穴にハマったアリスたち

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「あなたに愛を」……これぞ宇宙が授けた光の答え

2006年06月10日 | アニメ・土曜朝 感想その他
・ふしぎ星のふたご姫 Gyu! 第11話「熱いぜ☆初恋のデコール」

先週、ファインさんがメルバさんにつきまとってるシーンにて。
何気にファインさんが玉乗りしてましたが、あれは確か、前作のサーカスの回で仕込まれたんでしたっけ?
そのときは満足に出来てなかったはずですが、何気に影でこっそり練習してたのか…。


そんな意外に頑張り屋さんのファインさんのご友人、リオーネさん。
前回、念願の主役を貰えました。
これで脱背景!積極的にお話に絡んでいける!

リオーネさんの魂の叫びが届いたか、今回の主役は人気高騰中のカロリさん。
リオーネさんと同じ、チーム・サンバに所属。台詞付きの登場は確か3回目。荒ぶる魂を可憐な姿に閉じ込めた、熱血少女です。
今日も元気にライバルのタウリくんとサッカーで熱戦を繰り広げます。

教頭先生:
 「この競い合う姿こそ正しい」
 「カロリとタウリに3ポイントの得点を」

何気に臨機応変でいい先生だ。

教師からの受けもいいカロリさんですが、その人気は同性にまで。
練習が終わるとファンの女の子に囲まれまくり。
一方のタウリくんにも忍び寄る女生徒の姿が。

女の子:
 「これ、使ってください!」

タオルを差し出すその手には、さりげなく光るデコール。

タウリくん:
 「か、可愛いな。デコールつけたりして、女の子って感じで」

しどろもどってるあたり、なかなか純な子です。
しかし、彼のその発言に超反応するカロリさん。
なんだか胸がズキズキします。なにこれ。

困惑しながらも、そこはアグレッシブなカロリさん、すぐに行動に移しました。
キーワードはデコール。
放課後、デコール作りのためにふたごたちの下を訪れます。

カロリさん:
 「リオーネに二人はデコールつくりが得意だって聞いた」

リオーネさんの出番、以上。
って、え?
メイン回の直後の友人回で、台詞はおろか背景にも出ず?はっは、ゲーム捨ててんじゃねぇ。

カロリさん:
 「ねえあなたたち、私にデコールの作り方を教えてくれないかしら」

口調まで無理やり変えて、女の子っぽさにチャレンジしてみた。

まぁ、「デコール作る=女の子らしい」とかお嬢様口調とか、ジェンダー問題に過敏な人からしたらとんでもない話でしょうけど。
現実問題として、そういうのが大好物の男性が多い以上、戦略としては王道です。
勝つためには猫の一匹や二匹、喜んで被るさ!

カロリさんの大暴走発言を聞き、ふたごたちはおおはしゃぎ。
それって恋じゃない!?
ファインさんまで姦しくはしゃいでるあたりがなんとも言えません。自分の色恋沙汰には疎いくせに。

カロリさん:
 「そりゃ宇宙で一番好きだし、たとえ火の中水の中、俺のすべてを投げ打っても!」

もはやつける薬もありゃしない。

彼女の熱い暴走を感じ取ったふたごたちは喜んでデコールつくりに協力。
玩具が売れるのはいいことですし。
ここはひとつ、丁寧に使い方を教えてあげましょう。

レインさん:
 「それで、何を作りたいの?」
カロリさん:
 「ミサンガ」
ファインさん:
 「…ミサンガってなんだっけ?」

お前ら、本当にデコールの第一人者か。
すっかり錆び付いてます。
デコールメーカー最後に使ったの、相当前だしな。

出だしでちょっと躓きましたが、なんとかデコールメーカーを起動。
ここは「上手に作れなくて大騒ぎ」がお約束のような気もしますが、特にそんな描写はなし。
まぁ、当然です。デコールメーカーは超優秀グッズなんです。間違っても失敗シーンなんて流せないんです。

……もっとも、あんだけ気合入れて操作して、あのサイズのデコールしか作れないのはどうかとは思いましたが。どんだけ効率悪いんだ。

さて、優良玩具デコールメーカーの力を得て、念願のデコールをゲット。
これでタウリくんのハートもがっちりキャッチ。
意気揚々と、タウリくんに挑みます。

カロリさん:
 「俺、お前のためにデコール作っ…」
タウリくん:
 「サッカーの練習しようぜ!おうりゃ!」

ぐしゃり。

恋に腑抜けるカロリさんの顔面にサッカーボール直撃。
乙女の柔肌になんてことを。
衝撃でデコールは池の中へ。

いつも元気なカロリさんもこれには茫然自失。
思わず涙を流しながら、駆け出します。
嗚呼、せっかく頑張って作ったのに…。

でも大丈夫。
奇しくも、カロリさんが協力をあえいでたふたごたちは、かつて池の中から大切なものを発掘した実績を持ってます。
どうせ今回も、お得意の「宇宙の授けた光の答え」で引っ張ってくるんでしょう。

ファインさん:
 「魔法で池に落ちたデコール探すよー!」

そんな視聴者の浅はかな考えなんてお見通し。
前回、変身能力で教師を粉砕したりと、もはや魔法が日常と化してるふたごたち。
早速、変身能力を起動…しようとしたところ、池には落ちたデコールを探すタウリくんの姿が。

どうも彼もカロリさんのことが大好きな模様。
朴念仁な彼でしたが、今までに見たことのないカロリさんの涙に胸打たれ、自分の気持ちにようやく気づきました。
その様子を見て、ふたごたちは魔法の使用を中断。ふたごはこの辺の気配りがちゃんとできる良い子。

ファイン&レインさん:
 「応援するよ!」

これで二人は両思い。
お似合いの素敵な二人です。というか、ラブラブ過ぎて協力の余地すらない。
しかし、そんな彼女たちを見張る影一つ。

トーマくん:
 「この学園に応援など必要ない!」

必要ないのはそこかよ。
理不尽に色々規制されるこの学園でも、色恋沙汰は許可のようです。
悪の副会長・トーマくんもお年頃ですし。

トーマくんの力により池には謎のおサカナさんが大量発生。
やがてそれらは合体すると巨大な龍の姿に。
でけぇ。

ファインさん:
 「またすんごいのが現れちゃった」

これにはふたごも呆然とするしかない。
かつてない強敵の前に一時退却するふたごたち。それを追う巨大な龍。
と、そこに横合いから一条の弾丸シュートが。

放ったのはカロリさん。
実は、影で全部見てました。
そして、巨大な龍にもまったく怯まず、応戦の構え。なんてたくましい娘。惚れてしまいそう。

タウリくん:
 「ファインレイン!カロリのボールを火の玉に変えてくれ!」

戦う少女の姿を見たタウリくん、何か作戦を思いついたか、ふたごたちに指示。
「は?」
思わず、聞き返すふたごですが、言われるがままにハッピーベルンを起動。

タウリくん:
 「これが、俺の熱い思い!」
カロリさん:
 「ラブラブシュート!!」

火の玉と化したボールをつなぎ、凶悪な連携攻撃。その直撃を受け、さすがの龍も消滅。

ファイン&レインさん:
 「これぞ宇宙が授けた光の答え」

意味がわからない。

何はともあれ、二人は無事にくっついて、めでたしめでたし。


なんというか、「別にあいつのことなんて好きじゃない!」とか微妙なすれ違いとかを一切描かず、
真っ向からラブコメったあたりが、とっても「ふたご姫」だと思ってみた。
それに、カロリさんはアスリさんと1セットかと思ってましたが、とんでもない。むしろ、リオーネさんの方が大ピンチ。

次回は「ふたごピンチ☆ドキドキの公開授業」。
なんでもテーブルディナーの講義だそうな。
余談ですが、うちの高校にも実際にありました。この手のことは習わないと覚えようがない気がする。


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ところで、みんな大好きリオーネさん。

前回主役を貰ったものの、出番の大半をゲストキャラとふたごに奪われてしまいました。
つうかメイン回なら、今回のカロリさんくらい頑張って自分をアピールしないとダメなのです。
しかも今回。彼女のチームメイトのお話だったのに、出番は皆無。

……自分は旧シリーズのレギュラーだったからといって少し調子に乗ってるんでしょうか。
この分だと、カロリさんやアスリさんにメインの座を奪われかねません。
彼女にはもう少し危機感を持ってもらわないと。


【追記】
他の方々のブログを拝見したところ、「今回の話は何かが微妙に違った」という感想がちらほら。
そして、その違和感に全く気がつかなかった私。
多分、その原因は今日の脚本他がマイフェイバリットの「ぴっち」の面子だったからだと思う…。
コメント (2)
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