YAMACHANの雑記帳&飛騨の山猿マーベリック新聞

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◆「小此木・山中候補落選運動」で “菅支配の完成”と“パワハラ市長”を阻止する!

2021年08月05日 14時03分22秒 | ●YAMACHANの雑記帳

「小此木・山中候補落選運動」で “菅支配の完成”と“パワハラ市長”を阻止する!

*迫る横浜市長選、危機的局面に*

8月8日告示、同月22日投票の市長選挙を目前に控え、横浜市は極めて危機的な状況を迎えている。

一つは、横浜市を、事実上支配してきた有力政治家菅義偉首相との関係だ。

「横浜市の幹部人事(局長・区長)の人事案は、確定前に菅事務所に送付されて了承を得る」という、地方自治体の人事ではあり得ないやり方が、20年以上にわたって続いてきた。(実際に、稀ではあるが、人事案が菅事務所側に覆されたケースもある。)それによって、横浜市の幹部職員は、菅氏の意向に従い、或いは忖度せざるを得ず、実際に、IRの山下ふ頭への誘致が民意を無視して進められ、瀬谷の米軍通信基地跡地での花博の開催、テーマパークの建設などの事業計画が進められ、開発重視の施策がとられてきた。その一方で、子育て支援、高齢者福祉、困窮者対策などがなおざりにされ、「市民の暮らし」には十分に目が向けられてこなかった。

今回の市長選では、自民党系候補が、林文子現市長と、現職閣僚を辞任して市長選挙に立候補表明した小此木八郎氏に分裂した状況を受け、菅首相は、かねてから昵懇の関係にある小此木氏の「全面支援」を打ち出し、自ら自民党関係者に「小此木支持」を徹底して呼び掛けるなど、一自治体の首長選挙への現首相の対応としては異常とも思える対応を行っている。この選挙で小此木氏が当選することは、横浜市での「菅支配の完成・盤石化」を意味する。

一方、野党統一候補としての立候補を予定している横浜市立大学の元教授の山中竹春氏には、喧伝されている「データサイエンティスト」「コロナの専門家」などの属性自体に疑問が指摘されているほか、「パワハラ」疑惑が報じられている。そして、後述する通り「出馬表明後に、山中氏が市議会議員とともに横浜市大当局に対してとった行動」は、まさに、大学の自治を侵害し、公選法違反の疑いが生じるだけでなく、山中氏のパワハラ的な本性を露わにしたと言えるものだ。このような人物が万が一にも横浜市長に就任することは、横浜市民にとっても市職員にとっても、絶対にあってはならない事態である。

*市長選に向けての私のこれまでの対応*

私は、これまで14年間にわたって、コンプライアンス顧問等として横浜市の行政に関わってきたが、今回の市長選は、今後の横浜市政の方向性を決定づけるものであり、重大な関心を持ってきた。

私は7月7日の記者会見で、横浜市長選挙への立候補の意志を持って政治活動を行うことを表明(以下、「出馬意志表明」)した。そしてそれとともに、「立憲民主党が推薦候補として擁立している横浜市立大学元教授の山中竹春氏が、野党統一候補として横浜市長となるのに相応しい人物であることが確認でき、私が掲げた重点政策に基本的に賛同するのであれば、立候補の意思は撤回し、山中氏を全面的に応援する」と述べ、立憲民主党神奈川県連会長宛ての質問状も公開した。ところが、その後の立憲民主党側の対応によって、出馬意志の「解除条件」とした「山中氏が市長に相応しい人物であること」が充足される余地は全くないと判断せざるを得なかったので、7月16日の記者会見で、その経緯を明らかにし、改めて、明確に市長選への出馬意志を表明した。(【横浜市長選挙、立憲民主党は江田憲司氏の「独断専行」を容認するのか〜菅支配からの脱却を】

政党・団体の推薦も支援も全くない私が、全くの私費で選挙資金を賄ってまで立候補しようとしているのは、自分自身が市長になり、その権限を得たいのではない。想定される市長選の結果が、横浜市民にとって、横浜市の自治体組織にとって、最悪の結果となることを看過できないと考えたからである。このことは、7月26日の「横顔会見」の場等でも説明してきた(【7月26日横顔会見(前半)】)。

*今後の方向性についての検討*

山中氏については、かつて23年間検察官として刑事事件で様々な人間を見てきた私の経験からも、絶対に横浜市長にしてはならない人物と確信し、出馬意志表明後も、山中氏の適格性についてネット上等で指摘してきた。しかし、野党側の推薦、支持、支援は山中氏に一本化され、山中氏の立候補が強行されようとしている。

市長選をめぐる情勢は、多数の自民党市議に加えて、菅首相自身も全面支援を打ち出した小此木八郎氏、現職市長の林文子氏と立憲民主党推薦の山中氏が、「主要3候補」とされ、マスコミの報道も、次第に、3候補(或いは、それに元知事2名を加えた5候補)に集中していくものと考えられ、私が立候補しても、私の訴えが有権者の耳に届くことは期待できないと考えざるを得ない状況になっている。

一方で、後に詳述する山中氏の出馬表明に関して横浜市大で発生した事象は、同市大のみならず横浜市にとってもコンプライアンス上重大な問題である可能性があるが、私は、市長選への出馬意志を表明するに際して、横浜市コンプライアンス顧問を退任し、市長選の候補予定者となったことに伴い、横浜市に関する問題について、コンプライアンスの専門家として客観的な立場から論評する立場ではなくなっている。

そこで、このような横浜市にとっての重大局面において、私自身が何をなすべきか熟慮を重ねた末、私自身の立候補の意志は撤回し、「元横浜市コンプライアンス顧問」として、コンプライアンス問題について外部有識者として意見を述べる立場になることとした。一方で、市長選挙については、小此木氏・山中両氏の当選を阻止するための運動、つまり「落選運動」に方針を転換することを決意した。(IR推進を掲げる現職市長の林氏の当選も阻止すべきと考えているが、林文子氏の支持基盤であった自民党の支持状況から、当選に必要な有効投票の25%を獲得する可能性は極めて低いと考えている。その前提が変われば、落選運動の対象に加えることもあり得る。)

公職選挙法は、当選を得若しくは得しめる目的で行われる「選挙運動」と並んで、「当選を得しめない目的」で行われる「落選運動」を想定しているが(221条)、この「落選運動」については、時期・方法についての制限は規定されていない。それは、「選挙運動」が、公職に就任することによる利益が想定されるのに対して、「落選運動」は、それを行う個人に何ら利益をもたらすものではないからであろう。そのような自分の利益にならないことに労力・費用をかけようとする人間はほとんどいないのが通常だ。しかし、私は、もともと、自分自身が市長の職に就くことが目的ではなく、長く横浜市のコンプライアンスに携わってきた立場から、今回の市長選が、横浜市民や地域社会の要請に反する結果になることを阻止しようと考えて、市長選に自ら関わってきた。私にとって、可能な範囲で、私費を投じ、自分自身の時間を活用して、市長になるべきではない候補の当選阻止をめざす活動を行っていくことは、これまでの活動の延長上にあるものであり、自らの社会的責務だと考えている。

今後、もともと予定していた、ブログ、YouTubeでの発信、インターネット広告、新聞広告など、様々な手段を用いて、小此木・山中両氏の当選を阻止する活動を行っていくこととしたい。

そこで、まず、山中氏に対する「落選運動」の第一弾として、本日の会見で問題を指摘し、私の下に提供された様々な情報に基づき、山中氏の市長としての「適格性」を問題にする理由について、具体的に述べることとしたい。

なお、「菅支配」という観点からの小此木氏の当選阻止の必要性については、その概要を、昨日アップしたYouTube「郷原信郎の『横浜から日本の権力を斬る』」の【横浜市長選、小此木氏当選阻止で「菅支配」からの脱却を!】で、既に明らかにしている。

*山中氏のデータサイエンスの専門性や学歴についての疑問*

山中氏については、ネット上で、学歴、研究歴、データサイエンスについての専門性がないこと、コロナの専門家ではないこと、大阪府吉村知事の「イソジン会見」で、データ解析者として名前が出ていたこと、公立大学教授であるのに製薬会社から多額の謝礼を受領していたことなどが指摘されている。

公表されている山中氏の経歴にも、以下のような疑問があった。

「1995年 早稲田大学政治経済学部 卒業」「2000年 早稲田大学大学院理工学研究科 修了」とされており、それだけ見ると、政治経済学部を卒業後、大学院に5年間在籍し、修士課程、博士課程を修了したかのように見える。しかし、一方で、2008年に出版された数学の専門書の共著書(「一般化線形モデル入門 原著第2版:2008年」)では、「1998年 早稲田理工学部数学科卒」とされている。

立憲民主党の衆院議員中谷一馬との対談(ビジネスジャーナル)では、

「いったんは政治経済学部というところに行ったのですが、最初は実はアルバイトばっかりやっていたのです。」

「アルバイトをやりすぎて結構大学の単位を落としちゃったんですね。」

「留年したらまずいなと思いまして、そこから勉強し始めたんです。それで、勉強し始めたら、経済学というよりも経済、政治、社会の現場から生まれるデータを分析して、それに基づいて意思決定をするという方法論が面白くて。そうしたら、今度は、分析手法の理解を深めたいなと思い、数学科に潜り込んで数学や統計学の授業聞いてたんですね。」

などと述べている。

数学科の授業に「もぐりこんで」とあるので、いかにも数学科は卒業していないような印象を受ける。「学部(政経学科)のときに数学科に潜り込んだ」というのが、「理工学部数学科に入り直した」というのあれば、そう言えばいいはずだ。山中氏は、なぜか、現在の経歴の中で「数学科卒」を隠していることになる。なぜ、「数学科卒」を敢えて隠すのか、実際には大学院には2年間の修士課程に在籍しただけなのに、5年間在籍し、修士課程、博士課程を修了したかのように見せかけることが目的なのか。

中谷議員との対談からすると、山中氏は、早稲田の政経学部在学中に、「データサイエンス」に興味を持ち、そこから独自にデータサイエンティストとしての専門性を深めていったように見える。しかし、そうではなく、実際には、早稲田大学の学部や大学院在学中に、データサイエンスに関連する教育を受けてはいないのではないかとの疑問が生じた。

*横浜市大関係者からの文書*

そうしたところ、7月中旬に、私の事務所の公開メールアドレスに、山中氏のことをよく知る人達からと思える匿名の文書を添付したメールが送られてきた。

そこには、以下のようなことが書かれていた(これらについては、公表資料に基づく具体的かつ詳細な説明も記載されている)。

(1)山中氏は、データサイエンス分野で、統計学や情報学の学術貢献が含まれる研究論文はほとんどなく、データサイエンティストと言える専門性に乏しい。

(2)共著者(他の研究者が主導した研究における共同研究者の一人)の論文を含めると200本以上の論文があるが、これらの研究論文は主として他人の研究成果であり、筆頭著者(主導した研究)は10本未満であり、この中には統計学、データサイエンスに関するものはほぼないこと。

(3)感染症・免疫学の専門家ではなく、西浦博氏や尾身茂氏のように、感染症の実務研究をしてきた人と違い、感染症対策の実務も研究業績もない。研究者間で認められていない中和抗体の測定方法を用い、中和抗体に関する研究をマスコミで喧伝したが、そもそも中和抗体の測定自体も別の研究者や業者が行ったものである。

(4)山中氏は部下や事務職員に対してパワハラやアカハラと捉える事案が頻発していた。中には適応障害の診断を受けて、辞めた教員もいた。

(5)学長補佐やデータサイエンス研究科長の要職にあったが、2021年より週3回国立がんセンターと兼業になり、横浜市立大学には週2回の勤務。学長補佐、大学院研究科長、医学部教授という立場にありながら実質職務放棄の状態が続いていた。

文書の内容からすると、山中氏の実像を世の中に明らかにしたいという純粋な思いから私宛に送付してきたものと思えた。

この文書のとおりだとすると、山中氏は、データサイエンティスト、コロナの専門家を売りにして市長選に立候補することを表明しているが、それらはすべて「虚飾」で、実際には、専門性も業績もないのに、あるように見せかけて自分のポストを得てきた人物だということになる。私は、同分野の専門家を含む知人や関係者に話を聞き、情報を収集するなどして、上記匿名文書の信憑性を確認した。結果、指摘されていることは信憑性が高いと考えられた。

*山中氏のパワハラ・アカハラ*

 そうしたところ、8月3日発売の週刊誌フラッシュと、ネット記事【横浜市長選「野党統一候補」がパワハラメール…学内から告発「この数年で15人以上辞めている」】で、上記(4)のパワハラ・アカハラに関する事実が報じられた。

 なお、山中氏は、同報道に対して釈明するために、ホームページで反論を出している(https://takeharu-yamanaka.yokohama/news_00.html)。

ところが、この際、個人情報を黒塗りにしていたが、実際には不完全で、個人情報が流出するという事態を招いている。このような個人情報の取扱いの杜撰さも、山中氏のデータサイエンティストとしての専門性の疑わしさ(或いは、目的のためには他者の立場を無視するパワハラ体質)を示すものと言えるだろう。

*山中氏に関する「横浜市大理事長・学長名の学内文書」*

山中氏については、上記のように、データサイエンス、コロナの専門家を標ぼうしていることへの重大な疑義に加え、重大なパワハラ疑惑が報じられているが、それに加え、横浜市立大学教授(学長補佐、研究科長)等に在職中に横浜市長選に出馬を表明したことに関して、横浜市大においても重大なコンプライアンス・ガバナンス問題が発生している。

発端は、今年6月16日、「立憲民主党、横浜市長選に、横浜市立大学の山中竹春教授を擁立へ」と報じられた直後に、理事長・学長名で、大学の全教職員に宛てて発出した以下の文書だ。(以下「6.16文書」)

今朝(6月16日)の新聞報道について

今朝、新聞各紙(神奈川新聞、読売新聞、毎日新聞)に、横浜市長選に横浜市立大学山中竹春教授が擁立される件が大きく報道されました。

この件につきまして、御本人への連絡がつかない状況が続いていますが、現在も連絡を続けており、意思確認に努めております。

皆様もたいへん驚かれ、また、動揺されている方も多いと思いますので、本学のスタンスをお伝えいたします。

横浜市の設置する公立大学法人として教職員の選挙活動及び政治活動へ関与することはありません。

いずれにせよ、本大学は、コロナ禍の中で教育・研究・診療等に注力している中、冷静な対応をお願いするとともに、引き続き業務に専心ください。

そして、7月26日、以下の文書が、同じく理事長・学長名で全教職員に宛てて発出された(以下「7.26文書」)。

「今朝(6月16日)の新聞報道について」の記述について(お詫び)

表題の文書につきましては、山中元教授の市長選出馬に関する新聞報道に教職員が動揺しないように、という配慮で送付しましたが、結果的に、設置主体である横浜市の  林市長に対して配慮した内容である、というご指摘を受けました。

また、本人と連絡がつかない、という事実と異なる内容を記載してしまった点について、心よりお詫び申し上げます。

私共の配慮が不足しており、教職員の皆様、ならびに学部生・大学院生の皆様に誤解を生じさせてしまい、たいへん申し訳ございませんでした。

山中先生ご本人に確認も行わぬまま、記事が発出された数時間後に全教職員宛にメールを送信するという行為は、法人の管理者として極めて拙速とも言える行為でした。

山中先生には大事な時期に大変ご迷惑をおかけしてしまいました。ご本人には深い謝罪の意をお伝えしました。

山中先生におかれましては、これまで素晴らしい研究成果や学内のご実績により、横浜市立大学のプレゼンスを高めてくださりました。今後も感謝の意を学内外へ伝えて参る所存です。

これらの文書は、山中氏に同席して、大学側に文書発出を要求した市議会議員の関係者から入手したものだ。

このような2通の文書が、横浜市大の理事長・学長名で全職員に向けて発出されたことには、重大な問題がある。

*公立大学の政治的中立性の問題*

第一に、公立大学の政治的中立性に関する問題である。

「6.16文書」では、「横浜市の設置する公立大学法人として教職員の選挙活動及び政治活動へ関与することはありません。」と述べて、公立大学としての政治的中立の姿勢を明確に述べている。ところが、「7.26文書」では、市長選挙に出馬表明している山中氏に「感謝の意を学内外に伝えること」を大学の方針として示すなど、立候補予定者の山中氏への支援を表明するかのような内容となっている。

「7.26文書」では、「6.16文書」について「結果的に、設置主体である横浜市の林市長に対して配慮した内容である、というご指摘を受けました」と述べている。「林市長」の市長選への立候補を前提とする指摘を受けたということであり、それを敢えて記載することで、「6.16文書」について、政治的意図が問題とされていることを認めた上、末尾で、山中氏の研究業績と大学への貢献を礼賛した上、山中氏への「感謝の意を学内外への伝える」と宣言している。全職員に、山中氏の「素晴らしい研究成果や学内のご実績」を、学内だけでなく、学外にもアピールしていくことを呼び掛けるものであり、「6.16文書」について政治的意図の指摘を受けていることとの関係から、逆の政治的意図、つまり、「山中氏を市長選挙で支援する趣旨」と受け取られかねない内容となっている。

このような文書を、公立大学の理事長・学長名で発出することは、公務員(特定地方独立行政法人の役員若しくは職員)の地位利用による選挙運動の禁止(公職選挙法 第136条の2第1項)に抵触する疑いがある。

*大学の自治・ガバナンスへの介入*

 もう一つは、大学の自治、公立大学のガバナンスに関する問題だ。

上記のとおり、「6.16文書」では、「公立大学法人として教職員の選挙活動及び政治活動へ関与することはありません」と述べていたのが、「7.26文書」では、山中氏を礼賛し、「感謝の意を学内外に伝える」などと市長選の立候補予定者の山中氏を支援するような政治的対応を示唆する内容になっている。特に、後の文書では、山中氏を「素晴らしい研究業績や学内での実績」と書かれているが、上記の匿名の文書によれば、学内の専門的見地からの評価はそれとは逆で、研究業績は実質的には評価に値するものではなく、むしろ、パワハラ体質教授と認識されていた。出馬表明後、SNS上でも、データサイエンティストとしての専門性がないことや、学歴、研究歴の疑問が指摘されていた。どうしてこのような文書が理事長・学長名で出されたのか。

山中氏や立憲民主党の市議会議員が、山中氏の専門性、研究業績等に関する上記のような消極的評価を意識して、『素晴らしい研究業績』という評価を含む理事長・学長名の文書を発出するよう強く求め、書き直しをさせて、そのような文言を含む文書を発出させたとすると、まさに大学の自治に対する、政治的権力による侵害行為だと言える。

関係者の話によると、同文書は、山中氏本人と立憲民主党の花上喜代志市議会議員らが、大学当局に「6.16文書」の訂正・謝罪と、山中氏に有利になる記述を加えた文書の発出を強く求め、何回も書き直させた上、最終的に上記の文面になったとのことだ。(「花上氏自身が、それを周囲に吹聴している」との話を複数の関係者から聞いている。)

「7.26文書」で「設置主体である横浜市の林市長に対して配慮した内容である、というご指摘を受けました」と記載されているが、この「指摘」は、山中氏や花上氏らによる大学当局への抗議、訂正・謝罪要求を意味するものと考えられる。しかも、6月16日の時点では、現職の林市長は市長選への出馬は不明であり、むしろ【(6.11朝日)横浜市長選、現職・林市長を支援せず 自民市連が方針】など、出馬に否定的な報道も行われていたのであり、「林市長に対して配慮した内容」という指摘自体が、全くの言いがかりとも思える。

*山中陣営は、なぜ「7.26文書」を出させたのか*

その背景には、山中氏の出馬表明後、SNS上でも、データサイエンティストとしての専門性や、学歴、研究歴についての疑問が指摘されていたことから、そのような疑問や指摘に対する反論のために、大学当局に対して、山中氏に対する積極的評価を含む文書の発出を求めた可能性がある。

大学当局としては、「6.16文書」に記載されたとおり、山中氏の市長選への立候補には関与しない方針だったはずだ。それにもかかわらず、「7.26文書」のような書面を発出したのは、市長選挙の立候補予定者と市議会議員の政治的圧力によって強く要求されたからである。

「7.26文書」の発出は、市大当局にとって「義務のないこと」であり、「生命・身体・自由・名誉・財産に対して害を加える旨を告知して脅迫」した事実があれば、強要罪に該当することになる。

また、山中氏や市議会議員の花上氏らが、「『素晴らしい研究業績』という研究業績の評価を含む理事長・学長名の文書を発出するよう強く求めた行為」は、強要罪の成否を問わず、まさに大学の自治に対する、政治的権力による侵害行為だと言える。

 

 上記の問題について、大学の自治の問題に詳しい明治学院大学社会学部の石原俊教授に事案の内容をご説明したところ、以下のコメントを頂いた。

【石原俊教授コメント】

公立大学法人の設置者側(自治体首長・自治体議会議員・自治体幹部職員など)は、公立大学の運営や改革のあり方について、大局的な見地から要望を行うことは、一定の範囲で認められている。しかし、設置者側に属する人物が、公立大学の教育・研究や研究者人事に関わる具体的な事項について、指示や要請を行うことは、戦後日本においては、憲法23条や関連法令が保障する大学の自治の観点から、一切認められていない。教育・研究や研究者人事に関わる具体的事項については、専門家である研究者(教員)による相互審査・相互評価(ピア・レビュー)の結果が尊重されなければ、大学が政治や行政の道具と化してしまうからである。

すでに横浜市立大学の教員職を辞職し、複数の政党が推薦する市長候補者つまり政治家の立場に事実上転じている山中氏や、それを支持する政党に属する市議会議員が、山中氏の専門性や研究業績に関する評価を含む公文書の発出を、大学側に要求したことが事実であるならば、本件は明白な大学の自治の侵害に当たる。

*学内文書発出の強要で露わになった山中氏の「パワハラ体質」*

 山中氏が、前記のフラッシュの記事にいかに反論しようと、抗議しようと、なりふり構わず、相手の立場の心情への配慮を欠く「パワハラ体質」であることは、上記の2つの理事長。学長名の文書の発出の経過、内容の比較から明らかであろう。

 このような人物が万が一横浜市長になったりすれば、横浜市のコンプライアンスの崩壊、と横浜市職員に塗炭の苦しみを与え、横浜市民や地域社会の要請に応える上で著しい支障が生じることは明らかだ。

 私は、「菅支配」の完成・盤石化につながる「小此木市長」を阻止するとともに、「山中市長」を阻止する活動に全力を挙げていこうと思う。

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◆米ロの戦略対話 核軍拡の流れをとめよ

2021年08月05日 09時47分22秒 | ●YAMACHANの雑記帳
ロシア開発の極超音速弾頭「アバンガルド」を搭載したミサイルの発射実験=ロシア国防省提供(タス・共同)

ロシア開発の極超音速弾頭「アバンガルド」を搭載したミサイルの発射実験=ロシア国防省提供(タス・共同)

核大国の米国とロシアが軍備管理を協議する「戦略的安定対話」が始まった。世界の核軍拡の流れに歯止めをかける契機にしたい。
 戦略的安定とは、双方が核による先制攻撃に踏み切る危険が低い状況をいう。対話は六月の米ロ首脳会談で開始が決まったもので、両国とも初回の協議を前向きに評価した。
 戦略的安定対話では、新戦略兵器削減条約(新START)に代わる新たな条約のほか、サイバー(電脳)、宇宙空間という新領域も議題になる。
 米国はロシアが保有数で勝る戦術核の削減を、ロシアは米国のミサイル防衛システムの規制についてそれぞれ協議したい意向だ。
 話し合いの場ができたことは相互理解への第一歩である。両国関係は冷戦終結後では最悪の状況だ。対話の積み重ねが緊張緩和をもたらすよう期待したい。
 スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は最新の年次報告書で、冷戦終結以降続いた核兵器削減の流れが停滞し、増加に転じる兆候もみられると指摘した。
 実際、英国は削減方針を転換して核弾頭保有数の上限を百八十発から二百六十発に引き上げた。
 SIPRIの推計では、各国が保有する核弾頭は今年初め時点で、廃棄待ちも含めると一万三千八十発。前年よりわずかに減った。逆に配備済みの弾頭数は三千七百二十発から三千八百二十五発に増えた。このうち約二千発が数分以内に発射できる即応態勢下に置かれている。
 報告書は中国については「核兵器の著しい近代化と拡大のまっ最中にある」とし、保有数を米ロに次ぐ三百五十発と推計した。
 新兵器開発を含めて軍拡の動きが目立つのは、国際秩序が米一極支配の時代から、先行き不透明な時代に移ったことも背景にある。
 不毛な軍拡競争を食い止めるために、世界の核兵器の九割を占める米ロには率先して軍縮を進める責任がある。そこから中国も加わる包括的な核管理の枠組みの構築につなげてほしい。
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◆入院制限問題で田村厚労相が唖然の逆ギレ反論!

2021年08月05日 09時09分23秒 | ●YAMACHANの雑記帳

入院制限問題で田村厚労相が唖然の逆ギレ反論! 追及されて「肺炎の中等症は入院させる」と断言も「本当か」と念押しされると…

入院制限問題で田村厚労相が唖然の逆ギレ反論! 追及されて「肺炎の中等症は入院させる」と断言も「本当か」と念押しされると…の画像1
首相官邸HPより

非難轟々となっている、菅義偉首相が打ち出した「中等症以下は自宅療養」の方針。政府は昨日3日に全国の自治体にこの方針について通知を出したが、そこには明確な判断基準がまったく書かれておらず、責任を丸投げした状態。しかも、本日おこなわれた衆院厚労委員会の閉会中審査では、政府分科会の尾身茂会長が「この件については相談や議論をしたことはない」と答弁。政府の独断で決めたことが明らかになった。

 しかも、本日の閉会中審査ではっきりとしたのは、呆れるほどの政府の無為無策ぶりだ。

 今回の「中等症以下は自宅療養」の方針について問われた田村憲久厚労相は、なんと、いまごろになって「デルタ株は大変な脅威」などと危機感をあらわにし、こんな主張を繰り広げたのだ。

「今般、ご承知のとおりデルタ株の感染力というのは非常に、世界的に見てもいままでと状況が変わったぐらいの感染力を持っているというようなことが言われており、実際問題、世界中で感染スピードが非常に早くなっている」
「今回の感染のスピード、1週間で2倍になっているわけなんですね。でありますから、そう思ったときに、病床をどうやって本当に必要な病態で必要な方々にお渡しをするか、ということを考えた場合に、やはり重症化のリスクが高い方、いま重症している方、こういった方々には病床をしっかりと確保しなければならない」
「緊急事態に入りつつあるなかにおいて、先手先手を打って、対応をさせていただいております。もし、そのような感染がこれで収まっていくことがもし仮にあれば、そのときはそれでありがたい話でありますから、我々は最悪の状態をつねに想定しておきませんと、『本来助かる命が助からない』といつも皆様方がおっしゃられておられるかたちになりますので、そういう意味で、こういうかたちをいたしました」

「先手先手を打つ」って、いまさら何を言っているのか。「デルタ株の脅威」は最近になってわかったような話ではなく、4月にはインドで感染者が急増し、遺体の火葬も追いつかないというショッキングなニュースが世界中を駆け巡っていた上、4月26日には海外渡航歴のないデルタ株の感染者が都内で確認されていた。もちろん、当時からデルタ株の感染力は従来株の2倍以上と言われており、すぐに国内でも置き換わると指摘されていたのだ。

 しかも、この間、東京五輪開催によってさらなる感染拡大を指摘する声は上がりつづけてきたが、菅政権は東京五輪開催のために6月に緊急事態宣言を解除。また、同じく6月に政府分科会の尾身会長が五輪開催にともなう感染拡大リスクについて考えを示す方針を明らかした際には、田村厚労相は「自主的な研究の成果の発表ということだと思う。そういう形で受け止めさせていただく」などと発言。世界的パンデミック下での五輪開催という異常な判断に対する苦言には耳を貸そうともしなかった。

 にもかかわらず、いまごろになって「感染スピードが1週間で2倍になっている」「最悪の状態をつねに想定」などと言い出し、中等症患者の自宅放置を正当化するとは……。だいたい、「先手先手を打つ」というのならば、当初からはっきりとしていたデルタ株の感染力の高さを考慮して6月に宣言解除をせず速やかに東京五輪の中止を決定し、デルタ株の置き換わりに備えて万全の医療提供体制の構築に着手すべきだったし、そうした指摘は多数あった。それを無視した結果、現在の医療崩壊を招いたのではないか。

 しかも、「フェーズが変わったと言うが、フェーズがこのような状況になったと認識されたのはいつか?」という質問に対し、田村厚労相は「やはり(新規感染者数の)急激な伸びが示されて、それまで先週ベースで1.3倍というのが、あっという間に2倍になったと。こういう状況であります。これでフェーズは変わったと申し上げました」と答弁。ようするに、ここ1〜2週間で危機感を持った、と言うのである。これは「無能」どころの話ではないだろう。

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◆疑問に思う校則は? 日本共産党 HPでアンケート結果

2021年08月05日 09時04分36秒 | ●YAMACHANの雑記帳

赤旗電子版紙面

疑問に思う校則は?

日本共産党 HPでアンケート結果

詳報を順次発表

写真

(写真)校則アンケートの結果詳報を掲載した日本共産党のホームページ

 日本共産党の「校則問題プロジェクト」が4月から6月までインターネットで実施し、約3000人から回答があった「校則アンケート」の結果は、党ホームページに分割して順次発表されています。このほどアップされた第3回の発表以降は、アンケート結果の詳報になります。

 第3回は中学・高校生に聞いた「疑問に思う校則」です。「頭髪関係」「服装関係」「それ以外」の三つに分けて聞いています(いずれも複数回答)。

 頭髪では「ツーブロックなど特定の髪型の禁止」、服装では「靴下の色、長さ、ポイントなどの指定」、それ以外では「携帯電話の持ち込みの禁止」がいずれも最多になりました。

 第1、2回はアンケート結果の概要を掲載しています。

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◆日本の未来を創る勉強会 2021/08/04

2021年08月05日 08時58分20秒 | ●YAMACHANの雑記帳

日本の未来を創る勉強会 2021/08/04

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◆LIVE 🌏 国会中継 閉会中審査 厚生労働委員会(2021/08/05)

2021年08月05日 08時43分16秒 | ●YAMACHANの雑記帳

LIVE 🌏 国会中継 閉会中審査 厚生労働委員会(2021/08/05)

チャンネル登録者数 9000人
2021年8月5日(木) #国会中継 閉会中審査 参議院 衆議院 #厚生労働委員会 #議院運営委員会 #まん延防止等重点措置 #国会2021 ・参議院 厚生労働委員会 10:00~ ○社会保障及び労働問題等に関する調査 (新型コロナウイルス感染症対策等に関する件) 質疑者 10:00~自見はなこ(自) 10:05~石橋通宏(立) 10:32~川田龍平(立) 10:59~矢倉克夫(公) 11:04~東徹(維) 11:26~浜口誠(民) 11:48~倉林明子(共) ・衆議院 議院運営委員会 13:00~ 案件 「新型コロナウイルス感染症」関係 政府からの事前報告 西村 国務大臣 各会派からの発言(各発言2分以内) 松本洋平(自) 小川淳也(立) 佐藤英道(公) 塩川鉄也(共) 遠藤敬(維) 浅野哲(民) ・参議院 議院運営委員会 14:00~ ○新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言等について 報告 西村 国務大臣 質疑者 宮崎雅夫(自) 吉川沙織(立) 竹谷とし子(公) 東徹(維) 矢田わか子(民) 山添拓(共) 出典 参議院インターネット審議中継 http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/...
 
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