音楽聴きながランのスタイル ～ソニー 完全ワイヤレスイヤホン WF-SP900 を評価する～

 

ソニー 完全ワイヤレスイヤホン WF-SP900 : Bluetooth対応 左右分離型 防滴仕様 4GBメモリ内蔵 2018年モ... 高い防水・防塵性能を持ち、4GBメモリ内蔵で様々なシーンに対応できる完全ワイヤレスイヤホン   ソニー(SONY)

■ ランニングに音楽は欠かせない

　このブログのタイトル「ミュージカルラン日記」が示すとおり、レースやTT以外では基本的に音楽を聴きながら走る。音楽なしでただ走るのが退屈という場合もあるし－－月もない夜とか－－、穏やかな晴れた日に風を感じながら走れば、それは至福の時間にもなる。

■ ソニー 完全ワイヤレスイヤホン WF-SP900

　これはもう、ある意味ミュージカルランの最終兵器だと思った。ワイヤレスである点、これだけで音楽を取り込み持ち歩ける点、さらに防水・防滴である点。ただのワイヤレスイヤフォンなら、結局スマホもしくは音楽プレーヤーを携帯しなければならずコードがないと言うだけで、これまで使っていた（今も使ってるけど）iPod Shuffleと一長一短。iPod Shuffleには「小さくて軽い」という大きな利点があるのだ。

■ いくつかの不満

　しかし、何事もそう簡単にはいかない。ミュージカルランの完璧なギアだと思ったWF-SP900だったけど難点がいくつかあった。

　まず、外音がほぼ聞こえないこと。実は外音取り込み機能があるのだけれど、これをオンにしても大して外音は聞こえないのだ。しかもオンにするとバッテリーの消耗が激しい。カナル式のせいもあるかもしれない。そして私はあまりカナル式が好きではない。耳が痛くなることも多い。

　それから、音量調節の幅がない。もっとはっきり言えば、音はあまり小さくならない。外音が聞こえにくいことにも影響していると思う。

■ 座っているか歩く程度なら問題ないのだが・・・決定的な問題

　そして、一番の問題、上の２つと比べものにならない重大な問題が、「耳から頻繁に落ちる」ということである。特に右の耳にはどうやってもフィットしない。イヤーピースはサイズ違いをいくつか試してみたがうまく行ったとは言いがたい。

ソニー ハイブリッドイヤーピース EP-EX11M : Mサイズ 4個入り ブラック EP-EX11M B Mサイズ4個入り   ソニー(SONY)

　左は割とうまくはまって、数百メートルに１回くらい押し込めばなんとかなるのだが、右は、下手をすると（肌に馴染むまでの走り始めは特に）１０mに１回くらい押し込んでやらねばならない。これはかなりのストレスだし、スピードを上げるほど落ちやすくなるので、スピ練などはできない。夜も無理。落としたら見つけられなくなる可能性が高い。

　どこかに、耳にフィットして落ちないワイヤレスイヤフォンがあるのかもしれないが、私の知り合いのランナーにも聞いてみたけど（機種は不明）、ワイヤレスフォン使ってたときはやっぱりよく落としてたらしい（彼は今は首の後ろで左右つながっている骨伝導イヤフォンを使っており、これはこれで快適らしい）。

■ そして案の定

　しかしながら、雨の日などはとても重宝していた。iPod Shuffleの最大の弱点は「防水ではない」ということ。つまり雨の日は防水ケースなどに入れないと使えない。水が本体にかかったらおシャカである。何個おシャカにしたことか。その点WF-SP900は全く気にする必要がない。

　Appleには防水タイプのiPod Shuffleをつくって欲しいが、そもそもiPod Shuffleはもう生産中止なのである。復活を強く要望したい。しかも防水にして。

　そしてその日がとうとうやってきた。走り出しから１回落として、その後はこまめに押し込むようにして落とさずに走っていた。ある日の夕方、マイコースを走っていた。街中で歩道を走っている時は排水溝の継ぎ目の穴などに落としたら取り返しがつかないし、川のすぐ横を走るときも転がって川に落ちたらおしまいなので注意をしていた。

　しかし落としたのは、川沿いだけど、両側に草が生えていて川に落ちる心配もなく、穴も空いていない舗装路。ここを走るときは落としても見失う心配はないと思っていたところだった。人生そういうときほど危ないということはしばしばある。

　ただ、夕暮れ時で夕闇が迫ってきていた。この夏は猛暑故、休みの日でも日が落ちた頃からしか走れない日々が続いていた。落とした瞬間は、ころころっと転がるのが一瞬見えて左側の草の上にでもあるだろうと待った心配していなかった。しかし、探しても見つからない。１５分も探したろうか、一応道の右側も。もうほとんど暗くなって星の明るさがはっきり見えてきた。帰路は約５km。この日の状態だと３０分はかかる。見つからないまま、あきらめざるを得なかった。

■ 本日とうとう発見！　あきらめないでよかった。

　

　月曜の朝（朝からジリジリと暑かった）、さらには仕事帰り（すっかり暗くなるまで20～30しかなかった）と数回ていねいに探したが見つからなかった。さては鳥が持ってったか。あるいは誰かが拾っていったか。異次元へ続くポケットにでも偶然落ちたか。そんなことまで考えた。

　今日の午後（気温は37℃台だったようだ。実際には輻射熱で40℃は優に超えていたろう）、最後と思って探しに行って、なんと見つけることができた。「このあたり」と思っていた10～15メートルくらいをかなり丁寧に草の中まで探して見つからず、したたり落ちるを手ぬぐいでぬぐいながら、もうあきらめ掛けていた。もう、今日で終わりにしようと思っていたので、帰る前にもう一度、余り探していない、もっと手前からドジョウでも追い込むように草むらを足で探っていく。

　「うん？」黄色いものが枯れ草の塊の間から見えた。あった！　イヤーピースの傘の部分は取れてしまっていた。1週間紫外線にさらされたせいだろう。突然の豪雨もあった。本体は問題なさそうだ。家に戻って、水で洗い、充電器にセットする。果たしてちゃんと音楽が鳴ってくれた。大した防塵・防水性能だなあ、と感心した。

　さて、これからはどうやって使おうかな。

ガーミン、ストラバのデータが4日ぶりにアップされた

ガーミンが昨日復旧。だが、全ての機能が回復したわけではないようだ。

こんなことがなければ知ることもなかったこちらのページ。

機能別に接続状況がわかる。

ネット社会の脆さ。これまでで一番身近に感じる機会となった。

ガーミンのシステムダウンはいつ復旧するのか？

　こんなに長くガーミンコネクトが使えないのは初めて。私はスント５も使っていて、休日は日中走れるからいつもはスントを使っているのだが、昨日はたまたま充電が十分でなくて、ガーミンで出かけたのだった。

　昨日７／２４の夕方、データを連係しようとしたら、システムメンテナンス中で使えません、との表示。今現在７／２５の19時でもまだ使えないし、復旧の見込みも書かれていない。

　スントに比べて、接続性などのベーシックな機能の充実、安定性は圧倒的だったガーミンにまさかこんなことが起きるとは。ネット上ではハッキングの可能性なども書かれているが、公式の発表ではないし、連休に併せて（ただ、それは日本だけのことか！）メンテナンスを計画したとして不思議もない気もする。いやいや、連休中こそみんなが使う道具なんだから話がおかしいか。

　何でも言いが速く復旧してほしい。

トレランで困ったこと～iPhoneのボタンが効かなくなる

　「高島くつきトレイルランレース」、通称「フェアリートレイル」走ってきました。なんとか無事完走。完走記はまた書く予定ですが、今回一番困った、というか焦ったことはiPhoneのすべてのボタンが全く効かなくなったことです。「やってまった」と走りながら焦りました。

　前回走った「滋賀湖南市十二坊トレイルラン」では、汗でカメラのレンズが濡れたり曇ったりして、折角スタッフに撮ってもらった頂上での写真が薄ぼんやりしてがっかりしたのですが、今回はそれどころじゃなく、「ああ、（直前に検討した）短期保険入っておけばよかった。防水機能を過信しすぎたかあ。数百円けちったためにiPhoneパーか」と後悔の念をフツフツさせながらしばらく雨でぬかるんだトレイルを走っていました。

　でもこいういうのは何度かやってる内に復活することもあると知ってたので、何度も途中試してみて、「やっぱりダメか」という事が何度か続いた後、そら見たことか！復活しました。しかし、そこで２アウトを取ったピッチャーみたいに油断したのが痛かった。すぐまた使えなくなりました。かろうじて数枚撮ったけれど、肝心の最高地点での写真もあきらめ、ゴールでの鏑木さんとのセルフィーもハナからあきらめざるを得ませんでした。

　汗や、今回は雨でも濡れました。どの程度からかははっきりしませんが、とにかくiPhoneの表面が濡れた状態だとタッチパネルだけではなく、電源も切れないし、ボリュームボタンも使えないことがわかりました。

　そういうことだろうと推測していたので、ゴール後、荷物を受け出しタオルで拭いたら、あっという間に使えるようになりました。タッチ操作可能なケースにでも入れておくことにしないといけないなと思いましたが、何分トレランでは使用するザックのポケットも小さいし、うまく使えるものがあるかどうか探さないといけません。

NB M1040 2E OR 25.5cm 1113.3kmで退役。

　ニューバランスの超長距離用ランニングシューズM1040。走距離1113.3kmで退役させることにしました。少し迷ってたんですが濡れた路面を走ってみて、グリップが全然効かないことを実感できて、踏ん切りがつきました。

　さすがの耐久性。といってもこれまで履いてきた790、890とニューバランスはどれも1000km以上走っているので1040が特別というわけでもないんですけれど。

　正面から見ると破れなどはないですが、全体的にへたってきている感はあります。

　上から見ると、左右のしまりがなくなっているような気もします。

　部分的に拡大すると

アッパーが破れてます。

でも実は破れたのはだいぶ前なんです。ソールがでかいので、私の走り方の問題もあるのだと思いますが、よく靴底が反対の脚に当たるんです。走りのバランスが悪いときは踝の横にもよく当たって傷になることもたまにありましたね。

ただ、ニューバランスはこの部分のアッパーがどの靴でも早めに破れるので、ひょっとしたらメーカーでも何か対策してもらう必要があるかもしれません。

 

横からの写真。

右の靴底がかなり減っているのがわかりますね。

最後にソールの減り具合を見てみると

左右ともかなり減ってますが、特に右足の外側後方の減りが極端にひどい。

この写真ではわかりにくいですが、実はつま先については左足の外側がやや減りが早いようです。

どういう走り方をしているのか、写真や動画でチェックしたりもすることがあるんですがなかなかわかりません。金さんに診てもらえば一発で解説してくれると思うんですけど。

なんとなく身体が進行方向に向かってまっすぐ向いていない、右に少しずれているんじゃないかという気がします。

 フォームが右にねじれてる？

　ガーミンの分析でも利き足の右のほうの接地時間が長いんですね。これだけでも右がすり減るのが速いことは納得できるんですが、左右のバランスが悪いと故障につながる可能性があるので改善したいと思って、あれこれ意識しながら走るんですが、思うように改善されないです。

　重いしでかいし，安定感は抜群ですが、最初はちょっと走りにくいと感じたのですが、なれてきたら、長い距離はもちろんですが、少しスピードアップしても（といってもキロ５くらいですが）走りにくさは感じなくなりました。

　総合的に評価すると「いいシューズ」でした。

　実は１つ新しいバージョンをもう1足ストックしてあるんです。今はこの系譜はHANZO U（ウルトラマラソンのUなんですね）に引き継がれているわけですが、そういうわけでHANZOを履く日はまだだいぶ先になりそうです。

　フルやハーフのレースシューズはニューバランスを選んだことがないんですが、普段のランに履くのにどのメーカーが気に入ってるかと聞かれたら、おそらくニューバランスと答えると思います。普段気楽に走ることを楽しむには、鮮やかな色使いが気分を高めてくれるし、履いているときの感触が心地いいんですよね。メーカーの沿革からして故障に対してもなんとなく安心感があります。

　これからこの靴を買う人はあまりいないとは思いますが、2サイズくらいでかい作りだと思います。26.5cmを選ぶことがほとんどの私がこの靴は25.5kmを履いてました。HANZO Uはどうかな？