・ふしぎ星のふたご姫 Gyu! 第12話「ふたごピンチ!☆ドキドキの公開授業」
問:あなたが『ふたご姫』を視聴するようになったきっかけは?
答:ライブで小島めぐみさんの歌う『おかしなお菓子なプリンセス』を聞いたこと
昨年8月に行われたライブ「Voice in the Live」にて。
参加者の一人、ファインさんの中の人こと小島めぐみさんが当時新発売の「おかしなお菓子なプリンセス」を歌唱。
そのときのライブが良かったこともあって、視聴し始めてみた。
そんなきっかけだったせいもあり、私は絶賛赤派。
最近、不遇な出番が続く彼女ですが、今回はなんと公開授業の参加生徒にご指名されました。
まぁ、レインさんと1セットでですが。
なんで学園きっての問題児が選ばれたのかはいささか疑問ですが、考えてみればふたごたちは宇宙の意思を代弁するユニバーサルプリンセス様。
『問題児のくせにユニバーサルプリンセス』。
そりゃ学園のスポンサー様にとっては視察の最優先ターゲットだわな。
しかしこれには教頭も青ざめ。
スポンサー様の前でふたごどもが大失態を晒せば首が危ういです。
絶望にふける中、決定された公開授業のテーマは「テーブルマナー」。
…これも視察者からご指定?
そうでないとしたら教頭の苦肉の策に違いない。
「ふたごのことだから、食べることに関する技能には期待できるかも」
必死です。
そんな教頭の心労をあざ笑うかのように、ふたごの部屋では彼女たちの教育係による秘密特訓が開始されました。
キャメロットさん:
「では、明日の公開授業に備え、テーブルマナーをお教えします」
今まで仕込んでなかったのかよ。
教頭、読みを完全に外す。
つうか、これまで宮廷での作法はどうやっていたのでしょう。
テーブルにたどり着くことすらできてなかったとか?……ありそうな気がする。
「プリンセスらしくないプリンセス」の称号に恥じない無能ぶりを露呈したふたご達。
一夜漬けの猛特訓を開始しますが、前途は多難。
特にファインさんの進捗具合が気になります。
レインさん:
「(ファインの切り取ったステーキのサイズを見て)
少し大きすぎない?」
ファインさん:
「私はいつもこのくらい一口で食べるよ?」
レインさん:
「…少しは周りに合わせないと」
豪快なファインさんにレインさんから冷徹なアドバイス。
レインさんが微妙に上からの目線で話しかけてきてるように思うのは気のせいですか?
ダメな子ファイン。そんな彼女が愛しくてたまらない。
決死の夜が明けて。
無常にも始まる公開授業。
疲労困憊のふたごたちですが、担当の先生も体調に異変が。
タンバリン先生:
「ごほっ!げほっ!」
風邪でぶっ倒れました。
そもそも料理の授業をするのに、病人を配置するなと。
この学園の人材不足には涙が出そうです。
先生は担架で退場。いきなり病院送りが出てしまいました。
教頭先生:
「授業を続けるんだ!」
ふたご:
「でも私たちだけじゃ無理です!」
そりゃ、先生いなかったら「自習」だからな。
これでは公開「授業」にすらなりゃしない。
ふたごの当然の抗議に応え、急遽バンジョー先生が代打登場。
いきなりスタートで蹴つまづきましたが、なんとか授業開始。
バンジョー先生:
「まずはパンだ」
しかし、運ばれたお皿は空っぽ。
なんでも予算がなかったのでパントマイムで我慢しろとのこと。
まぁ、練習なのだからそれもアリなんでしょうが、公開授業としてはしょぼい限り。
当然、ふたごたちには大不評。
ファインさん:
「空気の味しかしないよー。
おいしくない~」
流石は三度の飯より食うことが好きなファインさん。
空気の味を認識していらっしゃる。
しかし、そんな不遜な彼女をバンジョー先生は一喝。
バンジョー先生:
「おいしくないなどと、例えそう思っても言ってはいかん」
確かに。これはテーブルマナーの講義。
単に料理を食べるだけなら、料理人に文句言うのも一つの権利でしょうが、マナーとしては褒められたものではありません。
『他国の設営で料理にけちをつけるふたご、そして始まる星間戦争』。そんな暗い未来がリアルに浮かぶ。
しかし、ふたごの訴え自体は無事に通り、本物の料理が用意されることに。
出てきた料理は「スープ」。
「音を立ててはいけない」との指導を受け、ふたごはパニック寸前の静けさで食事を開始。
バンジョー先生:
「…音を立てるなとは言ったが、話はしていいんだぞ」
レインさん:
「バンジョー先生って、見かけによらずマナーに詳しいのね」
いきなり誘惑するな。
が、そんなレインさんのフリートークに付き合ってる余裕はファインさんにはありません。
冷静に考えれば、ふたごの通称「プリンセスらしくないプリンセス」はファインさん一人に向けられてるようなもの。
こと、テーブルマナーなどの技能に関して、彼女の無能ぶりはレインさんに10馬身つけています。
必死の形相でお上品にスープを掬おうとしますが、スプーンが皿の縁に激突。かちん♪
レインさん:
「!?」(音が鳴った!!)
レインさん、超反応しすぎ。
バンジョー先生:
「わざわざ見なくていい。人の失敗は見てみぬふりだ」
そんなレインさんに飛ぶ教育的指導。
おお、なんて的確な注意。
この先生はいい先生です。この学園に入学することがあったら、彼に担任を担当してもらおう。
予想外にまともな授業を展開するバンジョー先生。さすがは王家ご用達の学園の先生です。
けれど、失敗だらけのふたごに業を煮やし、教頭の指示によって一時水入り。
その間に、友人連は元より、普段は敵対してる教頭先生からも応援が飛びます。
ファインさん:
「でももう後がないよ」
既に詰んでるとは考えないのがふたごのいいところ。
授業再開。最後のお題は「デザート」、出てきた料理は「ぶどう」です。
これは難易度が高い…。
案の定、ファインさんはぶどうを取り落とし、その弾みにナイフを床に落っことしてしまいました。
バンジョー先生:
「…さあ、ファイン、ナイフを落としたときはどうするんだ?」
『ウエイターを呼べ』
レイン、教頭、テレビの前のお友達、アルテッサら全員から一斉に飛ぶつっこみ。
つうか、こういう仕事は全部ファインさんなのですね。さすがは汚れが似合う女。
ついでに指摘すると、別室で自習を言い付かったはずのアルテッサ、何故かさっきからふたごの様子を見守り中。
まぁ、郷里の仲間のピンチです。暢気に自習なんてしていられませんことよ。
周囲の視線に晒される中、しかしファインさんは自ら屈んでナイフを拾ってしまいました。
嗚呼、一国の王女がなんて無作法。
当然、先生からは注意が飛び、ファインさんは激落ち込み。
ですが、そんなファインさんに先生から励ましの言葉が。
バンジョー先生:
「失敗しても構わない。そこから学ぶのが授業だ」
やっぱりいい先生だった。
ついでに「マナーを守るのは美味しく食べるための、周囲の人への配慮が本質だ」とも。
安易に「マナーなんかよりも楽しく食べるほうが大事」といかなかったのが好感触。
料理は味だけで楽しむものにあらず。雰囲気や見た目も大事なのです。そしてそれらを演出する大きなファクターが「マナー」。
これらの教育方針に視察者も大満足。
公開授業は大成功です。
ほっと胸をなでおろす教頭先生。
が、突然現れた悪の副会長・トーマくんから一言。
トーマくん:
「この学園にハッピーエンドなど必要ない……!」
絶望の未来しか許されない暗黒の学び舎・ロイヤルワンダー学園。
てっきり、彼は彼なりに理想があって動いてるのかと思いましたが、どうやら違うようです。
競争を煽ったり成果主義を強調したりするのは、それが正しいと思うから、ではなく、単に嫌がらせだったのか。
彼の召還に応じ、例によって例のごとく、不可解クリーチャーが襲撃を開始。
が、めきめきと戦闘スキルが上達していくレインさんの作戦もあり、さくっと撃破。
レインさん、いつのまにか策士キャラ扱いですね。……たまには、ファインさんにもポジティブ特性を譲ってあげてください。
さて、敵は見事撃退したものの、授業中に魔法を使うのはご法度。
信賞必罰の教頭先生としては見逃すわけにも行きません。
(ちなみに彼、クリーチャーの攻撃から視察者を身を挺して守ったりしてます。彼は何気に好人物だと思う)
教頭先生:
「教室で魔法を使うとは!
…でも減点などしたら私の評価が落ちてしまう」
ふたご:
「これぞ、宇宙が授けた光の答え」
それは『弱みに付け込め』ということか。
大宇宙の下す真理は深遠すぎる。
驚嘆したところで、今回のお話は終了。
【蛇足その1】
今回の授業、仮にタンバリン先生がそのまま担当していた場合、果たして成功したんでしょうか。
なんだか、明後日の方向に話が進んで不興を買っていたような気がします。
てか、微妙にふたごになめられてるし。この手の授業には向いてない気がする。
【蛇足その2】
ラストのおまけコーナー・視聴者からのイラスト紹介。
今回のファインレインの似顔絵は珠玉の出来です。
キャラクターの特徴をばっちり再現。視聴者の心もがっちりキャッチ。未来の画伯に乾杯です。
冒頭で書いた「Voice in the Live」は今年も開催。ファインさんの中の人は今回も参加を表明中。
「ふたご姫」ライブではないので確証はないですが、おそらく今年もファイン曲を歌うはず。
(夏までに新曲が出なかった場合、個人的には「学園天国」ファインverあたりに期待)
日時:8月26日 18時開場 18時30分開演
場所:新宿RUIDO K4
7月上旬よりチケット販売開始
公式ページは
こちら。
事務所も番組も通さない、お手製自主イベントなので、おそろしくアットホームなライブが楽しめます。
そういうのに興味のある人はぜひどうぞ。
つうか、集客を上げないと次回に続かないので、必死に宣伝してみる。
一応、去年は秒殺で完売したので、そんなに心配する必要はないとも思いますが…。