つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡短信vol.27

2017年01月15日 09時58分30秒 | 津幡短信。
自分の目で見た、津幡町に関するごく短いニュースの不定期通信。
今回は、2つの話題。
まずは、コチラ。

【寒波来訪】

冬らしくない町内の様子について投稿してから2週間。
きのうから今日にかけ、ようやく雪が積もった。
生活のうえでは不便だし、センター試験の当事者にとっては難儀と察するが、
個人的には冬らしい光景に一安心。
また、大雪にならないとの予報に人心地。
適度に寒く、雪も程々がいい。
やはり冬は、冬らしくあって欲しい思う。

【インフラ整備】

津幡町を流れる「準用河川」の1つ「倉見川」に、新しい橋が架かった。
名前は「倉見川橋」。
この架橋によって、津幡市街から、倉見、杉瀬方面へのアクセスが便利になった。

ちなみに、町内を流れる準用河川の数は、全部で15。
総門川、八反田川、明神川、藤又川、相窪川、舟尾川、刈安川、
笠野川、吉倉川、舟橋川、谷内川、平野川、瓜生川、木の窪川、
そして、倉見川。
いずれも管理するのは、津幡町。
つまり、上記河川に架かる橋の多くの設置や維持には、
僕たちの税金が充てられていると思われる。
地域に役立つ使い方は、大歓迎だ。

<津幡短信vol.27>
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目が離せない千両役者。~キングコング(1976)。

2017年01月13日 08時48分33秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載第三十一弾は、映画「キングコング」。

数あるモンスターの中でも、知名度の高さで一二を争う「キングコング」。
1933年、初めてスクリーンに登場してから、幾度となく映像化されてきた。
後世に与えた影響力は甚大この上ない。
いわば、クリーチャー界の花形・金看板を主役に立てた作品で、
鮮明に記憶に残っているのは、ハリウッド制作の1976年公開版だ。

<あらすじ:
 南太平洋上・絶海の孤島に、海底油田を探し求める一行が上陸。
 目論見は空振りに終わるが、原住民が“コング”と呼ぶ巨大なゴリラを
 カラのタンカーに乗せて、ニューヨークへ持ち帰る。
 盛大な見世物興行によって、一儲けしようという腹積もりだ。
 しかし、コングは摩天楼の森に飛び出してしまった!・・・>

映画のコストは、2500万ドル(当時のレートで70億円以上)。
その多くが主人公につぎ込まれた。
人が着る「スーツ」。
機械仕掛けの「実物大の手」。
身長20メートル、重さ5トンの「等身大ロボット」など、
CGが未発達だった当時、職人技を駆使した特撮でリアリティを追求した。

今回のイラストは、精巧なコングハンドの上で、ヒロインが弄ばれるシーン。
荒ぶる神への生贄として捕まった美女の服が、
野太い指でチョイチョイされるうちに開けてしまうのだ!
映画館の暗闇の中で息を詰め、巨大類人猿が暴れまわる様子を見守っていた小学生の僕は、
思わぬセクシーな展開に大コーフン。
目が釘付けになったものである(笑)。

彼女…「ドワン」役を演じたのは「ジェシカ・ラング」。
80年代は、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」、「トッツィー」、「女優フランシス」に出演。
アカデミーの助演女優賞に輝く。
90年代に「ブルースカイ」で、同主演女優賞を戴冠。
去年、ブロードウェイの舞台作品では、トニー賞も獲得。
本格演技派女優のスクリーンデビュー作が「キングコング」だった。

さて、作中終盤。
「コング」は、マンハッタンの「ワールドトレードセンター」によじ登る。
この映画で、2011年9月11日を境に消えてしまった
ツインタワーを偲ぶのも一興。

そして、間もなくホワイトハウスに君臨する
「キング“トランプ”コング」の言動・動向も大いに注視したい。
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A STREET SCENE.

2017年01月10日 07時35分23秒 | 日記
過去の投稿でも度々触れてきたが、わが津幡町の人口は緩やかに増加中。
町公式HPで「住民基本台帳に登録されている人口・世帯数」を閲覧すると、
平成28年の人口推移は、慶弔や年度替わりの異動により減少する月もあるが、
世帯数は右肩上がり。
やはり、立地環境の良さ、行政の努力などが相まって、
隣接する金沢市へのベッドタウンとして機能しているからだと思う。
およそ7年前に愛犬を伴った散歩を始めてからずっと、
建築中の住宅(集合住宅を含む)を見かけない日はないと言っても過言ではない。

新しい家が増える。
それは、いい。
しかし、それは「何かが失われる」事と同義だ。

春には早苗が、秋には黄金色の稲穂が揺れていた田んぼ。
子供の頃に遊んだ原っぱ。
盛夏に木陰を与えてくれ、虫取りに興じた大木。
路地裏で嗅いだ匂いや、垣間見た喧騒。
歓声が響く駄菓子屋。
買い物に連れて行ってもらい、嬉々として品物を選んだお店。
真新しい家が建つ前には、そんな「思い出の場所」があった。

決して、変遷を否定している訳ではない。
移り変わりは世の常。
栄枯盛衰は世の理。
しかし、時々、一抹の寂しさを覚える。
例えば、次の2枚の画像を見比べていただきたい。

「ファミリーデパート ムラサ」の在りし日と、消えた今。

建物が残っていれば、訪問して追想に浸る事ができるが、
無くなってしまえば、次第に記憶が薄れてゆく。
それが寂しい。
ALL THESE PLACES HAVE THEIR MOMENTS.
「レノン=マッカートニー」による名曲「イン・マイ・ライフ」の心境なのだ。

また一方で、変遷は新しい興味も生む。

「ムラサ」跡地向かい、焼き鳥居酒屋「竹蔵」の後に、
こじんまりと洒落たバーが開店。
「ソラナム」は、花の名前か?
店内ボードのお品書きには、カレー、チーズオムレツ、コールドミートなどの文字。
機会を作って、飲みに行ってみよう。

(※2010年8月17日
  2011年9月13日/12月29日
  2013年2月23日に、ムラサと周辺店舗の関連記載アリ)
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言葉のG I F T。

2017年01月08日 08時02分46秒 | 日記
数年前から、石川県では毎月一回、23日に「いしかわ学校読書の日」を制定し、
全ての公立小中学校が、読書の推進に取り組んでいる。
手法は、各学校独自。
教師・司書による読み聞かせや本の紹介、
全校一斉の朝読書、家庭読書など、多種多彩だ。

僕がこの活動を知ったのは、ほんの1週間前。
散歩中に立ち寄った「スガイ書店」の店頭掲示がキッカケだった。

昨年11月、僕の母校「津幡中学校」では、本に記載された印象に残った言葉を
全校生徒に送ろう!…という取り組みが行われた。
題して『君へ届け 本からの g i f t 』。
予め、自分なりの推薦本を制定し、言葉を選択し、
「いしかわ学校読書の日」当日の朝、15分の指定時間で記入し提出したそうだ。
おそらく校内掲示を経てから、本屋さんへバトンが渡されたのだろう。
後輩たちがどんなギフトを用意したのか興味深く観覧。
以下に、ごく一部を抜粋したい。

(※↑画像白抜き箇所は、本の著者名ではなく、カード記載者と思われる名前が書いてあったため割愛)





オッサンの僕もページを開いたことのある本、初めて触れた図書もあり面白い。
僕が中学生だったら、何を贈るだろう?
おそらく「有島武郎(ありしま・たけろう)」著「生まれ出ずる悩み」の一説、
『仁王のようなたくましい君の肉体に、少女のように敏感な魂を見いだすのは、
 この上なく美しい事に私には思えた。』
…かもしれない。
(〃´∪`〃)ゞ
ともかく、こうした試みから、読書により興味を掻き立ててくれたらいいなと思う。

さて、最後に話題は変わって、同じ「スガイ書店」店頭にて発見した、
懐かしい玩具ガチャガチャも紹介。

よく遊んだなぁ…。
キラキラと輝きながら、シャーッ!シャーッ!と階段を下る様子にワクワクした。
すぐに絡まって、ダメにしたっけ。
コメント (2)
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らしくないぞ、冬。

2017年01月07日 23時13分01秒 | 日記
地球全体を見渡しても、沢山の雪が降る地域は案外少ない。
北米5大湖の沿岸、米加国境の山岳部。
北欧・スカンジナビア半島西側。
そして、日本列島。
わが津幡町が属する北陸・石川県は、長年「豪雪地帯」とされていた。
…しかし、その常識は過去のものになろうとしているのかもしれない。

昨シーズンは記録的な暖冬で雪不足となり、営業日数が大きく落ち込んだ県内のスキー場。
今シーズンも雪がほとんど積もらず、閑古鳥が鳴いている。
山間部の様子から、平野部も推して知るべし。
本日・2017年1月7日の町内は、大変うららかな日差しに包まれていた。

↑水分を多く含んだ北陸の雪から枝葉の損傷を守るための伝統「雪吊り」は、手持無沙汰。
  巻層雲越しに覗く空は、まるで春のそれだ。

↑寒桜までが早春を待たない。

のんびりと長時間の散歩が楽しめ、大変暮らし易いのだが、
まったく冬らしくないため、正直、少々戸惑っている。
…などと考えてしまうのは、季節感や生活習慣に意味合いを持たせたがる、
頭でっかちの「人間」だからなのだろうか。
動物たちにとっては、厳しい寒さをパスできて恐悦至極。

↑津幡川・白鳥橋下の川岸には、日向ぼっこに興じる鴨の群れ。
  こんな陽気が続くと、渡りの必要もなくなるカモ!?

↑越冬中の(おそらく)ナミハアブ。
  翅を閉じ、身を固く縮めているが、物陰に隠れず外気に己を晒している。
  一見、蜂のようだが、双翅目(そうしもく)に属する、ハエの仲間。
  ナミハナアブ(並花虻)は、美しいオレンジ色と黒の模様を持ち
  「ハナアブ」とも呼ばれている。
  ミツバチに擬態しているが、翅が前翅の2枚のみ。触角が短い。
  別の種である証拠だ。 

↑愛犬「りくすけ」も、いい陽気に誘われてか積極果敢。
  その足元で、本来は「春の花」のはずのタンポポが開花し、綿毛が風に揺れていた。
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