私の友達のMさんは日常のさりげない出来事をとても上手に「メモ風短歌」にして、送ってくれますが、それがちゃんと素敵な短歌になっています。シニアの彼女は短歌の経験は有りませんが日常の発見、驚きを歌にするセンスが抜群です。ユーモアのセンス、優しさのあふれるMさんの短歌を私は大好きです。今朝も100回記念の全国高校野球選手権記念大会のテーマソングを口遊みながら畑に水やりをしてる様子を短歌にしてメールに届きました。
〇「栄光は君に輝く」口ずさみ水やりするもリズムを取りて
Mさんの短歌をいくつか紹介します。
〇粉雪の舞う中咲いた梅二輪孫の合格知らせ聞く朝
〇えんどうの豆とり豆むき豆くばり豆に疲れて好きな豆食べ
〇明日採ろうと思っていたがこの背丈アスパラガスの伸びに驚く
〇アスパラの一番採りは背が伸びた孫にあげよう成長願う
〇紫陽花の色の濃さます雨あがり青とむらさき天使が色つけ
〇田植え待つ静かな水面広がりて明日の快晴願う夕ぐれ
〇水田に入らなくなり三年たち苗箱洗いが私の仕事
〇梅の葉の茂みの陰で日ごと増す実の膨らみとほんのり赤み
〇紫のつりがね草の可愛さに思わずそっとゆらしてみたり
※つりがね草を揺らしているお茶目なMさんの様子が
目に浮かび思わず笑みがもれます。 リコ