アマンダ・リプリー『生き残る判断 生き残れない行動』
書店の平台で見かけた文庫本。
不思議な存在感で、思わず手に取った。
表紙の周囲は太めの白縁で、中に薄い色の写真、その上に左右いっぱいに白い文字が並んでいる。
よく見ると、埃まみれになった男性の写真。
近くでタイトル、サブタイトルを見ると、意外と読みにくい。
腕を伸ばして、1メートルくらい離すと、文字がくっきり浮かび上がる。まるで老眼になったようだ。
長いタイトルの上に、さらに長いサブタイトル。
「災害・テロ・事故、極限状況下で心と体に何が起こるのか」
これを読むだけで内容がわかってしまう。
で、何が起こるのか? 気になってしかたがない。
自分は死なないとか、不測の事態に巻き込まれてもなんとかなる、なんて根拠のない自信は、この本を読むとあっさり崩れてしまう。
諦めと絶望。
でも一方で、準備の必要性を理解するようになる。
カバーデザインは水戸部功氏。(2019)
書店の平台で見かけた文庫本。
不思議な存在感で、思わず手に取った。
表紙の周囲は太めの白縁で、中に薄い色の写真、その上に左右いっぱいに白い文字が並んでいる。
よく見ると、埃まみれになった男性の写真。
近くでタイトル、サブタイトルを見ると、意外と読みにくい。
腕を伸ばして、1メートルくらい離すと、文字がくっきり浮かび上がる。まるで老眼になったようだ。
長いタイトルの上に、さらに長いサブタイトル。
「災害・テロ・事故、極限状況下で心と体に何が起こるのか」
これを読むだけで内容がわかってしまう。
で、何が起こるのか? 気になってしかたがない。
自分は死なないとか、不測の事態に巻き込まれてもなんとかなる、なんて根拠のない自信は、この本を読むとあっさり崩れてしまう。
諦めと絶望。
でも一方で、準備の必要性を理解するようになる。
カバーデザインは水戸部功氏。(2019)