
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140410/t10013643751000.html
規制委 川内原発に6月中にも許可か
原子力発電所の運転再開の前提となる国の安全審査が優先的に進められている、鹿児島県の川内原子力発電所について、九州電力はこれまでの指摘を踏まえて修正した資料を今月末までに提出する考えを明らかにしました。これを受けて規制委員会は、川内原発の運転再開に必要な許可を、国内の原発で初めて、早ければ6月中に出す可能性が出てきました。川内原発1号機2号機について、原子力規制委員会は先月、運転再開の前提となる安全審査を優先して進めることを決め、川内原発は審査中の10の原発の中で最も早く審査が終わる可能性が高くなっています。10日の規制委員会の審査会合で、九州電力の担当者は、これまでの指摘を踏まえて修正した「補正書」と呼ばれる資料を今月末までに提出する考えを明らかにしました。これを受けて規制委員会は、川内原発の審査結果をまとめる「審査書」を作成する作業に入り、「審査書」は早ければ来月中にまとめられる見通しです。また規制委員会は、その後30日間、外部から科学的な意見を募集することにしていて、川内原発の運転再開に必要な許可を、国内の原発で初めて、早ければ6月中に出す可能性が出てきました。しかし、規制委員会の許可が出てからも、運転再開までには規制委員会による設備の検査や自治体の同意などの手続きもあり、川内原発の運転再開の時期は不透明な状況となっています。

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