穴にハマったアリスたち

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次は立体あやとりに挑戦できたらイイナ!

2006年06月26日 | アニメ・日曜朝 感想その他
・おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~ 第13話「気づいてくれたらイイナ!」

『魔法で夢を叶えても幸せにはなれない』

それは一から九までいい加減な「マイメロ」の根底を支えるテーマにして最後の良心。
結局のところ、クロミさんの繰り出す悪夢魔法は「猿の手」系統。
「マイメロはダークだ」と言われるようになった要因の一つでもありますが、ここのところ、その辺がいい加減になってきてるような…。


そんな悪夢魔法の今回の被害者はクラスメイトの男子・関山くん。
それまで地味な存在だったのに、「実は折り紙が得意」ということがメディアによって暴露。
一躍クラスの人気者に。

 ちなみに折り紙ですが、カブトムシやクワガタ、カニ等々、結構理不尽なものまで製作可能。
 三次元を表現できるようになると、製作の幅が一気に広がります。
 折っている自分が気持ち悪くなるくらいに。

さて、女子学生からちやほやされる折り紙少年ですが、そちら方面にはあまり興味なさげ。
しかし、桜塚さんが駆け寄った瞬間、頬を赤らめ硬直。
関山くんの脳裏に蘇る、泣いている女園児に折り紙をあげた幼少時の記憶。

夢野さん:
 「関山くん、美紀を見て赤くなった♪」

超反応しすぎだ、歌ちゃん。

つうか、関山くんが園児のころから桜塚さんのことを好きだったのだとしたら、彼女の竹馬の友・夢野さんがそのことを知らないはずがなし。
少なくとも、十年に渡って気が付かなかったことに、こんな一瞬で気づくのは不自然です。
さすが歌ちゃん、脳構造が人様と違う……などと感動してたのですが…。

幸せに浸る関山くんですが、そこに悪夢の象徴・バク族が飛来。空気を読めないバコさんが折り紙の才能を披露してみました。
ちなみにバコさん、ウィーヴの事業計画書には「期待の新キャラ」的紹介をされてます。
その割には出番が1クール終了間際とはどういうことだ。

女子一同:
 「かわいー♪」

嗚呼、関山くん。なんというか、折り紙技能というより、本体の性能で負けた気がする。
せっかく注目の的だったのに、あっさりとバコさんに立場を奪われてしまいました。
行き場のない怒りに、彼は屋上にて愚痴りまくり。

クロミさん:
 「その夢、叶えてあげるよ」

けれどこの学校の屋上は悪夢の押し売り多発現場。
不用意に夢を持ってしまった彼は、無残にも被弾。
たちまち悪夢が具現し、クラスメイトを観客にしたバコさんとの「折り紙対決」の開始。

クラスメイト:
 「またかよ」

もはやこの異常事態に完全に慣れきってるクラスメイトがやるせない。

順調に進むかに見えた折り紙勝負ですが急激に事態は泥沼化。
バコさんの放つ折り紙戦闘機編隊が、関山くんの海洋戦艦を沈めたあたりからパニック開始。

藤崎さん:
 「悪夢魔法が暴走し始めた!」

暴走させたのは当事者の関山くんではなく、バコさんだけどな。

夢野さん:
 「マイメロ、お願い何とかして!」

例によって完全他力本願娘・夢野さん、ここにきてようやく行動開始。
つうか、本当にどうしようもない事態に陥るまで完全放置する彼女が恐ろしいです。
しかも今回は、むしろ積極的に悪夢に加担してるような気すらする。

マイメロ:
 「うん、分かった」
 「助けてね、カードさん」

下請けの下請け。
そんなんで事態が収拾できると考えるほうがそもそも間違いだ。
案の定、呼び出されたお助けキャラは何の役にも立たず。

じゃあここは一発、関山くんの想い人疑惑の桜塚さんに色仕掛けてもらおう。
最後の手段に出てみますが、それすらもあっさり無効。
つくづく役に立たないレギュラー陣。

 どうでもいいですが、このとき桜塚さんの読み上げたポエム、そのまま解釈すると「オッケー」の意になると思うのですが…。
 後の桜塚さんの台詞からしても、それなりに脈はあった模様。

とどまるところを知らない関山くんの暴走ですが、一人の少女の出現によって事態は沈静化。

関山くん:
 「あのときのことを忘れちまったのかよ!」
碓井さん:
 「…忘れてないよ」

巨大な紙飛行機に乗って碓井さん登場。
関山くんの思い出の少女は碓井さんだったのです。
…なるほど、夢野さんが関山くんのことを知らなかったのは伏線だったのか。やってくれるぜウィーヴ。

碓井さん:
 「…ずっと、関山くんのこと見てたのよ」

フラッシュバックする本日放送回のシーン。
おお、確かに、ちゃんと碓井さんが出てる。
背景キャラ好きとしては、なんとも嬉しい演出です。

 1.超高速で席を移動するデコ娘こと山田さん(?)
 2.碓井さんの隣で、すげー冷淡な顔してる加藤さん、超かわいい
 3.クロミさんの魔法にも、マイメロの魔法にもかかってないのに巨大紙飛行機を操る不思議少女・碓井さん

なんか気になることだらけですが。
あ、3つ目のやつは、「魔法の対象が関山くんではなく周囲の空間だった」なら問題なしか。
実際、魔法にかからないはずのバコさんまで折り紙操ってるし。

何はともあれ、憧れの碓井さんと思いが通じ、悪夢は終焉。

関山くん:
 「ありがとう!君のおかげだよ!」

…そして関山くんから湧き出る黒音符。
って、黒!?
黒音符は破滅への足音。それは「本質的な願いが叶っていない」ことを表します。

可能性その1:
 碓井さんは元々関山くんのことを「ずっと見ていた」(本人談)のだから、悪夢魔法とは無関係。
 よって、「魔法で願いを叶えた」わけではないのでペナルティは発生せず。
 これだと昨年のサンタのときと同じく、例外的な円満解決パターン。

可能性のその2:
 「ずっと見ていた」という碓井さんの発言。
 では、そのときに流れた回想シーンをちょっと確認してみましょう。

 カット数:4、そのうち関山くんのことを「見ていた」数:2。

 おい、何気にあんまり見てないぞ、碓井さん。
 しかも他のクラスメイトと全く同じタイミングで行動しています。
 悪夢魔法のきっかけとなった「バコさんがちやほやされてる」シーンでは、実際バコさんの方を見てるし、他のクラスメイトと比して格段に関山くんに注目してるわけでもありません。

 まぁ、番組に出てないところで注目してたのかもしれませんが、あれだけ「いいシーン」っぽく出してきた回想シーンがこれでは深読みの一つもしたくなります。
 そんなわけで結論。
 「碓井さんは便宜上ああいう態度を取っただけで、実際は関山くんにそんなに気があったわけではない」
 これなら黒音符というのも理解できます。
 きっと彼女が懐からだした「思い出の鶴」は、影で高速で折り上げたんだよ。

果てしなく欝になる結論が出て今回のお話は終了。

なお、ラストシーンは赤ん坊のバコさんがさりげなく口を開いたところ。
今回の諸悪の根源がこの娘だったことや、あの無邪気な笑顔が擬態にしか見えないこと、今回の話の導入が「空から降ってくる前回のラスボス」ということを鑑みると、今作の黒幕はこの娘のような…。
つくづく欝なお話だ。


ついでに今日の夢野さん:
 1.鼻歌歌ちゃん
  お風呂上りにちょっとハミング。
  …あのとき一節は何の曲?
  分かりそうで分からなくてとても気持ち悪い。

 2.仕事?そんなのやる気ないよ?
  自分が巻き込まれない限り、基本的に悪夢をスルーする歌ちゃん。
  まぁ、「マイメロ」は「歌ちゃんがメインにならない方が楽しい」という酷いジンクスがあるので、それもよしですが。
  つくづく汚れ役がお似合いな娘さんだこと。

 3.巨大化した関山くんとの戦闘を見上げる歌ちゃん
  何気にものすごい顔してる。
  やっぱりこの娘は面白い顔をしてなんぼですよ。
  この調子で来週も頑張れ。
  
 4.次回予告
  歌ちゃんが壊れた。
  これはついに対女子用テンプテーション回なんでしょうか。
  超期待して待ってみよう。


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個人的な折り紙の思い出:
 保育園児に連鶴を折ってあげたところ、満面の笑みで鶴の両翼を掴むと…ぶちぃ!
 園児の手により離れ離れになる連鶴改め、単なる裂けた鶴二匹。
 あのときの邪悪で素敵な笑みは一生忘れない気がする。 
コメント
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