穴にハマったアリスたち

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マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第5話「冷たいキス」

2006年06月22日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第5話「冷たいキス」

第5話の脚本担当は、アニメ業界のアラン・スミシーと噂される高橋ナツコさん。
よそのアニメでは割と忌み嫌われている方ですが、「ぴっち」においては大絶賛。
「今日の脚本は電波で意味が分からなかった」「どうせ高橋ナツコだろ」「やっぱりそうか。いい仕事だった」(全て褒め言葉)
ちなみに、直近だと「ふたご姫Gyu!」のカロリのラブラブ話の回を担当した人です。
「ぴっち」は、毎回あんなのが続くと思えば、概ね間違ってない。

で、第5話の内容。

るちあさんたちは、水族館に拉致られたピンクイルカのももちゃんを眺めに行くことに。
この回から唐突に「マーメイドは海の生き物とテレパスで会話できる」という設定が追加されます。
行きあたりばったり。

水族館を楽しく見て回るるちあさんたち。
海洋生物の人魚たちにとって、水族館なんて牢獄以外の何者でもないはずですが、そんなことは意に介さず。
きっと、捕獲された海のお友達もSOSを発信し続けてるはずなのに完全無視。

そんな虚構に満ちた楽しい一時を過ごす一行ですが、件のピンクイルカは敵幹部・イズールさんの罠でした。
イルカの悲しい鳴き声でマーメイドのみなさんをおびき寄せるおつもりです。
(ちなみに、敵はるちあ達の居場所・正体を把握できておらず、おびき寄せるしか打てる策がない)

罠の舞台はイルカショーのためのステージつき室内プール。
人気のイルカを見ようと、観客もいっぱい集まっています。
この状況でるちあさんたちの取った行動。

るちあさん:
 「やっぱりあなたの仕業だったのね」
波音さん:
 「私たちが相手よ」
リナさん:
 「覚悟するんだな」

言うや否や、水上に飛び出るマーメイドご一行。ざばぁん。

観客:
 「!?」「人魚さんだ!!」

るちあさん:
 「ピンクパールボイス!」

無関係の民間人(しかも大観衆)の前に人魚姿をさらし、あまつさえ堂々と変身。
無茶といえばあまりに無茶。
この怪奇現象に、観客の反応は…

観客:
 「アイドルのコンサートだったのか!」

一瞬で順応。

るちあさん:
 「ぴちぴちボイスで酔わせてあげる♪」

そして始まる阿鼻叫喚のライブ攻撃。
水面下では激痛にもがき苦しむイズールさん。そんなこととは露知らず、暢気に歓声を送る観客。
何かがすごく理不尽なまま、無事に敵は撃退。

…余談ですが、これに味をしめたるちあさんたちは、この後、地元密着型・マーメイドのアイドルとして世間に認知。
おかげで「生活費を稼ぐために、変身してライブを開く」など、ろくでもない仕事に駆け回ることに。
ここまで、適当に変身能力を駆使するヒロインも珍しい気がする。


ラストシーンはそんなるちあさんがさらなる奇怪な行動。
水族館を闊歩していた海斗くんが水槽の中を見ると、そこにるちあさんが。
お前、何、展示物になってやがる。

るちあさん:
 (私を探して…)

テレパスだか瞳だかでそう告げると、ガラス越しに海斗くんとキス。

…「水族館の水槽の中にいる人魚と、ガラス壁越しにキス」。

果たしてそれをロマンチックと言っていいものかどうか、かなり判断に迷いますが、一応、「ぴっち」でまともに絵になる数少ないシーン。
というか、多分、原作者様は、この場面が描きたくて「ぴっち」を描き始めてる。
そして、即座にネタが切れて苦しんでる。


とりあえず、第5話は見ていて「嗚呼、しょせん『ぴっち』だな」としみじみ思えてとてもいい話でした。
早くも力尽きたか、目玉のライブシーンはバンクシーン化。
やっぱり「ぴっち」はそうでないと。


【DVD】マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 2(左画像)
【DVD】マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 2

(右画像)
マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ オリジナルサウンドトラック1
マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ オリジナルサウンドトラック1

ちなみに、第5話の攻撃ソングは、るちあさんの専用曲「恋はなんだろう」。

るちあさん:
 『聞いて♪ 胸の♪ 弾けて飛び散るなんだろう?』
イズールさん:
 「ぐは!!ぁうが!!」

弾けちゃダメなものが弾けまくり。笑顔でトンボの羽をむしる幼女を見る気分です。
コメント (2)
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マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第3話「ゆれる想い」、第4話「孤独な王女」

2006年06月22日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

先日、某深夜アニメで放送事故が発生。
なんて羨ましい。
きっとあちこちで賛辞と歓喜の嵐に違いない。

…と思ったら、激怒して罵詈雑言が飛び交ってるそうな。
そんな馬鹿な。
放送事故といったら、一番の面白イベントだというのに。

理不尽な反応に首をかしげながら、頓挫していた「ぴっち」の感想を続けて2話分。


・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第3話「ゆれる想い」

リナさん初登場。
そして、リナさんと海斗くんのことで、るちあさんが勘違いしておぎおぎする話。
もっとも、視聴者からしたらあからさまに誤解なのが分かってるだけに、なんとも言えない気分になりますが…。

・洞院リナ(とういん りな)
      ,-‐‐-、
.     川ルルルリ        
.     川 ゜ ヮ゜ノ    
     l⊂Y_,、)つ†  
     川 | ( ヽ    
     | l | | l、_ム

 北大西洋のマーメイドプリンセス(緑)
 専用曲:「Star Jewel」「Piece of Love」

 3人目のマーメイドプリンセス。レギュラーのマメプリはこれで打ち止め。

 当初はとっつきにくい孤高のキャラとして登場。
 まぁ、お国を滅ぼされてるので無理もありません。
 (むしろ、同じ境遇なのに能天気にしてる波音さんの方が異常)

 作中では「男女ともに人気がある」設定の彼女ですが、視聴者からは絶不人気。
 あからさまに若くてぴちぴちな、るちあさんたちばかりがもてはやされ、アニメ誌でも「るちあと波音の表紙」(リナはガン無視)のような身も蓋もない扱い。
 挙句、肝心の専用曲も微妙に粗雑な扱いを受ける始末。

 おかげで「ぴっち」ファンの間では「姐さん…(つ∀`)」が流行り文句に。
 …ちなみにリナさんはマメプリの中では最年少。
 皆、それを知っていながら、呼称はあくまで「姐さん」。可哀想な姐さん…(つ∀`)


その他、今回からは海月先生が正式登場。数少ない人間キャラです。

・海月太郎(みつき たろう)
波音さんの想い人。
「マーメイドを悩殺する」という不思議体質の持ち主で、水色と橙色の二人を瞬殺。
羨ましいことこの上ない。

るちあさんたちの通う中学校で音楽教師として勤務。
一応、本職はピアニストで世界的に有名…だけれど、奇怪な行動ばかりとる変な人。

 1.三度の飯よりマーメイドが好き
 2.教え子に「僕は昔、マーメイドと恋に落ちたんだ」と真顔で語る
 3.実は「ぴっち」世界で起こった騒乱の諸悪の根源
 4.マーメイドの姿を見かけたと見るや、海に着衣のままで飛び込みすさまじい速度で泳いで追い回す
 5.高名なピアニストのはずなのに、いつもいつも同じ曲しか弾かない

特に5は、演奏する曲が絶望的に単調で単純な繰り返しが続くため、
「太郎ちゃんのあの曲」として視聴者からは心底嫌われる羽目に。
しかし、それでも彼は今日も同じ曲を弾き続けるのです。昔の恋人・マーメイドのあの娘をおびき寄せるために。


あと、一応、紹介するとゲストキャラとしてジェニファー・ヒューストンさんが登場。
「世界的歌手」設定で、るちあさんも大ファン。
何の伏線もないゲストキャラですが、彼女の歌う挿入歌が「ぴっち」でCD化されてない数少ない曲なため、稀に話題に上ったり上らなかったり。

…とりあえず、第3話はコミックス版を下敷きにした話なのですが、内容はもにょもにょ。
「何とかまともな話をやろう」として定番ネタを織り込んで見たものの、見事にコケた感じです。
まったく、無駄な足掻きをしてからに。こんなダメな設定だらけの「ぴっち」でまともな話が作れるわけがないじゃないか。


・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第4話「孤独な王女(プリンセス)」

るちあさんがタカラ様より支給された大事なマイク型玩具・e-pitchを打撃武器として使う話。
「歌うよりマイクで殴ったほうが早いだろ」
そんな突っ込みにもばっちり対応。さすが「ぴっち」。

あと回想シーンのみですが、みんなの憧れ・魅惑のノエルお嬢さんが初登場。

・ノエル
      ,-ー-.、     
     ((Mヽ)))  
    从゜ ヮ゜ハ  
    (⊂vr+jつ†    
    (リリ, l__!、)))
  (リ〈.i UU`i〉リ  

 北極海のマーメイドプリンセス(藍色)
 専用曲:なし

 極海姉妹の片割れ。
 カラーは藍色…ということで、変身台詞は「藍色パールボイス!」。
 意味がわからない。
 
 専用曲はない。酷い。 
 初登場、第4話。ただし、いきなり封印されるので、まともに出番が貰えるのは実に50話以降。酷い。
 ろくに出番はないが、出たら出たで真っ先に敵にやられる。酷い。
 漫画版作者曰く『集合絵でいつも存在を忘れる』。酷い。
 さらにファン曰く『藍色って時点で完全に負組だよな』。酷い。

 ぱっと見た感じ清楚なお嬢様キャラでマメプリ最後の良心…だったはずなのに。


つうか、次に姿を見るのはいつだろう…。

そんな不安をよそに、3人目の敵幹部も登場。

・ユーリ
.       ,mmm 
      .((ハヽ、))
.      ノリ ゜ ヮ゜ノリ    
     ((.⊂l大iつ 
     ((リリ./ 入ヽ   
     ((リリ.l;;;;;;;;;;;i 

 敵幹部「ダークラヴァーズ」(通称DL)の一人。

 おしゃまなお嬢様口調のゴスロリ幼女で、メインキャラの中では最年少。
 謎パワーを持つピアノの演奏と、サイコキネシスが特技。趣味はコスプレ。
 ついでに瞳孔がものすごく卑猥で、瞳のアップのシーンでは「モザイクをかけろ」の声が多数。

 後に、マメプリ側のマスコット・ヒッポと悲恋を展開。
 色ボケしてるマメプリさんたちを尻目に、
 「敵キャラ」「最年少」にも関わらず、最も盛り上がることに。

 ちなみにノエルさんの捕獲したのはこの娘。役立たずのDLの、唯一の勝ち星です。


この回で、前回から続いたリナさんと海斗くんに関する誤解も無事に氷解。

(物陰から二人の様子を観察しながら)
るちあさん:
 「もしかして私ったら誤解していたみたい。
  これってスイートでハニーな恋人同士の甘い雰囲気じゃない!」

このときの海斗くんとリナさんは、死んだ両親のことまで持ち出して口汚く罵ってる最中。
最初からそんなノリなのですが…。どこをどう見れば「恋人同士」と誤解できる余地があるのか。
いくら魚脳とはいえ、ここまで見せられないと状況を把握できない、るちあさんの認知能力が心配です。

ところで3、4話の時点ではまだバンクシーンが多用されてないのですね。
なんかライブシーンから「どうにもならない何かを何とかしよう」という必死さが伝わってきます。
嗚呼、これが力尽きて諦めるのはいつからなのか。先を知ってるだけに、とてもとても楽しみです。


【DVD】マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 2(左画像)
【DVD】マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 2

(右画像)
太陽の楽園~Promised Land~<ぴちぴちピッチオープニングテーマ>
太陽の楽園~Promised Land~<ぴちぴちピッチオープニングテーマ>

なお、冒頭で書いた放送事故を起こした深夜アニメ。
視聴者の反応を見ると「改めて再放送しろ」と抗議文をテレビ局に送る人が結構いるみたいですね。
ちなみに「ぴっち」が一部のテレビ局で放送事故を起こしたときには、後日、正式版が再放送されました。
もっとも、「うちの放送局では事故が起こらなかった」「こっちでは放送事故版を再放送しろ」と抗議の声が上がりましたが。
DVDには正式版しか収録されてないのがとても残念です。

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