まずもって、gooブログのジャンルに「トレラン」がない。まだまだ世間一般への認知は低いと言うことかな。だいたい「サブ4」って言葉だって、まだまだ「何それ?」と言われることの方が圧倒的に多い。ランニングブームなんて言われているが、走っていない一般的な人にとっては、さして関心のないスポーツなのだと思う。競技としてのマラソンはまた別だろうけど。
さて、何年か前に「トレランの大会に出る」という目標を立てたことがあるが、その後故障が続いたりして、やっと今年エントリーは果たした。
最高高度の十に坊山頂が405mだが累積標高は1600mとそれなりにタフなコースと思われる。22kmの距離で制限時間5時間。それが厳しいものなのかどうか知るよしもない。
覚え書きを兼ねて。というか全面的に覚え書き。
試走もしておらず、初トレイルなので、まったくさっぱり要領もつかめていない。少し前に届いたメールから大会概要・スケジュール・競技規則をプリントアウトして、数日前にやっと、しっかり読み込んだところだ。フルマラソンよりはかなり危険も多いから、必然的にルールも厳しいんだな、というのが一読しての感想である。
本当なら戦略なんて立ててここに書きたいところなのだが、正直どう準備したら良いか、ちゃんとスタートに立てるようにすることで頭がいっぱいだ。
スケジュール
車でざっと2時間はかかるだろうから、受付開始の8:00くらいに着くつもりで6時には家を出ることにしよう。シャトルバスで会場まで15分。受付を済ませて、荷物を預けたら9時から「競技説明」を聴くことが義務付けられている。これは普通のマラソン大会ではないことだ。もちろんルールがより細かく重要であるからだ。
そして、いよいよ10時にスタートとなる。
制限時間は5時間だから、結果に関わらず、事故や怪我などなければ遅くとも午後3時には終わり、着替え、参加賞として入浴無料の「
十二坊温泉ゆらら」にぜひ入って、まだあるかどうかわからないが会場内のおもてなしコーナーでおにぎりなんかもいただきたい(無くなり次第終了というエクスキューズがある!)。まあ、遅くとも夕方5時、明るいうちに帰路にはつきたい。翌日は仕事だしね。
競技規則。大事なところを覚え書きしておく。
【心構え】
・競技中といえどもハイカー優先。すれ違うときは速度を落とそう。
・イノシシやスズメバチとの遭遇は想定しておくこと。 ※ポイスンリムーバー、虫除けスプレー用意
・要救助者を発見したときは、レースを中断して必ず救助活動を行い、近くのスタッフに連絡。
【選手受付】
・参加通知封筒、誓約書提出
【コース】
・山岳部分は、大部分がシングルトラック(人1人しか通れない幅)。前走者を追い抜く際には、声を掛け、原則右側から追い抜く。抜か れる場合は左側(山側)に寄ってコースを譲る。
※まあ、慣れなんだろうけど山側によけ、崖側から抜くということ。あまり抜くこともないだろうけど。
・急な上り坂・下り坂が続くポイントが数カ所ある。無理のない速度で走ること。
・コース上には目印となる番号、矢印が掲示されている。
・ゴミは必ず持ち帰る。ゴミ専用のポケットを用意する。
【装備品】
・選手が携行しなくてはならない装備が「ルールで」決められている
※チェックはしないと言うことだが、「ルールで」決まっていると言うことは、持っていないと厳密には失格になるということだと理解する。実際、そういう事例は他の大会ではあるようだ。
■必需装備品
ドリンク500ml以上、携帯用ボトル(またはコップ)あるいはハイドレーションバッグ、行動食、
ファーストエイドキット、サバイバルシート(エマージェンシーブランケット)、保険証
レインウエア上下 ※急きょ購入
コースマップ ※会場でもらえるのか? 自分で購入するのか? とりあえずスマホで見れるようにはしたけど
緊急時連絡用携帯電話 ※事前に本部連絡先を登録。スマホは持って走るって事だな
ストック、ポールの使用は禁止。
【更衣室・荷物預かり】
・貴重品・壊れ物(何だろう?)は各自管理。キーやお金も持って走るってことだな。
【スタートポジション】
・スタート位置は「自由」。スタート直前は混雑するので早めに位置に着くように。
【チェックポイント(CP)】
・4カ所。関門でもある。
・ゼッケン番号を前面のよく見える場所に提示し、スタッフに自分の番号を伝えること
【エイド】
・チェックポイントにあり。水とスポドリのみ。
・個人的な援助は禁止。
【リタイア】
・回収車両の待機場所まで、山道をある程度の距離歩くことになるので、余裕を持った判断”勇気あるリタイア”を!
Mさんからのアドバイス
ジョグノートでリンクさせてもらっているMさんに、誠に勝手ながらトレランに臨むにあたってのアドバイスをお願いしたら、とても丁寧にお答えいただいた。ありがとうございました。
この有意義な情報をトレラン初心者の皆さんにも共有したいと思う。
「私は現地にいったことがないので確かなことは分かりませんが・・・」との前置きはあるにせよ、
・ハチ、ヘビは季節的にまだいないので大丈夫かと思います。
・この大会のコースだとヒル、マダニの心配はないように見受けられます。
との見解を聞いて、だいぶ安心(まあ、油断はできないので虫除けスプレーはしておくけれど)。
<雨の日や湿っている区間の走り方について>
・石、根、落ち葉、etc.は滑りやすく危険。なるべく土、または、滑りにくい個所に着地するようにしたほうがいい。
<山を走るのに一番気を付けること>
・「怪我をしないようにすることです」。ロードを走るよりも、転倒した場合に大きな怪我になりますから。
・走りながら、しっかりと路面を把握して、安全なところに着地する。
・石や根っこには躓きやすいので、ロードより若干地面から足を上げる感覚で走ったほうがいい。下ばかり向いて走っていると、木や枝に頭をぶつけることも多い。
年寄りと思ったことはまだないけど、もう若くないことは認めざるを得ないので、いろんな意味でやっぱり「怪我が一番怖い」。かといってびくびくしてのろのろ走ってるだけじゃつまらないので、大きな怪我だけは避けながら、時にはアグレッシブにトレイルを楽しみたい。
現時点での湖南市の天気予想は一日中曇り
。午後は降水確率10%。スタートの10時の予想気温は18℃。徐々に上がって14時、15時は22℃と暑い。虫除けと怪我予防を考えて長袖着用予定だが、日差しがなければ大して熱さを感じずに済んでちょうど良いかもしれない。景色はどうかな。
とにかく明日がんばってきます。出走される皆さん、どうぞよろしくお願いします。