
中国:胡耀邦氏長男が訪日 元首相らと面会へ
毎日新聞 2014年04月07日 02時30分
【北京・工藤哲】中国共産党の元改革派指導者で失脚した胡耀邦(こ・ようほう)元総書記(故人)の長男、胡徳平(こ・とくへい)中国人民政治協商会議(政協)前常務委員(71)が6日、日本を訪問した。胡氏は複数の首相経験者のほか経済、政府関係者との意見交換を重ね、帰国後には習近平(しゅう・きんぺい)指導部に今後の対日政策について意見を伝えるものとみられる。関係者によると、胡氏は日本滞在中、福田康夫元首相や鳩山由紀夫元首相らと面会する予定。首相経験者らとの面会では、中国に進出する日系企業にとって新たなリスクとなっている戦時中の強制連行を巡る訴訟の問題や、各地で深刻化する大気汚染対策なども話題に上るとみられる。
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胡徳平氏(中国人民政治協商会議前常務委員)との会談
一般財団法人東アジア共同体研究所
4月7日、中国共産党の元改革派指導者・胡耀邦元総書記の長男、胡徳平氏・中国人民政治協商会議前常務委員が中日友好ドキュメンタリー「暖流」訪日交流団として来日され、鳩山理事長と会見が行われました。丹羽宇一郎元駐中国特命全権大使も同席された会談では、冒頭鳩山理事長が今回の会談の機会を得られたことへの感謝と、東京の桜に例えて、「日中関係は、梅の花を愛でながら桜も楽しむ」というような互いの信頼関係を構築しなければならない、日中国交がなされた原点に戻る必要があり、冷静に両国が対処しなけ...ればならないとも述べました。また、丹羽元大使からは、在任中、習近平国家主席と何度も会談し、「日中両国は隣国であり住所を変える事はできず、互いの努力が必要である」との認識で一致していたこと、そして、経済人として、日中関係における投資保護や地財保護の問題を提起されました。また、現在両国は「政凍経温」の状態にあるが、政治が動くには時間がかかり、まずは経済が政治を動かすように、日本経済界と中国側ハイレベルとの意見交換の実現に向けて橋渡しをお願いしたい旨を述べられました。胡徳平氏からは、「中国は日本と同様にアジアへの貢献をしなければならず、両国が一緒にアジアに寄与することができれば、この地域に美しい未来がやってくる。また、中日韓三か国の東アジア自由貿易構想が進めば、アジアは必ずもっと発展する。そのための協力が重要である」との発言がありました。(文責:芳賀)
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