MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

ゲルカヤノ20 セカンド・インプレッション

2014-11-29 | ランニング・ギア
 ちょこちょこインプレッションを書くのもどうかと思わないでもないのだが、すぐに忘れてしまうので書いておこう。
 3回目は10㎞余り走った。右足親指の付根を中心とする甲から横の痛みがまだ残る中だった。

 一番書いておきたかったのは、やっぱりホールド性にやや難があるのではないかということ。それは予想外の足入れ感の浅さと関係がありそうだ。某専門家の指摘する踵のタイトさ不足も多少なりとある気がする。
 初カヤノなので以前のバージョンと比較できないが、カヤノというシューズに抱いていた印象とは、この点は少し違和感がある。

 今回思ったのは自分の走り方、あるいはこのシューズのアイデンティティが自分の走り方や練習方法とマッチしていないのかもしれないということ。
 わたしはフォアフットからフラットな着地を目指しているが、長距離(または超長距離)向けのこの靴ではヒールストライクで走るランナー向けの靴作りということがあるのかもしれない。だとするとラストのカーブが強めの靴底と矛盾するけれど。
 あるいは、無用なスピードを出し過ぎないように、走りづらさを演出しているのかもしれない(?)。
 紐のむすび加減を履くたびに調整したせいか、初めて履いた時ほどの走りにくさは感じなくなったが、それでもなお靴を引きあげるのに必要以上に力が必要な感じがある。

 ただし、足入れ感の快適さとクッショニング(つま先についても)の出来は最高で、その点全くストレスがない。歩くのならこれは最高のシューズかもしれない。

 もともとこの靴に期待していた役割は、「長距離をゆっくり走る」「長時間のジョグやランジャニ(マラニック)」に適した靴なので、目的にあっているのかもしれないが、普段の練習だと、スピードには変化がつくので、早めのスピードに移行したときにとりわけ違和感が大きくなるのは、このシューズの成り立ちからして当然と言えるのかもしれない。
 ランジャニ(マラニック)に使ったことはまだないけど、スロージョグで観光ランしながら時折り歩くようなシーンではばっちりかもしれない。
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錦織のジョグフォーム

2014-11-26 | 走らずに考えたこと
ジャックス TV-CM「僕はここにいる」篇 30秒


 前に香川のジョグフォームについて書いたことがあるけど、今度はテニスの錦織圭。
 彼のジョグフォームも素晴らしい。ただ、下り坂ということもあってかスピードに乗り過ぎていて、かなりぴょんぴょん跳ねてる感はある。ジョグにしては速すぎると思う(たぶん)。テニス選手らしいといえばらしい。
 体幹の強さが見てとれる。やっぱり胸を張り、腕を強く後ろに引いている。シャープな動きはさすが。二軸走法だ。

 横から撮った映像のほうが走り方を見やすいけれど、子供を追い抜いて行くこの映像は60秒編、15秒編には納められておらず、唯一この30秒編でのみ見ることができる。


 ちなみに、メイキング映像だと履いてる靴がよく見える。adidasのブースト。ブースフォームがたっぷりあるのでエナジーブーストかな。わたしも試し履きしたことがある。フワフワした感触で反発力があるとも言えるんだろうけど、クッショニングが強すぎて走りにくさのほうが気になり購入を控えた。店員の説明では長い距離を走るシューズとしては今一番のお勧めだそうだが。

ジャックス TV-CM「僕はここにいる」篇、「想像力で未来は」篇 メイキング
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「はやぶさ」とマラソンに共通すること

2014-11-26 | 発言Clip
ゆっくりでも、止まらなければ、けっこう進む

 by 國中均 はやぶさ2プロジェクトマネージャー、宇宙工学者


 NHKの「プロフェッショナル ~仕事の流儀~」で見て、「まさに。マラソンとおんなじだ」と思った。

 はやぶさは2003年5月9日13時29分25秒に打ち上げられ、2005年11月20日、26日の2度にわたって小惑星イトカワに軟着陸。2013年6月13日22時51分地球の大気圏に再突入。見事にイトカワからサンプルを持ち帰ることに成功した。
 國中さんの名前はこのプロジェクトの話題の中であまり表に出てきていないが、彼なしではこの歴史的な性向がなしえなかったことを番組で知った。実は他の誰も知らない仕掛けをはやぶさに仕組んでいて、絶体絶命のピンチにその仕掛けを使って窮地を救ったエピソードがこの番組内で語られている。
 全行程およそ60億kmを7年1カ月(2592日)かけて無事帰還。

 単純計算してみると、60億km÷2592日は時速に換算すると約96450km/h。全然遅くない!


こちらのサイトに番組がアップされてました。
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ゲルカヤノ20。ファーストインプレッション。

2014-11-25 | ランニング・ギア


世界のフラッグシップ

 ゲルカヤノといえばランニングのトレーニングシューズとして、またウルトラマラソンなど超長距離用のシューズとして、日本、いや世界のランニングシューズの最高峰モデルといってもいいんじゃないかという認識を持っていた。
 そのゲルカヤノを初めて手に入れ、多少まとまった距離を走った。まだ1回だけなのでこのインプレッションがすべて正しいかどうかわからないけど、感じたところを記しておきたい。

 個人的には、数年前に一度ショップで試し履きした時の印象がとても強く残っていた。すなわち、その足入れ感の気持ちよさだ。これは、大袈裟じゃなく衝撃的だった。「なんだ、この靴!」そういう感じ。

20周年記念モデルへの評判

 ところが、初めて履く直前に、「ゲルカヤノ20はレースならOKだが、軽さのためにヒールカウンターをなくしてしまったこととカーブラストの採用によりトレーニングシューズとしては中途半端になってしまった。日本ではゲルカヤノはトレーニングシューズとして販売されてきたのに。」というような趣旨のコメントを目にした。ランニングシューズの評価では一目置いているある専門家のものだったので、ちょっと驚いた。





 あのゲルカヤノだ。しかも20周年記念モデルである。一気にそれほど評価を落とすというようなことを全く想定していなかった。





 いささかショックだった。今回走っていても、どうもそのコメントが頭にあって、正直、走っていても「これでトレーニング効果がきちっと見込めないんじゃなあ・・・」と損したような気分になってしまった。
 そんなネガティブな評価を一掃するほどの履き心地なら、もちろんそんなことは気にならなかったはずだが・・・

実際に走ってみて感じたこと

 ショップで試し履きしてから購入したのでサイズ感やスムーズすぎる足入れ感、包み込むようなホールド感に間違いはなかった。長い方の足のサイズと同じ25.5cm。午後購入したのだが、ジャストサイズ。オーダーメイドのようにぴったりフィットした。
 ちょっとした違和感は足入れ感が少し浅いと思ったことくらい。特にネガティブな印象ではない。

 走りだしのゆっくり走っている間は感じなかったが、5'30/㎞くらいでペースランをしているうちに幾分「?」という感じが強くなった。
 走っていてなんだか疲れるのだ。靴の反発力を感じない。極端な言い方をすればスリッパか何か履いてるような感じ。だから走っているのに思ったほど前に進んでいる感じがしなくて、そのギャップが疲れを生む。実際、余分に脚に力を入れなくてはならない。
 同時に、先の評価で言ってる意味が走ってみて初めて分かった。中足部、前足部のホールド感に比べて踵のホールドが確かに甘い気がする。
 この辺りの感じは、靴ひもの締め方とも関係する。初めて履いたのでうまく調整できていない可能性がある。10㎞ペースランのあと、坐って前足部からすべてひもを締め直した。ベストの状態から多少緩みがあった。
 その後2㎞ほど走った。ひもを締め直した後は少し踵のホールド感もアップして、全体的なフィット感もよくなった気はしたが、推進力をあまり感じない点はそれほど変わらない印象のままだった。

レース向きか練習向きか

 先の専門家の意見は、「レース用ならOKかもしれないがトレーニングには不向き」ということだった。しかし、この靴でレースに出るのは自分としてはあまり気が進まない。上述の通り、スピードを出すのに必要以上にパワーがいると感じたからだ。10㎞ペースランのラスト2㎞は意識的にスピードを上げて5'30⇒5'00にしてみたが、思うようにスピードを上げられなかった。
 逆にトレーニング用ならありかもしれないと思う。故障につながる可能性もあるのかもしれないが「疲れる」というのは普段使わない筋肉を使うからで、ということはトレーニング効果があるということではないだろうか。
 ただ、そのランはあまり楽しくはない気がする。

坂道でのインプレッション

 その後、マイコースの1つ「池田ふれあい街道」を走ってみた。けっこう激しいアップダウンが続く舗装路。1度目に比べて違和感は少なかったが、全くないというわけではないので、やはり踵部のホールド性の問題なのか(関係ある気はする)、他にもワケがあるのか、素人に判断できない。
 坂道ということもあるのではないか。登りはどっちにしても脚をつ使わないわけにいかないし、下りは下りで、足を使う必要がない。つまり、上述のこの靴の特徴に影響しない。故に違和感はあまり感じないし、足入れ感のスムーズさやクッション性のよさが際立つことになる。
 特に下りで突っ込んだ時の前足部の安心感はすごい。つま先は痛くならない。すばらしい。

 まだ2回しか履いていないので、これから何度か走ってみて改めて評価しようと思う。

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ランと痛み

2014-11-24 | 走りながら考えたこと
 このところ痛みを抱えながら走っているので、「痛くても走る」「どのくらいの痛みなら我慢して走るか」というようなことを考えていた。
 一番の基本としては「痛いなら走らない」ってことだと思うんだけど、ランナーには「痛くても走りたい」「痛みをこらえて走らねばならない」時というものが、確かにある。
 理屈には合っていない。そんなことはわかっている。だから医者も半ばあきれる。

 とはいえ、我慢できる痛みの限界というものはある。押して走れる痛みなら大したことはない、ということもできるけど、痛みというのはかなり個人的な感覚なので、ある人にとって我慢できない痛みでも、また別の人にとっては「まだまだ我慢できる」という場合もありそうだ。
 痛みはもちろん障害の程度と密接に関係があるから、「程度」の判断を見誤るとこじらせて当分走れないような事態にもなりかねない。
 薬や道具で痛みを抑えることのリスクもそこにある。

 「痛み」で思いだすのは、もうどうにもならないほど痛くて歩くしかなかった(そう信じていた)えちご・くびき野100kmマラソンのことだ。
 レース最終盤、あるランナーが仲間のランナーに「俺だって膝が痛くて痛くてもう走れないくらいなんだよ」と仲間を励ますためか自分を鼓舞するためか話しかけているのが聴こえた。外目からは全く痛みなどなく走っているようにしか見えなかったのでとても意外だった。
 「この人の痛みは自分の痛みと同じくらいだろうか?」と考えるとともに「ひょっとしたら、多くのランナーが、今の自分くらいの痛みでもこらえて走っているのかもしれない」と思った。
 そして、今の自分の痛みくらいで「痛くて走れない」なんて言ってるのは、多くのランナーから見ると「ちゃんちゃらおかしい」と言われるのかもしれないなと考えたのを覚えている。

 たとえばお産の痛みについて「男の人だったらきっと我慢できないわよ」なんて、男の我慢がだらしない証のように言う女性がいるけれど、お産(に限らないけど)のように我慢するもしないも自分でどうしようもない痛みと違って、走るのをやめて歩くとか止まるとかすれば、ランニングの痛みはなくならないにしても大幅に軽減するケースが多い。
 極端に言えば、痛みは自分の意志でコントロール可能なのだ。ただし、走るのをやめねばならない。ランナー以外の人にとっては意味がわからない選択肢なんだろうな。
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