ディーン・フジオカをここに採るのは初めて。というか彼の曲はこの1曲しか知らない。多くの人が同じじゃないかと思う。
それにしても、彼を見ていると「天は二物を与えず」という格言がまったくナンセンスである気がしてならなくなってくる。役者としての存在感とインパクト、5カ国語を操るという言語能力、音楽でもベートーヴェンのピアノ・ソナタくらいアンプで軽々と弾いてしまうしギターも(私は余り詳しくないけど)結構な腕前だ。しかも、格好良くて、奥さんは美人、男女双子のお父さんでもある。
この歌はTVアニメ「ユーリ!!! on ICE」のオープニングテーマ曲だそうで、一時的に話題になっていて、私も聴いてみた。一聴して「すごい!」と思った。歌がとてもうまいと思ったわけではないのだが、この曲のコンセプトの大きさが彼の声と彼が醸し出す雰囲気・強さと見事にマッチングしていると思った。聴いてるそばからぞくぞくするような感覚があった。
最初からこの曲はランにぴったりだと思っていたが、しばらく経って、iTunes Storeで手に入れた。
俄然気分が盛り上がる。3拍子でリズムも取りやすくテンポも最近のスロー・ランに合っている。
このアニメ、見たことないのだが、もう放送してないのかな? ロシアの絶対的世界女王メドベージェワが大ファンで、よくこのアニメのことが彼女のツイッターやInstagramに登場することも話題になっている。なんか知らないが日本人として日本の文化をこれほど愛してくれるのがうれしい。
※こちらにディーン・フジオカの曲へのコメントあり。
「History Maker」 DEAN FUJIOKA<TVアニメ「ユーリ!!! on ICE」オープニングテーマ>
中村つよし、という人を実は今でもよく知らなくて、これからググってみようかと思わないでもないんだけれども、だから、当然今回ここに取るのは初めてです。
この曲がわたしのiTunesに登録されていることにも気が付いていなかったのです。というのも、この曲は「誰も知らない泣ける歌 オフィシャル・コンピレーションアルバム」(2009)ってのに入ってて、西田敏行がMCを務めてたテレビ番組で歌われた曲を集めたもので、かならずしもすべてを知っているわけでもなく、実はいくつか聴いてみて、思ってたほどグッと来なかったので、あっという間にきかなくなってしまったというのがホントのところなんです。
けれども、何の気なしに流れてきたこの曲は、思いのほか心にしみて--たそがれ時だったからかもしれません--今改めてかみしめながら歌詞を聞くと、そこには何がしかの真実が混ざっていると思うけど、別に歌にして聞きたいような内容では必ずしもなく(この手の歌詞が実はこのコンピレーションアルバムには多くて、よーく聴くとちょっと気がそがれるものが多いんです)、それでもこの人の声や美しいメロディには、ちょっとほっておけないような魅力があります。
喧騒を避けて、広々とした静かな風景の中をゆったり走りながら、夕日でも目に入ったりしたら--ちょっと泣けてきてしまうかもなあ。
愛のカタチ 中村つよし
秦基博は初めて取り上げる。彼の存在自体はずいぶん前から知っていたけれど、これといった興味は持たなかった。土岐麻子ともコラボレーションしてた。どちらかといえば地味でおとなしい曲が多い印象。悪くはないけど、特に魅かれることもない。
ところが、一旦その魅力に気づくと引力みたいに離れがたくなる。そんな感じのミュージシャンは時々いる。彼もそんな中の一人かもしれない。
この曲は以前にどこかで聴いたことがあるとはわかったけれど、題名も何もわからなかった。でもなかなか印象的な歌詞で「ストライド」とか「ジャンプ」とか「ステップ」なんて言葉にはついつい「なになに」と耳をすませてしまう、ランナー的性分なもので、7回もリピートして聞き直してしまった。
とてもいい。強くてストレートなメッセージも心に響くし、歌い方もインパクトがある。のびやかな歌い方がこう印象だ。なによりジョグペースにぴったり合っていて、聴きながら走っていると快適で時間を忘れてしまう。ぜひレースの前などに聴きたいと思う。
昨年発表された2枚組のベストアルバム「evergreen」のDisc2に収録されているものを聴いている。
evergreen | |
アリオラジャパン | |
アリオラジャパン |
秦 基博 / グッバイ・アイザック from Signed POP TOUR 2013.6.7
グッバイ アイザック 宇宙兄弟ED 高音質
今さらで、いささかこっぱずかしい気はしてますが、まあしかたがない。とてもいいと思ってしまったので。というわけで、今さらながらの福山雅治「家族になろうよ」を今さらながらピックアップします。
福山の曲は「Squall」に続いて、ひさしぶりの2曲目です。実は最近アルバム「HUMAN」をよく聴いていて、想定外にいい曲が多くて感心してます(これも「今さら何言ってんだ」と言われそうですが)。 だから、このあと連続して何曲か入ってきそうです。
この曲で改めて福山雅治の作詞力を見直しました。細かいところまでよく考えて言葉を選んでいるのがよくわかりました。「家族」がらみの歌ってのは年取ってくるとあれこれ蓄積された経験や思い出が無意識のうちに脳を刺激するのか、意外なほどグッときちゃったりします。
この歌も最初は全然気にも留めなかったんですが。感情を揺さぶられるような歌は走りながら聴いてると盛り上がるし歌いたくなります(が、走りながら歌うのは我慢します)。
ギターのアレンジも小細工が利いていて洒落てますよね。
福山雅治 「家族になろうよ」(Full ver.) PV 歌詞入
福山の曲は「Squall」に続いて、ひさしぶりの2曲目です。実は最近アルバム「HUMAN」をよく聴いていて、想定外にいい曲が多くて感心してます(これも「今さら何言ってんだ」と言われそうですが)。 だから、このあと連続して何曲か入ってきそうです。
HUMAN (通常盤) | |
ユニバーサルJ | |
ユニバーサルJ |
この曲で改めて福山雅治の作詞力を見直しました。細かいところまでよく考えて言葉を選んでいるのがよくわかりました。「家族」がらみの歌ってのは年取ってくるとあれこれ蓄積された経験や思い出が無意識のうちに脳を刺激するのか、意外なほどグッときちゃったりします。
この歌も最初は全然気にも留めなかったんですが。感情を揺さぶられるような歌は走りながら聴いてると盛り上がるし歌いたくなります(が、走りながら歌うのは我慢します)。
ギターのアレンジも小細工が利いていて洒落てますよね。
福山雅治 「家族になろうよ」(Full ver.) PV 歌詞入
拓郎はこれで8曲目になるようです。ここで「ともだち」ってのは自分でも意外でした。
アルバムのタイトルチューンになってるくらいだから拓郎的には自信作なんでしょうが、拓郎のキラボシのごとき名曲群の中では地味と言っていい存在じゃないでしょうか。
このアルバムのリリースは1971年6月7日ということなので43年前ということになります。拓郎はやっぱり新しかった。天才です。
夏の終わりの夜、一人で静かなマイコースを走りながらこの曲が流れてきて、大したスピードも出してなかったからか、妙に耳になじんで何度かリピートしました。
この曲を聴くと「バカヤローって言ってほしかった」ってフレーズがいつも耳に残ってたんですが今日もやっぱりそうでした。なんででしょう。
考え事ランに向いてるのかもしれません。
わたしが聴いてるのは2枚組のベストアルバム「吉田拓郎 THE BEST PENNY LANE」(1999)。LPレコードも確か持ってたと思います。
※YouTubeにはカバーしかアップされていないので、坂崎幸之助と拓郎が、この「ともだち」から始めたラジオトークをアップしておきます。「ウエンツが『のでしょう』が面白いと言ってる」という話から、ギターの弾き方で「はねる」「はねない」って話に展開するんですが、とても面白かったです。
ぜひ聴いてみてください。
吉田拓郎の「友達」に現れる所も認める天才ぶり!坂崎幸之助が拓郎の歌詞に意見
アルバムのタイトルチューンになってるくらいだから拓郎的には自信作なんでしょうが、拓郎のキラボシのごとき名曲群の中では地味と言っていい存在じゃないでしょうか。
このアルバムのリリースは1971年6月7日ということなので43年前ということになります。拓郎はやっぱり新しかった。天才です。
夏の終わりの夜、一人で静かなマイコースを走りながらこの曲が流れてきて、大したスピードも出してなかったからか、妙に耳になじんで何度かリピートしました。
この曲を聴くと「バカヤローって言ってほしかった」ってフレーズがいつも耳に残ってたんですが今日もやっぱりそうでした。なんででしょう。
考え事ランに向いてるのかもしれません。
わたしが聴いてるのは2枚組のベストアルバム「吉田拓郎 THE BEST PENNY LANE」(1999)。LPレコードも確か持ってたと思います。
吉田拓郎 THE BEST PENNY LANE | |
フォーライフミュージックエンタテインメント | |
フォーライフミュージックエンタテインメント |
※YouTubeにはカバーしかアップされていないので、坂崎幸之助と拓郎が、この「ともだち」から始めたラジオトークをアップしておきます。「ウエンツが『のでしょう』が面白いと言ってる」という話から、ギターの弾き方で「はねる」「はねない」って話に展開するんですが、とても面白かったです。
ぜひ聴いてみてください。
吉田拓郎の「友達」に現れる所も認める天才ぶり!坂崎幸之助が拓郎の歌詞に意見