「きのこ」を漢字変換すると以下の候補が出る。
例えば「木ノ子」。
あるいは「木野子」。
倒木や切り株などによく発生する事から、
「木の子供」と呼ばれるようになった、と言われている。
「きのこ」は秋の季語だが、実際は1年中生える。
特に梅雨から夏にかけては盛ん。
長雨の合間、散歩に出かけると「きのこ」を見かける事が多い。
「きのこ」は菌類。
植物のように葉緑素が無いため、光合成はしない。
樹木や落ち葉などに菌糸を張り巡らせ栄養を得る。
そして、種子ではなく、胞子で子孫を増やす。
傘のような「子実体(しじつたい)」は、胞子を生産するための菌糸集合体。
つまりは「花」のようなものだ。
「きのこ」には、大きく2つの生き方がある。
一つは、相互扶助を行う共生グループ。
樹からデンプンをもらい、土の中の水分やリンなどを集めて樹に届ける。
松茸やポルチーニなどがそれだ。
もう一つは、枯れた木や落ち葉、切り株、動物の死骸などから養分をとって生活するタイプ。
シイタケやナメコなどがこのグループである。
津幡町役場そば「津幡中央公園」の立木に生えた「きのこ」。
カワラタケの一種か。
母体になった樹木は、あまり元気がない感じがする。
弱っているから「きのこ」が生えたのか。
「きのこ」が付いたから弱っているのか。
両方が相関しているのかもしれない。
「きのこ」は、枯れた木や死んだ動物を分解して土に戻す役割を担う。
樹木目線、樹木を育てる人間目線からすれば敵。
より大きな観点---自然のサイクルからすれば益。
生と死、光と影、善と悪が表裏一体であるように、
見方によって「きのこ」の立場は変わる。
最後に人間目線の話題を。
最近、樹勢に陰りが見える気がする「おやど橋」袂のタブノキ。
幹に、褐色腐朽菌(かっしょくふきゅうきん)の代表選手「サルノコシカケ」を認める。
大火や水害を乗り越え、風雪に耐えてきた津幡町中心部のランドマークである。
どうか、これからも健やかにいて欲しい。
例えば「木ノ子」。
あるいは「木野子」。
倒木や切り株などによく発生する事から、
「木の子供」と呼ばれるようになった、と言われている。
「きのこ」は秋の季語だが、実際は1年中生える。
特に梅雨から夏にかけては盛ん。
長雨の合間、散歩に出かけると「きのこ」を見かける事が多い。
「きのこ」は菌類。
植物のように葉緑素が無いため、光合成はしない。
樹木や落ち葉などに菌糸を張り巡らせ栄養を得る。
そして、種子ではなく、胞子で子孫を増やす。
傘のような「子実体(しじつたい)」は、胞子を生産するための菌糸集合体。
つまりは「花」のようなものだ。
「きのこ」には、大きく2つの生き方がある。
一つは、相互扶助を行う共生グループ。
樹からデンプンをもらい、土の中の水分やリンなどを集めて樹に届ける。
松茸やポルチーニなどがそれだ。
もう一つは、枯れた木や落ち葉、切り株、動物の死骸などから養分をとって生活するタイプ。
シイタケやナメコなどがこのグループである。
津幡町役場そば「津幡中央公園」の立木に生えた「きのこ」。
カワラタケの一種か。
母体になった樹木は、あまり元気がない感じがする。
弱っているから「きのこ」が生えたのか。
「きのこ」が付いたから弱っているのか。
両方が相関しているのかもしれない。
「きのこ」は、枯れた木や死んだ動物を分解して土に戻す役割を担う。
樹木目線、樹木を育てる人間目線からすれば敵。
より大きな観点---自然のサイクルからすれば益。
生と死、光と影、善と悪が表裏一体であるように、
見方によって「きのこ」の立場は変わる。
最後に人間目線の話題を。
最近、樹勢に陰りが見える気がする「おやど橋」袂のタブノキ。
幹に、褐色腐朽菌(かっしょくふきゅうきん)の代表選手「サルノコシカケ」を認める。
大火や水害を乗り越え、風雪に耐えてきた津幡町中心部のランドマークである。
どうか、これからも健やかにいて欲しい。