MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

第1回「おおがきハーフマラソン2016」完走しました。

2016-12-31 | 参加マラソン大会
 来る12月11日、昨年まで開催されていた11月の水都おおがきハーフマラソンと新春3日開催のおおがき新春マラソン(10km)を統合する形で今回おおがきハーフマラソンが開催された。どうでもいいが、公式HPでもおおがきマラソンとおおがきハーフマラソンと、二つの名称が混在して使われており、こういう基本的なところもしっかりしてほしい。

 以前の大会にはそれぞれ何度か参加していた。
 ハーフの方は沿道の応援がひょっとしたら日本一くらい少なくて「体育系」の大会などとも表されていた。コースも地味だけど走りやすい平坦なコースで(ただ伊吹おろしはきつい)、いびがわマラソンの2週間前くらいに開催されることからいびがわ出場者のトレーニングに最適な大会とされていた。
 新春マラソンの方は、千葉ちゃんをゲストに商店街の目抜き通りをメイン会場に、時節柄も手伝って大勢の人で賑わった。距離も2009年第1回開催時は中途半端な5.2km、翌年は7.5km、その後5kmになったり一定せず、まあなんというかお祭りか商店街のちょっとしたイベントのようなノリだった。確か昨年から10kmになったんじゃなかろうか。
 折角なんだから、せめてハーフ、できればフル開催をという声は少なからず出てたんじゃないかと思う。

 そして今年新春マラソンの雰囲気を色濃く残しながら距離をハーフにして生まれ変わった。地元の私としては正直不安の方が強かった。何せエントリー枠が5000人。いつまで経っても満杯にならず、大幅定員割れじゃないかと思ってたら、なんとか定員に達した。5000人と言えば大垣周辺の人だけってわけはないので「さて、ちゃんとしたオモテナシができるだろうか?」という心配がよぎる。昨年までのハーフみたいに沿道に人がほとんどいないと言うようなことになったら、もう誰もやってきてはくれないな。これはマラソンの評判を落とすにとどまらない。大垣市の姿勢と責任感が問われる、ということを果たして運営サイドはどれくらい意識しているだろうか?

 前日の受付で、事前にわたすものをセットしてなくてその場で1つずつ箱から取り出したり、それらを入れる袋なりがなかったり。空いてたから良かったけど大丈夫か?私は近いからいいけど、荷物をたくさん持って受付にやってきたランナーはバラバラにわたされた書類やゼッケンやタグを持つのが大変だろうな。会場回りにコレといった案内もなくみんなうまく見つけられるだろうか?
 明日の運営もこの延長だとすれば・・・

曇り空。最高に快適なスタートまでの時間。ただし地元民のみだったようで・・・

 スタート地点まで歩いて行けるというこの大会だけに許されたメリットを最大に利用。着替えはもちろんトイレも自宅で済ませ、ウエアにロングダウンコートを着て出かける。10分前までに指定されたブロックに並べば良いと言うことでぎりぎりまでアップを行いスタート直前に家人にコートを預ける。けっこう寒かったけど実に快適。







 細かなところはともかく景色、ロケーションともぎふ清流マラソン並の素晴らしいコース。

 5000人ということでスタートからしばらくは思うように走れないが気にしない。左足の痛みもあるし(朝ロキソニンを飲んだ)、足の様子を見ながら、まずは歩かず完走がいつも通りの目標。ハーフで歩いたことはさすがに一度もない。2度目のハーフ、関シティで突然の膝の激しい痛みで全く動けなくなったことが一度だけある。
 今回は密かに1時間45分切りを頭に置いてはいた。というのも初ハーフが7年前の犬山での1時間44分26秒で、1時間45分はキロ5ペースであり、いずれにしても私にとって1つの指標になっているからだ。

 大垣城前をスタートして墨俣の一夜城まで行き折り返すように大垣城に戻る。途中、市内の名所を巡るコースだが、昨年までと違い市街地の主要道路を走る区間が多く、コース設定には苦労されたと思う。都市型マラソンは便利だけど、道路を長時間閉鎖しなければならず、地元市民や企業の理解・協力が欠かせない。フルのコースは閉鎖時間が長くなるから簡単にはいかない。

心のこもった沿道の応援と「いびがわ」ばりの長いハイタッチ

 コースは市街地から郊外へ。沿道の応援は少し減ったとはいえほぼどこにもいてくれていささか驚いた。事前に100年も前からコース沿いで商売をしている地元の方に話を聞いたけど、特に主催者からの何の案内も協力依頼もなかったそうだ。やっぱり応援は期待できないか、と思っていたのだ。しかし、けっこうみんな楽しそうに応援してくれている。子供からお年寄りまで。道端で、自宅前で。楽しんでいてくれてる様子がうれしい。

 5kmくらいだろうか、旧揖斐川橋梁を通過。まあ一見ただの古い鉄製の橋だが、歴史的な価値があるらしく重要文化財に指定されている。この橋を渡るために土手へ上がるのが1つめの急坂となる。

 最初の給水ポイントが知る人ぞ知る、というかTV番組か何かをきっかけにちょっとしたブームになった縁結びの神をまつる結神社。5.9km地点。ここから墨俣城前まで約3km。まわりはほぼ田圃で、コース沿いで野焼きをしている方がいて、自分も煙の匂いが少し気になったが風向きによっては苦しくなったかもしれない。協力を頼んでなかったのかどうなのか。この墨俣一夜城付近の川沿いはは桜並木で春ならすばらしい景色に違いない。

 墨俣城の入り口、秀吉出世橋からすぐ南下するのだが、ここがまた5月にはあじさいの名所なのだ。年に何回も開催するわけにも行かないだろうが、季節ごとに楽しみの多いコースではある。
 あじさいは咲いてなかったが、子供達がハイタッチを待ってくれていた。いびがわ名物だけど、このおおがきハーフのハイタッチもなかなかだった。このあと市街地に戻って大垣東小中学校前近く、興文小前でもハイタッチを待つ子供達の長い列があった。もちろん全部ハイタッチしましたよ。こういうのは多少タイムロスしても楽しまないと。しかも、必ずしもタイムロスではなくて、元気をもらってアドレナリンが出てスピードが増したりする。

 2つめの坂が大垣城へ戻る途中13~14kmあたり、揖斐川を渡る大安大橋。こちらは近代的な橋で、このあたりから、望む西の山々---池田山、伊吹山、関ヶ原、養老山、多度山を経て伊勢湾近くに山の端が落ちるまで壮大なパノラマを一望できる。これはなかなかの圧巻。気持ちいい。

足の痛みをこらえ目標達成

 足の痛みは和らぐこともなく、靴の中でアッパーに甲の同じところが当たらないように時々指を動かしながら走った。今日のお供も、一端退役させたスカイセンサー。ほんと、この靴が私にとっては最高に走りやすい靴である。
 坂の上り下りはほぼ、先述の2カ所のみで、そのときだけペースが落ちたけれど、ほぼキロ5ペースを維持していた。距離表示が5kmごとと、昨年までと同じ運用で、当然今回不評を買った。ただ、ここでタイムを読み上げてくれていたのは個人的には大いに刺激になって、10kmからずっと目標の1時間45分ペースから2分遅れであることを認識しており、意外とスタートまで時間がかかったことから、ラストで頑張ったら、ひょっとしたらネットで1時間45分を切れるんじゃないかと思って少しだけ力をためていた。

 15km付近から道路の下をくぐるところは非常に道幅が狭く、3人横には並べなさそうだ。苦肉のコース設定であることをうかがわせる。このあと北へ向かいソフトピアを目指すのだが、この幹線道路は完全に通行止めにすることはできなかったようで、コーンを置いて1車線だけを走路としていて、やはり狭いうえ、結構な交通量なので、怖いという人もいたようだ。警察がしっかりコントロールしてくれていたし個人的には危険を感じるようなことはなかったが、昨今、車が誤って人の列につっこむといった事故も多いので心配の声が上がるのもわからなくはない。
 ソフトピアまで行かず手前で左折して一部規制のコースは終わり、以前全日本実業団女子駅伝のコースだった道路へ。2010年まで28年間岐阜女子駅伝と呼ばれ日本のトップ選手の走りを間近で見られる貴重な機会だった。総合体育館前は6区間のうちの第4中継所としてたすき渡しをする場所になっていた。市街地には本当に多くの声援があふれていて、有名な大会にも負けない素晴らしい雰囲気だった。

 市街地に入ると、いくつか「ここを走るのか」と思うような狭い道や小さく急な曲がりなどもいくつかあり、その最たるものはおそらく20km地点の「奥の細道結びの地記念館の駐車場を使った曲がりくねったコースで、近年一押しのこの記念館をどうしてもコースに入れたい気持ちはわかるが、案の定ランナーのひんしゅくを買うことになった。ここはさすがに他の大会では見たこともないようなレイアウトだった。
 ただ、このあたりも記念館だけじゃなくて、水門川沿いの桜と住吉灯台(芭蕉がここで船に乗って三重に下った)がなんとも情緒のある美しい空間を作り出してもいる観光名所でもある。折り返しになっていてランナー同士がすれ違う。



 残り1km余り。わたしもスパートを掛けた。20~21kmは4'43と最速ラップだった。例によってあとちょっとだというのに、なかなかゴールにたどり着かない。さらに存在感のないゴールゲートでゴールラインがわかりにくく(ここもひんしゅくを買った)最後の最後少しひょしぬけだった。
 ああ、でもなんだか、概ね想像以上の素晴らしいコースと思いも寄らない心のこもった応援の連続に、感動してしまっていた。タイムもネットで5秒、1時間45分を上回った。

 走後はぜんざいをいただき、身体も温まったとはいえ、濡れたウエアはちょっと寒いし、何より足が痛くて、次々やってくるランナーを見やりながら早々に自宅に戻った。
 「ガッキー」ではなく(残念ながら)、今日はガッキー並の人気だった「オガッキー(おがっきい)」と記念写真を撮った。本当は家人も一緒に映ったのだが、恥ずかしがり屋のためプロフィール写真にとどめておくことにした。




大会運営への厳しい評価を糧に来年での改善を

 いくつかは書いたけど、ランネットにたくさんのランナーが厳しくも暖かいコメントを記入してくれた。それを読んで、地元以外のランナーにとっては荷物預かりやトイレなどに大いに不便な大会だったと知った。第1回ということで少し大目に見てもらって、来年以降も継続して参加してもらえるように運営サイドは宝の山でもあるランナーのコメントに真摯に対応してできる限りの改善を施してもらいたい。こんなに素晴らしいところも多いのだから。市民のみなさんの応援もいただけることがわかったのだし、これはしっかりとした大会にして市民のコミュニケーションと大垣市のPRの重要なイベントに育てて欲しいと思う。



 最後になりますが、今年もこのブログを訪れていただいた皆さんに感謝申し上げます。
 来年が、今年よりはいい年になりますように。皆様のご多幸をお祈りして、今年最後のブログとさせていただきます。
 ありがとうございました。


<おしまい>

 
 
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第2中足骨の痛み。発症からほぼ3週間。

2016-12-30 | ランニング障害・故障
 以下、同じような状況になって悩んでいるランナーがきっと少なからずいると思うので少しでも参考になればと思って書いておく。WEB上であんまりそういう記事がないので。

痛み始めて1か月

 12月11日の「おおがきハーフマラソン」で決定的となった第2中足骨の痛み。走る前から該当箇所に痛みはあったので痛くなってからは1か月近い時間が経過した。走った4日後には、痛む部位が以前よりはっきりしていること、甲が腫れているように見えること、3日を経過しても痛みが弱まらないことなどから整形外科を受診した。レントゲンでは骨折などの以上は認められなかったが触診から第2中足骨のヒビまたは何らかの損傷で完治まで2~3週間との診断。2週間は週3日の超音波治療に通ったが、3週目は風邪を引いたこともあり1日しか行けなかった。目に見える改善もなくて行く手間を考えると(ご存じの通り整形外科はいつだって混んでいる)無理していく気にならなかったということもある。

 3週間経ったが期待したような改善は見られず、2~3週間後再びレントゲンを撮ると骨折の後がはっきりする事も多いと聞き及び、再び診察を受けレントゲンも撮った。レントゲンでは特に異常は見られなかった。しかし、触診で第2中足骨に明確な、しかもけっこう強い痛みがあることから、コレまでの治療の継続となった。

今後どうすべきか

 私としては、運動としてのウォーキングやランニングをどう開始すれば良いのか聞きたかった。結局のところ「歩くのに痛いのに走らない方がいいですよね?」みたいな話しか聞けずいささか期待外れ。

 歩くのが痛かったら(全く歩かないわけにはいかないので)歩くのも最低限にとどめる。普段歩いても痛みがなくなったらエクササイズウォーキングをしてみる。痛かったらやめる。再発の恐れもあるから。エクササイズウォーキングでも痛みがなくなったらゆっくりジョギングしてみてもよい。痛かったらやめる。再発の恐れや慢性化の恐れもあるから。ゆっくりジョギングしても痛くないようなら普通に走ってみても良い。
 身体が硬いことが今回の故障にも関係している可能性があるので、「ストレッチはしてもいいですよ」とのこと。ラン復帰へ向けてもう少し細かな注意や指示をもらえると有り難いのだが、まあ所詮「歩けないんですか」「いや歩くには歩けるんですが」ってな会話ではあり、意識してるかはともかく「歩けるならいいじゃないですか」という気持ちが医者にもあるに違いない。

ランとペット

 これだけマラソン大会も増えたし、マラソン関連のTV番組もずいぶんと多くなった。ランニングはまずまずのブームになっているといっていいと思うけど、日本の社会では未だに「走れない」なんてのはいわば贅沢な悩みとして認知されている。ペットを飼うのに似てるかもなあ。
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2017年の箱根駅伝

2016-12-29 | レース観戦・応援
見所少ない2017年の箱根

 こんなに見所に乏しい箱根も久しぶりな気がする。優勝争いは青山を筆頭に、伊勢路で想定外の2位となった早稲田、ドミニク・ニャイロ有する山梨学院、そしてこの箱根を伝統的に得意とする東洋あたりの争いとみる。
 自分の母校が出ている方を別にすれば、見所はやっぱり、想像を超える激走を見せてくれそうな選手がいるかどうかにかかってくる。たとえば「何人抜き」のようなこともそうだし「区間記録更新」が期待できるような選手がいるのかどうか。

 今年そういう選手が果たして何人いるか考えるとはなはだ心許ない。「学生駅伝のレベルが低い」というようなことを言う人も少なくないが、毎年レベルが低いわけではない。近年でも大迫村山兄弟、鎧坂、宇賀地など1万mで日本歴代トップ10に入るような選手も大勢いる。社会人に行ってからはさっぱりだけど、この5,6年で最も私たちを熱くさせてくれたのは間違いなく東洋の山の神・柏原で、あの4年間の坂登は、同じコースをケニアのトップ選手が走ったらもっと速く走れるのかどうかわからないが、とにかく鬼気迫るものがあったのは確かだし、少なくとも日本人では過去誰もできなかった偉業であり、走りだった。
 柏原のタイムが破られることは当分ないと思っていたら、おととし青山の神野大地がコレを破ってしまった。たった一度だけど、神野もまたものすごいインパクトを我々に与え興奮させた。
 ほかにも、東海・村澤、駒沢・窪田、日体大・服部翔大、青山・出岐、東洋・設楽兄弟などスター選手が山ほどいた。

 今年はどうか? 一番注目されてるのは青学の一色のようだが、その安定感には敬意を表するけれど、少なくとも私には余りぐっと心に響く走りではない。同じく青学の下田も東京マラソンで10代マラソン歴代新記録を達成したことから東京五輪マラソン期待の星などと一時騒がれたが、伸び悩みなのか怪我なのかわからないが、その後精彩がない。そもそも2時間11分34秒というタイムは立派な記録に違いないが、日本代表というレベルで評価するなら大した記録ではない。もちろん期待は大きいけど、それは彼のこれからにかかっている。マスコミはちやほやしすぎだと思う。そして、もちろんマラソンと駅伝の10km、20kmとは要求される能力が全く違う。

 東洋の服部弾馬が最も才能を感じさせるランナーかもしれない。今年出場する選手の中では、そういう選手は彼だけかもしれない。彼のストイックな走りっぷりは観るものを黙らせる力がある。4年生としてこの箱根でのラストラン、強烈なインパクトを残すような走りが観たいものだ。

 全日本では、東海の1年生トリオ、髙田凜太郎、館澤 亨次、鬼塚 翔太への期待が多く聴かれたけれど、館澤が最短区間9.5kmの3区で27'15の記録で区間賞を奪った以外は高田が5区(11.6km)で青山・小野田から22秒遅れの5位、鬼塚が1区(14.6km)で服部弾馬に遅れること35秒の10位。1年生としては立派な成績程度に終わった。距離の長くなる箱根にも彼らが登場してくるのかどうかわからないが(たぶん出るだろうけど)、巻き返しと成長ぶりに期待したい。

されど箱根

 というわけで、先に挙げたここ数年箱根で活躍した馴染みの選手のほとんどは元日の社会人駅伝に登場するわけで、そういう点では箱根以上に期待は大きい。とても楽しみである。

 だが、社会人に行ってぱっとしない箱根ランナーが多いと言うことを抜きにしても、箱根の魅力はやはり他を圧倒するものがある。それはあのなんとも言えない緊迫感だ。まるで高校野球の選手のように、学生達が命がけで走る。命がかかっている鋭さだ。ナイフのように冬の冷たく澄んだ空気を切り裂く。たすきをわたすと同時に倒れ込み動けなくなるたくさんのランナー。作り物ではない汗と涙が交錯する。ほかに比較できる陸上競技大会は、少なくとも日本にはない。
 思いも掛けない心を揺さぶる走りに期待して、今年も観てしまうのは間違いない。
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泣きっ面に蜂。走るのをやめる時は・・・

2016-12-28 | 1日1ラン
 ああ、もう何日走っていないだろう? 日常生活を別にすると17日間ウォーキングもしていない。したくてもできない。故障の状態を確認のために何度かは10mかそこらのジョグを試みてみたりはしたけれど。
 走り始めて8年以上になるがこんなのは本当に初めてだ。
 しかも追い打ちを掛けるように、久しぶりに風邪らしい風邪までひいてしまった。今のところのどの痛み・腫れと倦怠感程度。年末で何かと忙しい時期、なんとかここでとどめたい。

 こんなのがきっかけで、意外と人は走ることをやめてしまうのかもしれないなあ、と思ったりする。

 両方ともスカッ!と治らないものかな。

 
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個人的に選んだ今年のスポーツトピック総括。

2016-12-26 | 走らずに考えたこと
 スポーツ好きなので、今年もさまざまなスポーツを楽しませてもらった。2016年は夏季オリンピックイヤー。日本選手団は過去最高のメダルを獲得した。
 オリンピックで一番印象に残ったのはカヌーの羽根田卓也選手かもしれない。あの涙、それから表彰台での最高の笑顔に感動した。銅メダルがあんなにうれしそうな選手は余り観たことがない。
 凄かったのは体操の内村航平と仲間達。予選鉄棒で内村がまさかの落下。悲願に掲げたこの大会でのの団体金メダルは難しくなったと思ったが、決勝で大逆転。チームワークの素晴らしさがびんびん伝わってきた。そしてもちろん個人総合もも連覇。彼こそが絶対王者に違いない。
 陸上100m×4リレーの男子チーム銀もあり得ないすごさだった。山縣、飯塚、桐生、ケンブリッジ。最高のメンバーだった。それそれ個性が出たベストの走りだった。完璧なバトンパス(実際には細かな失敗もあったらしいが)。終わってからも何度も観たこのレースで思ったのは、アンカーのケンブリッジが、最後の直線でアメリカによく抜かれなかったものだということ。あのケンブリッジの走りも奇跡的だった。

 このオリンピックでは大逆転というのも目立った。まずは、オリンピック4連覇という信じがたい偉業を成し遂げたレスリング・伊調馨。残り数秒で逆転した。これを観ていたという女子バトミントンの高松ペアも最終セット「ああ、もう一点取られたらマッチポイント」というシーンから連続ポイントで大逆転勝利。はらはらドキドキはスポーツを観る楽しさの最たるものでもある。
 全員がメダルを持ち帰った柔道男子。井上監督の涙も印象的だったが、帰国後のTV番組で「当たり前で勝ってると思われてるかもしれないが、1戦1戦すべて紙一重の戦いですよね」と選手達が口を揃えていたのに納得した。そりゃあそうだ。食うか食われるか、相手も必死なのだから。観る方も「柔道なんだから日本が外国選手に負けるはずがない」なんて思うのは根拠のない思い込みと期待感に過ぎないと知るべきだ。

 サッカーはロシアW杯の最終予選。出だしつまずいた日本は苦しい戦いが続いているが正念場は来年の中東でのアウェイ連戦。なんとか予選突破への形を整えつつある。
 それより何より、クラブW杯、最後の日本開催(たぶん)となる今年、開催国枠で出場した鹿島アントラーズが準決勝を3-0で南米チャンピオンを破り決勝進出。柴崎の2ゴールで延長にまで持ち込んだ。延長戦では力尽きた感が大きかったが、まさに「これもサッカー」との意を強くさせられたセルヒオ・ラモスへのイエロー取り消しがなければ勝っていたかもしれないところまでレアル・マドリーを追い込んだ。というかむしろ2-1とした時点では勝ちきらねばならない試合だった。
 解説の岡ちゃんが言ってた通り「10回やれば8、9回は負けるだろうけど、残りの1回をここで出せばいいんですから」ということに違いなく、そういうサッカーを見せてくれて大いに興奮した。

 テニスも錦織のお陰でTV中継が増え大いに楽しませてもらった。ナダルとの激戦の末獲得したオリンピックの銅メダル、ツァーファイナルの準決勝進出など、スーパープレーも堪能させてもらった。来年こそ、グランドスラムでの優勝を期待している。そのためには、一にも二にもサーブのパワーアップが必須だ。女子ではないので、1戦だけならともかく、サーブでのフリーポイントがもう何割か増えないと接戦での勝負所や、トーナメント後半のきつい状況で強敵相手に勝ち抜くことは難しい。

 サッカーと並んで私の好きなスポーツはやはりMLBである。イチローにとってのキャリア後半(50歳まで現役と言っているのだからあえて晩年とは言うまい)である今年はご存じのように通算記録ラッシュ。日米通算世界歴代1位の4257本目の安打、MLB通算3000安打もクリア。徹底がすぎるほどの準備に感服するし「野球が本当に好きなんだなあ」と感じさせてくれる。来年も楽しみだ。もう少し試合に出て欲しいけど、贅沢は言うまい。
 私の大好きな上原浩治も後半故障から復活してセットアッパーではあったが故障前の輝きを取り戻す投球を見せてくれたのはうれしかった。田中将大、岩隈の旧楽天先輩後輩もメジャートップクラスの実力を証明するシーズンだった。
 そして、彼ら以上の話題と期待に胸躍らせてくれたのが大谷翔平。最終的に10勝20本塁打をクリア。日本がアメリカに次ぐハイレベルなリーグであることはアメリカ人も認めているところで(メジャーと3Aの間というのが公平な見方と言って良さそうだ。日本人も納得できる)、そこで記録した成績としては、アメリカ人から観ても「ありえない」となる。
 ピッチャーとしてもバッターとしても1つのタイトルも取れないのだから「成功とはいえない」などという馬鹿な評論家もいるが、現在の評価基準に当てはまらないだけのことだ。誰もがやりたいけどできないことなのである。
 「この活躍で何の表彰もされないのか?」とがっかりしてたが、そこはまともな野球人なら捨て置くはずはなかった。ベストナインのW受賞にリーグMVP。私からしたら当然だと思う。
 早くMLBで大谷を観たい。観たくて仕方がない。
 日本のプロ野球にはずいぶん前からほぼ興味がない私だが、今年は大谷、そしてカープ黒田のお陰で、特に日本シリーズは楽しませてもらった。黒田も成績云々ではなく、まさに選手としての生き方において、ほかに似た選手がいない。引退は残念だが、日本一は最高の終わり方だった。

 バスケ、Bリーグのスタートも話題になったが、私自身数少ない余り興味のないスポーツがバスケ。バスケはたぶん実際にやるのがおもしろいスポーツで観ててもつまらないのだと思う。あとはやはり世界レベルではないということが大きいかもしれない。今回バスケの世界中での競技人口がサッカーを上回りNo.1だと知った。
 それにしても、Jリーグ以降プロリーグのネーミングはもうちょっとなんか工夫してほしいものだ。

 最後にマラソン。男女ともに世界のレベルからは遠く置き去りにされてしまった感があるけれど、タイムはともかく、国内開催レースでなら世界の強豪相手にだって勝負できないとは限らない。
 そう思わせてくれたのが今年の福岡国際マラソンでの川内だった。世界トップクラスのツェガエ、マカウに次ぐ3位だったがレースっぷりは熱かった。この男はまたしても我々を感動させてくれた。後半粘って4位に入った伏兵・園田隼(黒崎播磨)も凄かったが、いかんせんタイムが2時間10分41秒。いくらタイムレースじゃないといっても、やはりサブ10では走ってもらわないと、世界相手のレースで上位に食い込む事は期待できない。今後に期待したい。
 それにしても、川内以外いっこうに若手が出てこないというのはどうしたことなのか?
 
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