ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』
真っ黒な表紙に、白抜きのタイトル文字。
黒はダーク、腹黒さを表しているのか?
それにしては、文字の組み方が素直ですっきりしていて、隠された陰謀は感じられない。
一方、帯はとても色鮮やかでセンスが良く、物語の華やかさを予感させる。
読み始めてすぐ、クスクスと頭の中で笑い声がする。
だんだん、シットコムの笑い声のように大きくなり、ニタニタ笑ってしまう。
シェリルは、少し変わった女性だが、際立って変人というわけではない。
感情移入はしにくいのだが、周囲の人たちのズレが彼女を混乱させ、同情を誘う。
物語はヘンテコな転がり方をしていき、予想のできないところへ向かう。
なんとなく、みんなが信用できない感じがしていて、きっとこれがダークな黒。
じゃあ、帯のカラフルさはどこに?
ラストにあった。
帯のグラフィックは、映画監督でもあるマイク・ミルズ。(2019)
真っ黒な表紙に、白抜きのタイトル文字。
黒はダーク、腹黒さを表しているのか?
それにしては、文字の組み方が素直ですっきりしていて、隠された陰謀は感じられない。
一方、帯はとても色鮮やかでセンスが良く、物語の華やかさを予感させる。
読み始めてすぐ、クスクスと頭の中で笑い声がする。
だんだん、シットコムの笑い声のように大きくなり、ニタニタ笑ってしまう。
シェリルは、少し変わった女性だが、際立って変人というわけではない。
感情移入はしにくいのだが、周囲の人たちのズレが彼女を混乱させ、同情を誘う。
物語はヘンテコな転がり方をしていき、予想のできないところへ向かう。
なんとなく、みんなが信用できない感じがしていて、きっとこれがダークな黒。
じゃあ、帯のカラフルさはどこに?
ラストにあった。
帯のグラフィックは、映画監督でもあるマイク・ミルズ。(2019)
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