例が載っていました。
〇元歌は
青春の燃ゆる思ひを君に伝へ歌詠み五十年我も老いゆく
〇添削歌
わが胸の燃ゆる思ひを五十年歌ひつづけて身は老いにけり
(相手へ呼び掛けるような気持ちは少し淡くなったが、内省的な気持ちは深くなった。:岡野弘彦先生)

リコも自分の思いをいっぱいに詠み込むので自分よがりの歌に成ってしまいます。

「色に寄する」  涼風
朝焼けに心を放ついつまでも生きてゐたしと願ひこめつつ

五十六の熟女ざかりに旅立ちし深紅のバラの似合う姉なり

五月にはつつじを飾る「弘法さん」接待の母の笑顔たち来る

実直なる父の好みし熱燗と湯豆腐浮ぶ冬の晩酌

魂の色は緑とふと思ふ緑したたるふる里の山

戦時下の送り火中止に二千人白きシャツ着て「大」の字描く
  太平洋戦争中の昭和18年の灯火管制により送り火が中止に成り、京都市民2000人が白い
  シャツ着て大文字山に人文字で「大」の字を描きました。

パソコンとスマホの不調なが引けば募る不安に心は灰色

喜寿なれど青年の心もつ夫は「役立ってこそ」の信念もてり


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『飛族』村田喜代子著

2019-12-01 | お勧めの本
村田喜代子さんの今年、谷崎潤一郎賞を受賞した『飛族ひぞく』は言葉選びと取り上げた内容が凄い。さすが42歳で芥川賞を受賞し、その後も数々の文学賞に輝くだけの実力者です。1945年生まれの74歳とは思えないパワーです。2011年に子宮体癌を患いその闘病記『焼野まで』も話題作です。

図書館で借りた本に図書館の名前のラベルが付いていたのでキキさんが作ってくれたキャンディー入れを一緒に写したら隠れました。

リコは短歌をしていますが、どの言葉にするかいつも迷います。推敲と言いますが例えば、静かさが「満る、広がる、溢れる」等どの言葉が心情、状況にぴったりかいつも考えます。でもこの本を読んで言葉選びよりどの場面を描くが一番大切と良く判りました。


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