MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

2015年、今年の福岡国際マラソンは超楽しみ。

2015-10-28 | レース観戦・応援
 今年の福岡の招待選手が発表された。こんなたワクワクするレースはめったにない。個人的にはまず川内優輝の参戦。それから、これまた私にとってとても思い入れの強い選手であるパトリック・マカウがディフェンディングチャンピオンとして今年も出場してくれること、そしてさらに現世界記録保持者デニス・キメットまでが登場する。大げさに言えば夢のようなレース!
 一番のポイントは、このケニアの英雄二人と同じレースを、しかもリオ五輪の選考レースでもあるこの福岡で川内が一緒に走るという点である。
 バトオチルには申し訳ないが、今回は川内はバトオチルを相手にしている暇はない。実力的にはケニアのこの二人と川内の差はかなり大きいというのが一般的な評価だろうけど、あえてラグビーワールドカップを持ち出したくなるくらい川内には期待したい。とにかくこの二人に死ぬ気で食いついて行って、バトオチルは置き去りにしてほしい。
 ああ、待ち遠しくて仕方がない。2015年12月6日(日)12:10号砲が鳴る。

福岡国際マラソン 公式HPはこちら
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キャラメルボックス 「水平線の歩き方」を観て

2015-10-26 | ランニング以外のスポーツ


 芝居なんて観るのはいつ以来か思い出せないほど久しぶりだけど、キャラメルボックスが人気の劇団だってのは(いまもそうなのかはよく知らないが)、特に芝居好きというわけでもない(かといって関心がないわけでもないが、まあ縁があまりなかったってことだ)わたしでも知っている。ちなみに上川隆也が昔所属していたらしい)。

 このブログのつながりとしては、主人公がラグビー選手--実にタイムリー--というところで、めったに観ない芝居について多少の感想を残しておくことにした。

 新作というわけではなくて、「再演」ということだけど、一言でいえば「良質なエンターテイメント」ということに尽きる。笑いあり、涙あり。1時間ばかりの短い芝居ではあるが、観客を飽きさせることはない。それなりに楽しい時間だった。

 あえて言うなら、新鮮味には乏しい。新しい実験があるわけでもない。手慣れた芝居をよく訓練された役者・スタッフがきちんと作り上げていて、文句はない。今や、日本の国のメンタリティの定番中の定番となりつつある「あきらめない」気持ちがテーマの一つであり、「絆」に代表される「一人では生きられない」がまた別のテーマでもある。震災以前の2008年に上演されているので、近年のこうしたストリームに乗って創られたわけではない。

 若い人たちがこうした芝居を観る--実際、中高生が多く観に来ていた--のはとてもいい刺激になると思うし、こういう劇団が存在しつつづけてほしいと思う。きっと、経営は、彼らのように名の知れた劇団でも大変だろうと推察するけど、彼らのような存在さえ守れないような国には未来がない気がする。

 感想に戻ろう。十分楽しい時間を過ごせたが、驚きや発見、戸惑いや疑問は起きなかった。悪くない。けれども、いささか手応えに欠ける。

 技術的なところでは、役者の顔の方向によっては幾分声が不明瞭で聞き取りにくいところがあった。それから、大垣市民会館という1400人ほど入るホールの中央やや左より、真ん中より少し後ろの席だったが、小さなホールだから舞台まで十分な近さだと思っていた。しかし、役者の顔や表情をはっきり見て取れなかった。少し残念。客は8割くらいは入っていたと思う。

 このあと、10/28豊橋、10/31岡山と上演の予定とのことなので、芝居好きの方、久しぶりの方、初めての方、ラグビーワールドカップで盛り上がったにわかラグビーファンの方、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

詳しくはキャラメルボックスの公式HPでご確認を。こちら

『水平線の歩き方』2008年版ダイジェストムービー
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ラグビーワールドカップ 

2015-10-12 | ランニング以外のスポーツ
 日本対アメリカは28-18で日本が勝利。予選リーグ3勝目をあげたが、予選敗退となった。他のグループも含めて対戦表を見ると、日本対南アフリカを除くと、勝ち負けはきれいに対角線上の上下に分かれている。
 そう、ラグビーくらい実力どおりの結果となるスポーツはないと私は思う。というかそれは本当のことなのだ。だから3勝して決勝リーグに進めないことは過去になかった。ただ、一方で今回の予選の結果を見ると、単なる3勝でボーナスポイントゼロというチームも日本以外にはなくて、決勝リーグに進むにはトライの数を増やすか、負けても1トライ1ゴール以内の接戦である必要があるわけで、やっぱりもうワンランク実力を引き上げないといけないということにはなるんだろう。

 とはいえ、今回の結果はもちろん、日本の戦いぶりは長年のラグビーファンには驚き以外の何物でもなかった。一番はスクラム。低いスクラムとかバインドを強くして巨漢フォワードに対抗するなんてことは、ずっと言われてたし、相応の努力を積んできたのも間違いないと思うけど、少なくともこれまでまったく歯が立たなかったわけで、信憑性がなくなっていた。ワールドクラスのチームを相手にドライビングモールで日本がトライを取るなんて--しかもあの南アフリカからトライを奪うなんて--まさしく夢のような出来事だった。
 ところがエディーHCはできると信じて疑わなかった。スクラム担当のマルク・ダルマゾコーチやFW担当のスティーブ・ボーズウィックコーチなど世界の一流コーチを招聘、年間120日という合宿で4時おきでの4部錬!をこなしたと聞く(細かな数字は記憶によるので間違ってるかもしれません)。今までできなかったのに今回できたのは、なぜか? 大事なのは、それをやれば「必ずできる(勝てる)」と選手に信じこませたことだと思う。そして結果が伴った。それにしてもすさまじい練習がなくてはこの結果は得られなかったと思う。「世界一練習してきた」、みんなそう言ってた。練習すれば必ずできるわけでも、必ず勝てるわけでもないけど、ベストを尽くしてないとチャンスはやってこない。もっと言えばやれる以上のことはできない。それでだめだとして後何ができるのか? それを心から言うためには常に自問自答しなくてはならないだろう。

「俺たちは本当にできる限りを尽くしているか?」と。 

 今回のメンバーは誰もが「YES」と答えるだろう。

 それからもうひとつ。多くの人が指摘しているが、わたしも外国人(もしくは外国出身)選手のすべてが君が代を歌っていたのには感動と驚きを覚えた。リーチ・マイケル主将によれば「ただ言葉を覚えてるだけじゃだめ。意味を理解して歌わないと」。そして毎日のように君が代斉唱の練習もしたのだという。彼らはもう日本人以上に日本人だ。日本の(ラグビー)のために戦っている。そこに大きな誇りを感じながら。個人的には学校などで無理やり国家を歌わせるのには反対だが、自らの意思で歌う分には何の文句もない。今回のチームを見ていて思い出したのは、もっともよき時代の大学ラグビーである。熱かった、少なくともラグビーに対して純粋だった(見るほうも)、美しいと思えた、あのころのラグビー。

 今大会の日本代表の戦いぶりくらい、「あきらめずにやり続ければできるんだ」と思わせてくれた出来事はなかった気がする。そのくらい奇跡的な3つの勝利だった。代表の皆さん、スタッフ、関係者の皆さん、おめでとうございました。
 今回の奇跡的な活躍がなかったら2019の日本開催のワールドカップがどうなってたかと想像するとぞっとする。観客もまばらな会場、それはありえないことではなかったろう。でもこれで、状況は大きく変わったに違いない。
 ラグビーファンとしては、いろんな試合がもう少し盛り上がってくれると本当にうれしい。ビール飲みながら秩父宮で見る大学ラグビーなんて、ほんと最高なんだから。

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