つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

レクリエーションの裏にあるドラマ。

2018年01月11日 08時26分12秒 | 日記
現在、日本国内で競技人口が多いスポーツは、以下の順になるそうだ。
1位:ウォーキング
2位:ボウリング
3位:水泳
4位:器具を使ったトレーニング
5位:ジョギング、マラソン
日本人が、スポーツをレジャー感覚で捉えているのが解る。

かく言う僕も、1位のウォーキングに類する、愛犬を伴っての「散歩」が運動の主。
その道すがら、町内を散策していると、「グラウンド・ゴルフ」を嗜む方々が目に留まる。
公園でクラブを握り興じるのは、ご年配が多いように思う。
昨年、ご近所に新たな競技スペースができた。

高架下の空間を利用した、運動場である。
立て看板には、以下の案内。
『「清水ミニ運動公園」開設のご案内
 昨年(2016年)まで、「清水まつり」のメイン会場としてお馴染みだった“防災公園”。
 このたび、整地を行い、老若男女の誰もが楽しめる
 “ミニ運動公園”として生まれ変わりました。
 グラウンド・ゴルフ、軽スポーツ、児童の遊び…どなたでも自由にご利用できます。
 これからは、以下の要領を守って、
 健康と親睦の場として大いに活用して下さい。(後略) 』
  <※文字色、文面、原文ママ/(   )内西暦添加>

この新設を切っ掛けに、無縁だった「グラウンド・ゴルフ」について調べてみたところ、
新たな発見があった。

競技誕生は、昭和57年(1982年)。
誕生の地は、鳥取県東伯郡泊村(とうはくぐん・とまりそん)。
当時、高齢化が進む泊村の重要な課題の一つが「健康づくり」。
村長の尽力により、文部省(現:文部科学省)の生涯スポーツ活動推進事業指定を得て、
泊村教育委員会が中心になり高齢者にふさわしい新スポーツを開発。
発祥の地の形跡を後世に残すため、ルールブックに次の条項を盛り込む。

「ホールポストの中にボールが静止した状態をトマリという」

泊村は、平成16年(2004年)、地図から消えた。
しかし、その名前は、日本全国で日々連呼されている。

グラウンド・ゴルフに関しては、(公社)日本グラウンド・ゴルフ協会HPに詳しい。
ご興味があれば、覗いてみてはいかがだろうか。
コメント
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