http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20140628/CK2014062802000184.html
スパングルズ(手前)の掛け声に合わせ、「原発いらない。再稼働反対」と声を上げる参加者たち=高崎市で
デモ「タカキン」100回 脱原発や集団的自衛権 思い思いに
毎週金曜日の夜、JR高崎駅西口前で脱原発などを訴えているデモ「タカキン」が二十七日夜で百回を迎えた。さまざまな顔触れが、思い思いの言葉で声を上げ続けている。 (伊藤弘喜)「仲間がいるから続けられる。息長く声を上げていきたい」と皆勤賞の会社員大塚正之さん(55)=伊勢崎市。二月に大雪が降った時もデモに駆け付けた。タカキンは、東京・永田町の首相官邸前で原発の再稼働反対を訴えるデモに参加していた大塚さんたち県内有志が、グループ「原発とめよう群馬」をつくって二〇一二年八月から始めた。参加者は会社員や保育園職員、学生などさまざまで毎回三十人ほど集まる。一回きりだった人もいる。事務局が参加者に「しゃべりませんか」とマイクを渡す際、名前などは聞かない。「緩やかな連帯が特徴」という。訴える内容も東京電力福島第一原発の現状や各地の原発再稼働の動き、特定秘密保護法、集団的自衛権など、時々で自由だ。大塚さんは県から百六十キロ離れた柏崎刈羽原発(新潟県)の動きが気になる。「再稼働し、万一事故が起きれば群馬に放射性物質が飛んでくる。ひとごとではない」とし、声を上げ続けるつもりだ。
スパングルズ
◆「廃炉まで歌い続けたい」スパングルズ
「原発なんか、いらなーいー」。この日のタカキンに、ソウルミュージックのヒット曲に脱原発の歌詞を乗せ、スパンコールの衣装姿で歌う県内の女性グループ「スパングルズ」が登場し、デモ参加者約五十人の前で熱唱した。福島第一原発事故から二年がたった二〇一三年三月、脱原発デモに参加する県内の女性四人で結成。メンバーの一人、リンダさんは渋川市で化粧品店を経営する四児の母。「一人の母親として安全な暮らしを守りたい。すべての原発が廃炉されるまで歌い続けたい」と決意を新たにした。平和運動に長年かかわってきた高崎市の角田凡夫(つねお)さん(76)は一年前から参加。「集団的自衛権の行使容認も大問題だ。国民の思いを無視し、戦争の準備をしている。許してはならない」と力を込めた。
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