健康寿命。
私の健康寿命はあと20年と思っています。ですから私の生きた時代に起きて、話題になった事は知っておきたいと思います。
その意味で以下の5冊の本は大変に役に立ちました。
堀川惠子さんは①,②、③の本を真善美に基づき丁寧な取材と巧みなストーリー展開で書かれているので、本を読むほどにひきつけられました。
①『透析を止めた日』、堀川惠子著
林 新(はやし あらた)さんは2017年に亡くなられた。
腎臓の難病が原因で腎臓透析を余儀なくされ、母親から腎臓移植をされたが、透析の末期に足の指が壊死し、苦しみ抜いて亡くなられた。透析の末期患者の行き場所が無い。
ただ残念なのは、
仕事が忙しく、急に移植が決まっても仕事を休めない、との判断で早期の移植を諦められた。
B:後年、奥さん(堀川惠子)の腎移植を検討した時、入籍してなかったので、当時は臓器目的の偽装結婚もあったので、配偶者の臓器提供は結婚3年以上の規則に外れた。
C:林さんは母親の腎臓を移植されて、9年程透析から解放されたが、
難病の多発性嚢胞腎で肝臓にも嚢胞が出来てしまい、肝臓と腎臓が悪化した。
相変わらずの仕事中心の人生で、再び透析が必要に成った。
D:遥かなるものを尊重する心の拠り所があったなら、仕事中心の晩年の生き方を見直されたかも知れません。
E:林さんは優秀な人でしたが、人に頼る事をされなかった。他者との関わり合いの中で見えてくるものがある。
2024年12月に小錦さんは奥様から腎臓提供を受けられた。
(時事通信 12月23日配信)
②原爆供養塔・忘れられた遺骨の70年
この本によると広島の平和記念公園にある原爆供養塔には、7万人もの被爆者の遺骨がひっそりとまつられている。戦前、この一帯は市内有数の繁華街が広がっていた。
ここで長年にわたって遺骨を守り、遺族を探し続けてきた「ヒロシマのお母さん」と呼ばれる女性がいた。
彼女が病に倒れた後、筆者はある決意をする-----。
引き取り手のなき遺骨の謎をたどる本格ノンフィクション。
(本の紹介文より)
(本の紹介文より)
私の知っていた、広島の惨状とは全く違う内容でした。
③狼の義・新 犬養木堂伝
ご主人の林新さんとの共著。
ご主人が執筆途中で亡くなられたので、約束通り、奥さんの堀川惠子さんが引き続き書かれた本。
1932年5月15日の五・一五事件の「話せばわかる」の犬養首相の言葉が有名です。
犬養氏が20代の頃、西南戦争の従軍記者見習いの時の記述は私が知りたかった西郷隆盛の西南戦争の様子。
★④、⑤思考回路の再構築
私は今、難しい本を読んでいます。
上巻(333頁)・下巻(395頁)の大著です。
新しい山に登る為に知識の整理をしたいので、今までの思考のルーティンを壊す為に、生活の役に立ちそうにない、この本を敢えて読んでいます。
新しい思考の型を作るためです。
これらの本を正しく自分に取り入れる事ができれば「人を想う心」が目覚め、人生の新しい引き出しができて、活路が開けると思っています。