1枚だけあるという在りし日のモモちゃんの写真(8歳位)
飼い主が見せてくれました。
柴犬のモモちゃんが天に召されました。
お友達とお散歩をするモモちゃんを最後に見たのは
11日の夕方でした。その4日後の15日の夕方、飼い主から
危篤の連絡を受けた友達は20時過ぎその旨メールをくれました。
入浴前ふとメールを確認すると彼女からまさかのメール、
ドキドキしました。22時過ぎでしたがいてもたってもいられず
何も持たずモモちゃんの家に走りました。
彼女が飼い主に貸しているサークルの中に横たわり、
身体全体で苦しそうな粗い呼吸を繰り返すモモちゃん見た時
ショックで悲しくてどっと涙が溢れました。
なすすべのない私は ただただモモちゃんの体を撫で
苦しまないように祈り
「モモちゃん、今まで本当に有難う。大好きだよ」と言いました。
モモちゃんの最期をそばで見守ってあげられたなら・・・・
その思いはあってもままならず、
後ろ髪をひかれる思いでモモちゃん宅をあとにしました。
この数ヶ月、モモちゃんを手厚くお世話していた彼女は
どんなにか、モモちゃんの側にいてあげたかっただろう…
そう思うと胸が詰まりました。
14年もの間、ずっと外にいたモモちゃんが
部屋の中にいられるのは、飼い主への
彼女の働きかけのお陰でした。
彼女はこの日お仕事でした。
14年間、外で飼われていたモモちゃんは
友達のお陰で亡くなるまでの3ヶ月、
飼い主に夜は家の中に入れて貰い、
日中は友達の家で安心して眠り、時に彼女のお宅に泊り
彼女に気遣って貰いながらお散歩をし、
今まで口にしたことのなかった美味しいごはんやおやつを頂き
トリマーさんの所でシャンプーもしてもらって、
最期の数ヶ月、人の優しさ、愛に触れ天に召されたことは
哀しくも大きな救いでした。これは本当に良かったです。
2月5日で15歳になったモモちゃんと知り合ったのは
14年前でした。
最初の1ヶ月位はワンワン吠えられましたが
モモちゃんの家の前を通ると、
尻尾を振りながら嬉しそうに走ってきてくれるようになり
毎回アイコンタクトをしながら話しかけました。
13歳くらいまでのモモちゃんは元気で脱走もよくしてました。
14歳を迎えた去年1年間は足腰も弱まり辛そうでした。
昨晩、モモちゃん宅から帰宅して1時間余り、
モモちゃんが苦しくないように祈りながら
若かりし頃のモモちゃんのことを思い出していました。
歯を磨こうと洗面所に立った時、
鏡にオレンジ色のオーブが点滅しました。
モモちゃんが亡くなったことを
知らせに来てくれたのかもしれない・・・・
ハッとして時計を見ると23時30分でした。
実はこの5日ほど毎日オーブの点滅を視せられ、
腰のあたりに茶色い色をした生き物らしきものが
スッと横切るのを視るという体験をしていました。
昨晩のモモちゃんの様子が頭から離れず朝になったら
モモちゃんの所に行くつもりだったので
7:30amにモモちゃん宅に向かいました。
チャイムを押す前、ふいに犬小屋をみると
室内のサークルに居るはずのモモちゃんの尻尾が
犬小屋から見えた時、亡くなったことを悟りました。
チャイムを押し飼い主と話すと、
「多分夜中に亡くなっていたと思う」と……
ショックでした。
もしかしたら肉体から離れ
天国に行く準備をしていたモモちゃんの魂は
5日前からうちに挨拶に来てくれたのかもしれないと
思いました。
そして憶測にすぎませんが
モモちゃんが息をひきとったのは夜中や明け方ではなく、
昨晩オーブが点滅した23時30分のような気がしています。
というのは8年前、初代愛猫ミーシャが
私の腕の中で亡くなった時、亡くなる数十分前から
昨日のモモちゃんと同じあらい呼吸をしていました。
ミーシャはその後、息を引き取りました。
モモちゃんのお宅を22時10分過ぎにあとにして、
それから1時間余り、オーブが点滅した時間が
天国に行った時間のような気がするのです。
モモちゃん、今まで本当にありがとう。
そしてお疲れさまでした。
今度、生まれ変わった時は
温かなお部屋の中で大切にされますように。
明日、モモちゃんを荼毘にふす時、
お友達のお友達の車に便乗させて頂き
モモちゃんを見送ります。
ミーシャを荼毘にふす時、手紙は入れましたが、
うっかり作品を入れられなかったので
明日、モモちゃんが入った箱に「祈」の書画
を入れさせて頂きます。
友達から連絡を受け、自宅にあったダンボールを
飼い主宅に持参しました。
ダンボールには虫が寄り付かないように
ラベンターやドラゴンタイムの精油をふりかけ、
モモちゃんの体の上に庭のラベンダーを一枝折り、
手向けました。
モモちゃんのこと忘れないよ。
モモちゃん大好き
愛してる。
今まで本当にありがとう。
お疲れ様でした。
夜、お仕事から帰ったAさんと飼い主宅に行き、
箱の中のモモちゃんを見ると安らかなお顔をしていました。