花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

ドーバー海峡横断飛行の ブレリオ

2015年05月30日 07時32分17秒 | ばら     
ライトイエローのくしゃくしゃの八重の花びらが特徴的なバラ、アヴィアトゥール
ブレリオ Aviateur Blériot  (Hybrid Wichurana, Rambler) 。

芯はゴールデンイエローで、強いモクレンの香りがあります。
 
Aviateur は飛行士のこと、Blériot は飛行機によるドーバー海峡横断を初めて
成し遂げたフランス人ルイ・ブレリオ Louis Blériot (1872-1936) 氏のことです。

氏は工学科卒で、1900年頃から航空機の実現に没頭し、鳥を摸した 「はばたき
機」 を自作しましたが、飛行には成功しませんでした。
1903年にライト兄弟が人類初の飛行に成功。1906年、ロンドンの新興紙デイリー・
メールが宣伝のためドーバー海峡横断飛行に1,000ポンドの賞金を掛けたので、
これに挑戦しようといくつもの機体を自作しましたがうまくいきません。ようやく
1909年に、レイモン・ソルニエ Raymond Saulnier に設計を依頼した25馬力の
単葉機ブレリオ XI号ができあがります。

1909年7月、海峡横断の挑戦者3人がフランス・カレー Calais市に集結。最初に
挑んだのは単葉機アントワネットⅣ号のユベール・ラタム Hubert Latham 氏。
7月19日にカレー市郊外のサンガット村を出発しましたが、11km進んだ洋上で
エンジンが故障し、不時着水して護衛艦に救助されました。

1909年7月25日早朝、ルイがブレリオ XI号に搭乗してカレー市郊外から離陸。
飛行中にエンジンのオーバーヒートに悩まされながらも、イギリス・ドーバー
Dover 城前の草地に着陸し初横断に成功しました。所要時間36分55秒。
当時は航空機による入国は想定外で、英国法に規定がなかったため、税関
当局は困惑の末に飛行機を 「ヨット」 と見なして入国手続を行った、という
逸話があるそうです。またラタム氏はブレリオの予定を知り、別の所有機アン
トワネット VII号で25日当日の抜け駆けを計画しましたが、寝坊して実行でき
なかったそうです。

もう一人のシャルル・ド・ランベール Charles de Lambert 伯爵はライト兄弟から
購入したライト・フライヤー・モデルA が練習中に損傷し、挑戦できませんで
した。伯は1909年10月18日にパリのエッフェル塔を周回する50分あまりの
飛行を行ったことで知られています。

作出者 フランス  Laurent Fauque & Fils 1909年。

       (千葉県佐倉市 佐倉草ぶえの丘バラ園 2015年5月26日、
                              2014年5月30日)

       ◆梅・さくら・ばらなど花品種と 「公園ランキング」 の
        私のホームページはこちら→ 「花の公園 花リスト」

       ◆このブログの検索ウインドウが右上にあります。プルダウンして、
        「このブログ内で」を選択し、短い1単語だけで検索してください。
        2単語以上だと機能しません。

       にほんブログ村花ブログへ ←クリックすると私の「花の公園」にポイントが入ります。 
                応援お願いします。





上3枚が 佐倉草ぶえの丘バラ園 2015年5月26日。

下2枚は 同 2014年5月30日。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする