11月9日に岡山県の和気郡和気町の岡山県自然保護センターに丹頂鶴を見に行きました。
広さ東京ドーム21 個分(100ヘクタール)の自然観察フィールドです。
その一角に丹頂の飼育センターがあります。国内最大の40羽を飼育しています。
駐車場から1時間ほどかけて花や木々の説明を聞きながら丹頂の飼育施設まで行きます。
リンドウの花
山中の山道にはまむし注意の看板がいたるところにあり、ここは山奥だなと改めて認識します。
珍しい発見:ウスタビガの緑の繭と羽化した蛾です。実はこの蛾の裏にピッタリとひついて
もう一匹蛾がいて交尾中でしたが、崖側で写真は撮れませんでした。
星で囲んだ緑の細長いのが羽化した繭です。
鶴の昼間の放飼池の上池
やっと、丹頂の姿が見えてきました。風切り羽を切ってあり、飛べないので、
朝に小屋から池に出され、一日この池で過ごし、どうやって捕まえて小屋に戻すのか
質問しましたら捕まえられませんが、夕方にはまた小屋の前の柵で入れてもらえるのを
2羽は待っているそうです。境遇をよく理解している賢い鶴ですね。
左の鶴が雄でモモタ君、平成17年5月28日生まれ。右はメスのアカさん、平成16年6月7日生まれ。
左の鶴の前に在る細長い丸い筒が餌箱です。
アジ、オキアミ、トンボ、バッタ、トウモロコシと何でも食べる雑食性の鳥です。
特にドジョウなどの魚が大好きです。
丹頂は雄が前を歩き、メスや子供を守るそうですからメスは三歩後ろを歩きます。
慎ましいな、リコも見習わなくちゃね。
ちょうど紅葉と重なりベストショットです。
丹頂の卵はニワトリの玉子約5個分の重さが在ります。32日目で孵化します。
生まれたてのヒナです。
親鳥のくちばしの長さが16cmぐらいですから、ヒナの大きさが判りますね。
成鳥の片方の羽の長さは1.2mで背の高さは1.5m、体重は7~10kgです。
つがいの鶴は体育館位の大きさの区切られた網の籠で何組も飼育されています。
この様につがいの2羽が大きな檻に入れられて飼育されています。
鶴はなかなかペアに成り難いので、
その分ペアに成ったら一生連れ添います。